狂気の 「香港国家安全維持法」
香港の国家安全維持法に関して、先ほどまたあきれる情報が入ってきた。
林鄭月娥(キャリー・ラム)は国家安全保障委員会と共同で、香港国家安全法 第43条の新たな細則を制定し、本日7月7日より警察/当局に次の権限を与えるとのこと。
1.令状なしでの施設立入
2.活動の制限
3.資産の凍結/没収
4.通信の傍受
5.ISP/プラットフォームへの、国案法を脅かすネット情報の削除請求
このジョシュア氏のツイートにもあるように、なにせこれは香港人だけでなく、外国人にも適用されるものとなっているため、このように海外でこうした記事を書いていても、日本のプロバイダーやここの note株式会社に、削除を要請することがある、ということだろう。
また、これまでの抗議活動の際の「光復香港 時代革命」(香港を取り戻せ、時代の革命だ)というスローガンをも “違法” と宣言されてしまった今、何も書かれていない白い紙を掲げることで、抗議の意思を示すようになっているが、今度はその「白い紙」まで国安法に抵触しているだろうと、香港警察が言い始めているとか。
この調子じゃそのうち、コピー用紙など白い紙を売ることまで禁止されたりして。(苦笑
* * *
1997年の香港返還時にイギリスと交わした50年間の「一国二制度」の約束を、まだ27年も残した現時点でほぼ完全に反故にした中国共産党。
どこかで「これは中共による香港へのDVだ」と書いてあるのを見かけたが、まさしくそのとおりと思う。
今は「してやったり」と思っているのかもしれないが、これではたとえ武漢肺炎(新型コロナ)が完全に落ち着いたとしても、香港に海外からの観光客はほとんど戻ることはないだろう。
現に、オーストラリアも台湾も、この国安法施行を受けて比較的すぐに、今後香港への渡航は極力避けるよう、政府として正式にそれぞれの国民への警告を出している。
日本政府/外務省も、今すぐ同様の注意喚起を日本国民に向けてオフィシャルにアナウンスすべきと思う。
この愚かな法案による、日本人の逮捕者が出てしまう前に・・。
その逮捕者の釈放や減刑を、中共に政治利用されないように・・。
そして私は今日も、このような発信を続ける。
これが今わたしにできる、ジョシュア氏やアグネスちゃんたちへの微力ながらの応援だ。
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