4月

これまでずっと誰かと音楽をやってきた。
中高では吹奏楽、大学ではバンド。
やろうと思えば社会人でも出来るかもしれないけれど、まあ学生だから出来たんだろうと思う。
私は4月から学生というヴェールを脱ぐ。
そんな私はこれからどうやって音楽と向き合うのだろう。
吹奏楽もバンドも、きっともうやらない。
一人で創る音楽、まあ今までも少しずつやってきたけれど、完全に理解した訳じゃない。
きっと、その日が来ることはないだろう。
私は天才ではないので、一人で完全な音楽を創ることはきっとできないだろう。
きっと、不完全さが残ったままの曲になるんだろう。
それが逆に良いと思っているけれど、そのレベルまで昇華させられるのだろうか。
そんな日は、来るのだろうか。
来ると信じている、きっと。