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ヘアカットは「髪結い」だった

生まれてから今まで、当たり前のように髪を切ってきたと思います。   

髪を切る心理は十人十色だと思います。

女性が髪を切ると失恋。。。なんて言ったりしますが、私は多分、違うと思っております(笑)

さて、当たり前で行ってきた、髪をカットする行為の歴史は一体、どこまで遡るのでしょう??今日は日本での理容師の歴史を調べてみました!

日本では、古くから「髪結い」が活躍してきました。1200年代の亀山天皇のころ、蒙古襲来の下関において、采女亮(うねめのすけ)という人物が武士の月代(さかやき)を剃って髪結業を行ったのが「床屋」の始まりと言われています。

店には床の間が設えられていたため「床の間のある店」が「床屋」になったのだとか。今でも山口県下関市の亀山八幡宮には「床屋発祥の地」の記念碑があります。

江戸時代まで、日本では男女とも着物を着て髪を結うことが当たり前でした。男性は皆、月代を剃って髷(まげ)を結う、いわゆる「ちょん髷」というヘアスタイルです。女性は既婚の場合には「丸髷」を結っていました。  

その髪形には流行もあったようで、現在でも和装の結婚式で用いられる「文金高島田」という髪型は、江戸時代に花嫁の髪型としてはやったと言われています。『床山』という名前を聞いたことがあるでしょうか。現在は主に力士の髪を結う専門職として知られていますが、古くは歌舞伎役者の髪を結いあげていたことから、舞台や映画などで使用するカツラを作る職業でもあります。 ちなみに、床山は理容師や美容師の免許は必要ないのだそう。


明治維新により、断髪やパーマネントが海外から流入し、理容師は髪を結う仕事から髪を切る仕事にシフトしていくことになります。理容師と美容師の違いは剃刀を使えるかどうかであり、床屋は理容師で、舞妓さんの顔を作っていた化粧師(けわいし)など、ビューティ寄りの立場が美容師だと言えるでしょう。

1947年12月に理容師法が制定され、理容師は国家資格となっています。

現在、理容師になるには2年間の専門学校や3年間の通信教育を受け、国家資格に合格すると国家資格である理容師免許を獲得!

理容師は髭剃りの技術もあるので、本当に貴重な人財です!

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