先物・オプション戦略週報 ・・・今週はメジャーSQです!

☆ 日本株式市場

 先週の日本市場は高値を試したものの抜けきれず上値の重さを確認したような展開となった。逆に下値も売り急ぐということでもなく、指数に影響の大きな銘柄などが買い戻しで堅調となったこともあり、底堅さが見られた。日柄調整ということで保ち合いが続いている。

 今週の日本市場は高値圏での保ち合いが継続となるのか、上下どちらかに抜けてトレンドが出てくるのか、が注目される。週末は月初の買いが期待されたものの買い戻し一巡となった日経平均に寄与度の高い銘柄などが売られており、こうした半導体関連銘柄などを中心に買い戻しも交えて買い直されるのかどうかということになる。国産クラウドも久しぶりのテーマ株相場が期待されたが、期待外れとなりそうで、引き続き米国の金利や景気動向に振らされることになるのだろう。

 保ち合いをどちらかにどこかで放れるのだと思うが、週末に先物・オプションのSQ(特別清算指数)算出があり、放れれば放れた方向に大きく動くのではないかと思う。円高を「嫌気する」のか米国の金利低下が円高要因ということで「好感する」のかでも方向感が出るのだろう。さらに中国での肺炎の流行も4年前のパンデミックの始まりを想起させ、香港株が安値更新となったことも懸念材料となりそうだ。とりあえずは日経平均などの指数は保ち合いを前提に考えておき、動いた方に付くということで対処したい。

☆ 一目均衡表 テクニカル分析

・日経平均
 下値は33,200円、上値は33,600円と言う水準での保ち合いが続いている。この保ち合いをどちらに放れるかということになるが、移動平均線からの乖離も大きく、いったん下値を試すようなこともあるのだろう。
 予想レンジ  32,800円~33,800円
 → https://s-pyxis.com/weekly/nk.png

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