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今月の9日に22歳になる。
ということはだ、私が6歳から音楽を始め、はや16年が過ぎようとしていることになる。

あまり認知もされていないと思うし、こういうと逆に恥ずかしいので大っ広げには言わないようにしている。
しかし、名前に″学校″という熟語が混ざっているコミュニティに身を置く年月と同じだけ、音楽に携わっていたのだと考えると感慨深いものが込み上げてくる。

6歳から小学校いっぱいの6年間はピアノを習い、中学高校はトロンボーンに勤しんだ。そして大学はギター、ボーカル、さらには指揮者にまで手を伸ばした。

今思うと私は一つのことに集中できない性質なのだと感じる。
鍵盤楽器、管楽器、弦楽器、声楽、そして指揮者。
音楽というマクロな視点では同質のものだが、それぞれ畑がまるで違う。
そして今ではDTM。ついに曲を作る側に回ってしまった。

先ほどの楽器に関して、私はどれかが特筆して人よりも優れている、といえるものはない。巷ではこれを器用貧乏と言うのだろうか。
しかしDTMをするにあたって、点と点同士であったそれぞれの楽器経験が多角的に今の私を支えてくれているような感覚がある。
そういった観点から見ると器用ではあれど貧乏ではない、と少しだけ胸を張れる気がする。

昨年の就職活動において、私は面接官に常々こう申していた。
″スペシャリストよりもゼネラリストになりたい″
漠然とこのような気持ちを抱いていたのだが、今のこの状況がゼネラリストだとするのなら、居心地は悪くない。

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