記憶のメカニズムを概説したうえで 「忘れる」ことの日常的な具体例を複数挙げ そのメカニズムを説明せよ。

文末に参考文献を記載してあります。

(書名、著者・編者名、出版社名、発行年月日、全て詳しく記載)

課題名:

記憶のメカニズムを概説したうえで
「忘れる」ことの日常的な具体例を複数挙げ
そのメカニズムを説明せよ。
[1600字]

 覚えること、覚えていること、思い出すことを記憶の仕組みとして、符号化(記銘)、貯蔵(保持)、検索(想起)の三つの段階として分ける。適切な手がかりと思い出す事項を適切な手がかりとともに意味処理、つまり符号化(記銘)して、それを持続的に貯蔵(保持)しておく、そして何かを思い出す時、何らかの手がかりが適切であると検索(想起)しやすい。

 記憶は保持時間の違いから、感覚記憶、短期記憶、長期記憶に分けられる。
 英語の授業で「Repeat after me」と言われ、先生が言った単語、例えば「Apple」を意味もわからず、「Apple」とそのまま反復できるのは、「意味」に変換される前の聴覚刺激をそのまま丸ごと記憶できる感覚記憶があるからである。聴覚の場合は、エコイック・メモリー、模写する場合につかう視覚の感覚記憶の場合は、アイコニックメモリーとよんでいる。

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