#妊婦におけるmRNAワクチンのリスクについて 宮沢孝幸先生からの情報提供

 妊婦におけるmRNAワクチンのリスクについて

サイトカインは妊娠維持ホルモンとも言われるものです。ワクチン接種によってサイトカインに異常が起きれば、妊娠維持が困難になる可能性が懸念されます。また、Th1/Th2バランスが崩れると流産につながります。

https://web.archive.org/web/20210711141553/https://www.jaog.or.jp/note/%E5%A6%8A%E5%A8%A0%E7%B6%AD%E6%8C%81%E6%A9%9F%E6%A7%8B-%E6%B5%81%E7%94%A3%E3%81%AB%E9%96%A2%E9%80%A3%E3%81%99%E3%82%8B%E3%83%88%E3%83%94%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9/

2022年3月5日追記:何故かリンクが消されて見えなくなりましたので、アーカイブ表示をします。

スパイク蛋白による血管内皮傷害も、流産のリスクになると考えられます。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC8091897/

 今回のワクチンは、筋肉注射のため血中に流入します。ファイザーの提出資料からそれは明らかです。mRNAは脂質ナノ粒子に包まれており、エクソソームに似た粒子です。脂質ナノ粒子は細胞と融合しやすいため、妊婦がmRNAワクチンを接種すると母体血液と直接接した胎盤に取り込まれ、合胞体性栄養膜細胞に入ります(母体からエクソソームを取り込む現象と同じ現象が起こります)。

 栄養膜細胞にmRNAが取り込まれれば、スパイク蛋白が胎盤で生成されるはずで、胎盤で血管傷害、血栓を生じる可能性は否定できません。

 さらには、mRNAやスパイク蛋白が胎児に移行するかどうかは全く分かっていません。 胎児期後半の胸腺教育の時期に、胎児にスパイク蛋白が流れると、スパイク蛋白を自己蛋白と認識し、生まれてきた子が新型コロナウイルスや類似のコロナウイルスに対して免疫寛容になる可能性は否定できません。生まれてきた子供が、新型コロナウイルスに対して免疫寛容にならないのか、動物実験は実施されていません。 

 コロナウイルスに対する抗体には、中和抗体とともに非中和抗体(ウイルスを中和しない抗体)があります。非中和抗体はコロナウイルスの感染を増強し、病態増悪の原因になります。実際に、重症患者の抗体価が高いことは知られており、抗体はリスクファクターとみなされています。ウイルスが変異すれば、中和抗体が減り非中和抗体が増えます。母親が非中和抗体を産生すれば、それが胎児に移行します。胎児が新型コロナウイルスに感染した時、非中和抗体が残存していれば、重症化する可能性は否めません。妊婦に対するmRNA投与においては、様々なリスクが理論的に考えられます。

 しかし、動物実験も施行されておらず、未知のことが多い状況です。

 以上をご考慮頂き、妊婦に対するリスク・ベネフィットに関して、随時ご検討をお願い致します。

 必要があれば、情報提供のご協力をさせて頂きます。 


京都大学ウイルス・再生医科学研究所ウイルス共進化分野准教授

宮沢 孝幸

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