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香港街歩き指南 男人街へ

 香港には男人街、女人街と2つの大きな露天市場があります。男人街はジョーダン(佐敦)に、女人街はモンコック(旺角)にあります。まずはじめにジョーダン(佐敦)にある男人街をご案内します。

 九龍半島を南北に走るMTR(地下鉄)荃湾線ジョーダン(佐敦)駅かA出口を出て地上に上がり、ジョーダンロード(佐敦路)を右に歩いて3本目、大きな赤い門があるところが男人街の入り口です。

 男人街は正確には廟街と言います。この入り口から北に約1km行ったところには九龍一大きいと言われる航海の神様を祀る天后廟があります。その門前町として廟街は発展してきました。現在は廟街の最北端と天后廟の間は政府機関の建物が出来てしまっているのでまっすぐ天后廟までは行くことが出来ませんが、どちらか左右の道を通れば天后廟に行くことが出来ます。この政府機関の建物は真ん中に高速道路が走っているのでまるでビルがトンネルのようになっているちょっと面白い構造となっております。

 ちょっと話がづれてしまいました。男人街の話に戻します。男人街はその名の通りもともとは男性向けの商品がメインで販売されておりました。その影響があるのか、今でもオモチャや携帯やパソコン周辺機器、男性向けのDVDなどのお店もありますが、それよりも目につくのは香港に来た外国人が好みそうな香港らしいおみやげを取り揃えた屋台です。ここでは値札といいうものが存在しておりません。すべて価格交渉をしなければ行けません。言葉が出来なくても電卓を叩いて値段を交渉することが出来ますので心配は入りません。

 値段の相場ですが、相手が100と言ってきたらこちらは30くらいから交渉をはじめ、50くらいで落とすのがいいと思います。こんなに値切っていいのかな?とお思いでしょうが、売る側は日本人と見るとかなりふっかけて来ておりますのでこれでもきちんと利益は確保出来てますから心配ご無用です。ただ、別の店で同じものの値段を聞いたら全く違う、なんてことは日常茶飯事なのでその辺りは気をつけて。また買ってしまったものを違う店で値段を聞くのも、買った値段よりもやすかったりすると精神衛生上よろしくないので、自分が払った料金が一番安いはずだと固く心に誓い、改めて値段を聞かないほうが無難です。

 日本とは商習慣が異なる香港の屋台でのショッピング、価格交渉を楽しむような気持ちでトライしてみてはいかがですか?

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