普段からやっとけば大掃除なんて要らない

はい、ということで年の瀬です。
皆さま肝臓と神経と、お財布の中身を擦り減らしながら師走特有のひと時を過ごしているかと思います。

あるよね、この時期開催される期間限定イベント。
大掃除。
要るかも〜と思って置いていた書類、着るかも〜と思って置いていた服などなど、容赦なく捨てていくイベント。
その悩んだ時間、人生の無駄遣い。
それもまた一興。

ぼくはまだ実家に住んでいて、ぜんぜん出るつもりもなく、「来年から子供部屋おじさんかあ〜。」となんの気無しにクソの役にも立たない大学生活を送っていたんですが、就活を経て、内定を経て、この度会社の寮に強制入寮食らうことが判明しました。ドアトゥドア1時間なのに。しかも4人部屋。とんだ奴隷狩りにあったもんだ。

そんなこんなで、例年よりも気合を入れて大掃除という名の断捨離に力を注いでおる次第です。

過去に付き合っていた人、まあいわゆる元カレ、元カノと呼ばれる人って、皆さんにもいますかね。20年以上生きてりゃ当然ね!いますよね!
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元カノから貰ったもの、捨てるか残すか問題って、文献によると古い時代では平安時代にはもう存在してたらしいですね。まあ嘘なんですけど。酒で頭ぼやかしてんじゃねえぞ野郎どもが。ソースがない情報を信頼するな。年末って振り込め詐欺増えるらしいからな。これも嘘。いや調べてないだけ。ggrks。
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話を戻すと、ぼくは貰った″モノ″に関しては全部捨てるタイプ。
けど″手紙″なんかは、元カノであろうがなかろうが、今まで人から貰った分、全部取っとくタイプです。なんか捨て辛くて。

大掃除になると普段開けない引き出しとか、その中に入ってる箱とか開けちゃうわけですよね。そこにぼくは手紙一式ワッサー入れてるわけです。
多くの人の掃除が進まない理由がこういうのにある。つい読む。教科書に載ってるかのようにみんな読む。

案外人って、自分自身の事はよく理解してないとぼくは考えてて。まあだからこそ悩みはなくならないし、占いっていうビジネスが成立してるんだろうと思うけど。
でも一方で、「他人は自分の鏡」って言葉、的を射てると思うんですよ。
たぶん意味は違ったと思うけど、案外他人を通して自分を見つめた方が、自身の人となりって分かる気がする。過去の手紙を読んでそう思った。

それともう一つ。
ぼくは昔自分のことを、大人ではないけど周りを見る能力とか、空気を読む能力はあると思ってた。
今までの付き合った子って同い年が多いんですけど、我儘だなあって感じるポイントがどの子にも多くて、別れちゃったケースが多い。
たかが数年だけど、ある程度本当の意味でも大人になって、手紙を読み返してみると、向こうの方が幾分大人だなあ、と。ぼくのこと立ててくれてたんだなあと思いました。やっぱり女性ってすごいね。

もうあの頃に戻る事はできないけれど、教訓を活かすことはできる。
もう学生っていう青春を過ごすことはできなくなるだろうけど、思い出として残すことはできる。
日々の目まぐるしさに、ついつい記憶を頭の隅っこに追いやってしまいがちだけど、このインデックスさえあれば、前頭葉の方にスッと引き出してくることもできる。
いい文化ですね、″手紙″って。

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