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銘柄サーチ:神戸製鋼所(5406)

注目理由


保有銘柄。最近上昇著しい。

企業の概説

鉄鋼・高炉国内3位。国際ブランド名「KOBELCO」。
鉄鋼アルミ43%、建設機械15%、電力13%、素形材11%、機械7%、エンジン6%、溶接4%など複合経営。素材、機械、電力を3本柱とした安定収益を目指す。自動車軽量化戦略を成長機会と認識。海外売上高比率32%。
中期経営計画では、2020年度からROIC(投資資本から営業利益を生み出す割合)を数値目標、2023年度目標5%、将来的には8%以上が目標。そのためROICと市場成長率の高い事業に重点投資。2023年以降、株主還元引き上げを含め見直し。

投資指標

予想PER:6.43倍 (高値平均5.9倍、安値平均3.1倍)
実績PBR:0.84倍
実績ROE:8.39% (過去10年間 12%~-10%)
自己資本比率:31.8%
予想配当利回り:4.62%

売上高推移

需要次第でムラがある様子。伸びまくっている感じではない。

10期

株価推移

上下幅は極めて大。

月足10年

営業利益

株価の推移は営業利益と相関大。24年3月期の営業利益拡大まで株価に織り込まれている様子。ちなみに、25年3月期はやや低下する模様。

10期

同業他社との比較

規模感的にはこんな感じ。

大手3社

割安さ、ROEはJFEHと同程度。

PER・ROE

所感

前提として、鉄鋼業界は市況に大きく左右されるので、安心して長期保有はしにくい。しかし、市況が良いときの利益の伸び(株価の伸び)は魅力的。
神戸製鋼所は、投資指標としては、割安であり、配当利回りが高いので、一見魅力的に見えるが、鉄鋼業界ではこんなものなので、その点を差し引く必要がある。
定性的な経営の観点では、事業計画も堅実であり、安定収益化、株主還元、SDGsへの取り組みが見られるし、個人的には人材育成や働き方改革に積極性が見られる点が好感される。今後の長期的な成長が期待できそう。

主な情報源
四季報ONLINE:https://shikiho.toyokeizai.net/
マネックス証券(銘柄スカウター):https://www.monex.co.jp/
バフェットコード:https://www.buffett-code.com/

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