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ラジオ番組はじめました ・ 十和田湖にあるもの|03

yamaju letter No.3 | 2019.12.10
トップ画:2019.12 クリスマスムードのyamaju
北奥、十和田湖畔の「yamaju」がお送りする毎月十日にお送りするメディアです。日記のような季節の様子や、お得な情報、催しの構想などをお伝えして行きます。また、広く十和田湖の様子を知ってもらいたいため、無料でnoteに公開しています。
運営 「yamaju」:https://yamaju-laketowada.jp/
1F : コワーキングスペース(平日)、カフェ(土日祝日)
2F : ゲストハウス(4泊以上)

ラジオ番組はじめました

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2019.12.8 快晴冬カヌー

こんにちは、yamajuの恵里です。十和田湖はすっかり真冬となり、0℃以上に気温が上がると「あ、今日は少し暖かいんだな」と思うようになりました。東京の母とはよくLINEで会話をするのですが、東京ではまだ15〜20℃くらいまで気温が上がる日もあると聞いては、同じ日本とは思えないくらい気候に差があることを痛感する日々です。でも、よくよく考えてみたら日本は縦に長い国土なので、そりゃあそれだけの差も出ますよね。自分が北の方にいることを改めて認識しました。

さて、今回は「ラジオ」について書いてみたいと思います。耳だけで情報を得るラジオについて「書く」というのもなんだか面白いですが、11月からラジオ番組を始めました。そう、その名も『えりとわかなの十和田湖に来ちゃった〜』です。既に聴いてくださっている方もいらっしゃるかと思いますが、まだの方はぜひお聴きいただけたら嬉しいです。

この番組は、十和田湖と東京の二拠点生活をしている“わかちゃん”と一緒に考えて喋って録音して、編集(これは私の担当)してお届けしています。月に2回くらいは配信したいと思っていますが、堅苦しく構えるような番組ではないので、緩くても良いから細く長く続けていこうとわかちゃんとは話しています。

内容は毎回各種コーナーを設けてお送りしていますが、なぜだか自然と食べ物の話が多くなる傾向にあります。中でも「私たちただの食いしん坊」というコーナーでは、毎回十和田湖や周辺で味わうことのできる四季折々の食材を取り上げて、いつとれるどんな食材なのか、どういう風に食べると美味しいのかなど、具体的に熱く語っています。前回はセリ鍋についてお話しましたが、「セリ鍋食べたくなった」という感想もいただきました。そんな風に、それが食べたいから十和田湖に行くねと言ってもらえたら本望です。

昔から何か声で伝えるお仕事はやってみたかった、というかラジオパーソナリティに憧れを抱いていたということもあったので、今好き勝手にラジオを作っていられることは本当に楽しいです。大きな夢なんて別にないし、社会に対して自分が役に立っているかなんて問われたら隠れたくなっちゃうけれど、このラジオ番組のように小さなことでもやりたいと思っていたことを自分の手で叶えられたことは、「何歳になってもどんなことでも挑戦すれば良いんだな」と思わせてもらえる一つの経験となりました。

生きていくのはみんな大変で、みんな何かしら悩みや迷い、つまずきがあるものなんだと思います。だって私もそうだから。でも、そんな生活の中に小さな喜びや楽しみ、今度はこんなことをやってみようと思える、そんな種をまいていけたら嬉しいなぁと思っています。本当に小さな成功体験だけど、じっくりと大切に温めていきたいと思います。これからも末永くお付き合いのほどよろしくお願いします。

十和田湖にあるもの

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2019.12.10 日の入り

雪降り始めた十和田湖です。今日は十和田湖の景色についてです。今年は6月にyamajuをオープンしてから、あまり遠出をしていませんでした。そもそも、仙台の家と十和田湖のyamajuの往復自体が最初は遠出・旅をしている感覚でしたが、習慣になると通勤路のようなもので、その感覚はなくなってくるものです。だいたい仙台からの移動は4時間ですが、半年もするとその移動も「長い」という感覚は消えて来ました。そんななか11月下旬に土日のお休みをいただきつつ、色々な所を回って来ました。山形の七日町、長野の善光寺、石川の金沢、新潟の沼垂、長野の佐久、栃木の大谷町などです。半分仕事、半分は休暇のようなものです。色々な場所に行くのは、職業柄やっぱり嬉しく、勉強になります。

そして、久しぶりに戻ってきた十和田湖は、やっぱり美しかったです。雪が一度降った後に、あたたかい日が続き、少し雪解けした日に戻って来ました。そして、夕日が迎えてくれました(写真)。夏の夕日はわりとすっきりした、はっきりとした色味でしたが、今回のは、はじめて見るような淡い色付きの夕日でした。本当に綺麗でした。そこで感じるのは、十和田湖には、都市的なものは何もありません。一方で、今回見て来た場所が失って来たものが、十和田湖には何もかもあるような気がします。それは、簡単に言えば何もない時間であり、身体的、直感的、自然の芸術、信仰が生まれた原点らしいあるがままの景色だと思います。本当に、良い場所でお店を開くことができたなぁと実感しています。より多くの人に共感してもらえるようにつとめていきたいと思います。

最近はその環境を存分に享受できる身体になって頂けるように、お泊まり頂いているお客さんに朝食をリクエストされた際に、デトックスしてもらえるような朝食を提供したいなぁと妄想中です。お米は顔の見える無農薬の物を、添加物の一切ない味噌汁、塩が入りすぎていないお新香、あともう一品を何か提供したいなぁと考えています。何が良いかな……リクエストがあれば是非教えて頂きたいです。直感的には、数年前に山形の庄内で二泊三日で体験した「山伏修行」時の感覚を頼りにしています。修行中は少量のご飯と味噌汁、お新香しか食べていませんでしたが、修行終わりに食べたなおらいの食事は本当に美味しかったです。いわゆる精進料理でしたが、三日間の食事の取り方で味覚が拡張した感じでした。素のままの味ですが、しっかりとその素材の味が伝わって来て、何もかもの味が美味しかったです。そんな風に感じる朝食を出したいなぁと妄想中です(小林徹平)。

yamaju通信 vol.3(改)

yamaju通信 vol.3(改)2


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