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第20期大分リーグ決勝戦①



2022年2月6日
世界中で新型コロナウィルスが様々な形へ変異を遂げ急速な感染拡大を侵す中、我ら大分県では震度5を超える天変地異が起こった。

我々を脅かす非日常が襲ってくるなか、予定通りに「第20期大分リーグの決勝戦」を行うことが事前に決定し、これから卓上で始まる激しい闘争を予測して試合会場へ仲間たちと共に足を運んだ。

前回から映像対局をYouTubeで生配信する事に挑戦し始めた大分リーグ決勝戦。

大分県には、まだ対局を映像撮影配信する環境がないため、今回も福岡市にある麻雀stadioフォーラムへ2時間半ほどかけ移動し撮影を行うことになった。

記念すべき1回目の決勝戦で最後まで激戦を繰り広げた、岩村義久、下山哲也の両名がまたこの場所に戻ってきた。

今期は参加者25名。その中でもこの両名が2回連続決勝進出。難しい事を成し遂げる2名の実力がいかに突出しているかという事が証明されたように思える。


予選リーグ1位通過で順調に進出を決めた小林太郎
連盟九州本部のワンデータイトル戦の優勝や準優勝など数々の実績を備えた大分きってのアマ最高峰の打ち手。

予選リーグ7位通過ながら、最終戦で特大トップの強烈な末脚を発揮した庄司俊文。

リーグ戦初参戦でいきなりの決勝進出。

という顔ぶれが揃った配信となった。


起家から下山 岩村 小林 庄司の並び

東1局
初の映像対局の小林、庄司の2名に早めに和了が欲しいところだが、南家の岩村が先制

1300.2600のツモあがりとなり幸先の良いスタート

東2局1本場

流局を挟み小林が平和のみであるが、初あがりで親を迎える

日頃から、Mリーグや連盟の映像対局の観戦もする小林

話題の「風」重視というスタイルをアンケートで答えてくれた打ち手だけに、ここからどう打っていくか?が楽しみな立ち上がりになったが、大きな加点までとはいかず

東3局2本場はこの2人のリーチ合戦に

先制は岩村

すぐに平和のみの聴牌で追いつく下山がタンヤオに役が降り変わりのリーチで岩村からロンあがりとなった。

福岡へ前泊し体を休める事に時間を使い、できる準備をしっかり行い挑んだ決勝戦

プロが1名ということもあり、意地とプライドを見せたいところ

東4局
南家 岩村
前巡に平和のみを聴牌

次巡ドラを持ってきて少考

打点上昇と、対面の九と下家の七の手出しでの判断


五切り 4-7待ち

7ツモ 1000  2000 
4ツモ 2000 3900
7ロン 2600
4ロン 5200

7切り
ツモ 1300 2600
ロン 3900



7切りリーチを選択した岩村

八をツモあがり
今決定戦も順調な滑り出しのように映った。

南2局

大物手一向聴で2者がぶつかり合う

庄司ドラ暗刻の一向聴

ここまで、なかなかチャンス手が来なかった庄司
大分リーグ前日には道場で訓練をする姿が記憶に新しい
ここは何としてもあがりたいところだ


大物手もう1人は下山

配牌がこちら

一向聴の形が下記
(九ポン)

しかしながら、小林が平和のみで躱す

南3局

岩村
7巡目に早くもツモると四暗刻の大物手聴牌

リーチすれば、出あがりハネマンの「リーチ」へ

山に2枚眠る待ちであったが、安全牌に窮した庄司がここから痛恨の放銃


このあがりが決まり手となり1回戦
前回王者岩村の1着スタートで幕を切った

岩村 +26.3
小林 +12.5
下山 △8.3
庄司 △30.5

②へ続く

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