根岸ステークス予想

1枠1番　オーロラテソーロ　原
前走、兵庫ゴールドトロフィーではスタートから先頭に立ち逃げる競馬。直線では最内から粘ったが外から差されていき4着。砂の入れ替え後は以前の園田より内が伸びにくい印象なので激しく負けていない分は中央で見直したいが、レベルが上がる今回は着内に残す結果が欲しかった。前々走、東京盃競争では前目中段からの競馬。上位三頭のレベルが抜けており、頭数も少なかったので大きく評価は出来ないが、レッドルゼルに好勝負出来たのは収穫。
クラスターカップでは強敵ダンシングプリンスが大きく出遅れたこともあり、ほぼリュウノユキナとの一騎打ち状態。斤量有利や運に味方された感じが強いので、ここは素直に評価は出来ない。
スタミナ的に1200がベスト。レベルが上がった時に距離延長が課題になりそうなので雨の恩恵が欲しいところ。あとは乗り変わりが不安か。

1枠2番　ヘリオス　武豊
前走、JBCスプリントでは番手からしっかりとダンシングプリンスを追走。最後は差されて3着に終わったものの、確かな持続脚で着を残した。前々走、マイルチャンピオンシップではハナを切って先行し、ゴール前まで粘り2着。0.0秒の僅差だったので悲観する内容ではないが、不良馬場の恩恵が大きかった印象。逃げ有利で前が止まらなかった。
昨年、根岸Ｓでは2着に好走。少し出遅れて4番手からの競馬になったが、先団を見ながらインコースをロスなく回ることが出来た。直線ではコースを切り替え中央から追い込むも、勝ち馬のテイエムサウスダンの伸びが一枚上手で、ゴール前はマークするような形になった。ハイペースで流れたのもあり、後半パワーとスタミナが必要な展開がこの馬にハマった印象。

2枠3番　ホウオウアマゾン　坂井
芝からの初ダート。前走、マイルＣＳでは大敗しているが直線で大きく不利があったので度外視。スワンＳ、安田記念では内から先行して前へ。ともに直線は外伸び傾向で、内に進路を取ったホウオウは外の追い込み馬に対応できなかった。高速馬場適性が高い馬に直線で伸びきられていたが、ホウオウ自身は持続的に良い脚を使えていたのでダート替わりで確かな先行力とパワーを生かせれば。
芝ではパワーを要する条件での好走が目立ち、荒れた馬場をものともしないのを見るとダートでも十分対応できそうなので一変があってもおかしくはない。悩む一頭。

2枠4番　セキフウ　Ｍデム
前走、すばるＳでは最後方からのスタート。直線では最後方の大外に進路を取り一気に追い込み。馬群を抜き去って先頭に迫ったがわずかに届かず3着。タフな馬場で前が止まり、パワーと追い込み優勢な流れの恩恵を受けたが斤量58キロに泣かされたか。
前々走、武蔵野Ｓでは2枠からインを通り前目で競馬。ミドルペースが合わず直線では脚が残っていなかった。今回、勝ち馬のギルデッドミラーやレモンポップがいるので厳しいか。特にレモンポップの存在が大きく、前がそこまで止まらない展開だと間に合わせるのが難しい。
5走前のユニコーンＳはハイペースで流れ、直線前が止まったところを内から馬群をさばき一気に追い込み2着。ハイペースな展開とパワーが必要な馬場がこの馬に向いた感じか。

3枠5番　アドマイヤルプス　内田博オ
前走、武蔵野ステークスでは内前2番手からの追走。直線では伸び脚が残っておらず7着。勝ち馬のギルデッドミラー、2着馬のレモンポップがいる今回は距離短縮とは言え同じ東京では分が悪そう。
前々走グリーンＣでは16枠からのスタート。先行したいこの馬には最悪の枠。スタートから前を取りに上昇していったが、無理に脚を使ってしまったから直線では足が止まってしまった。
武蔵野Ｓ好走組ががハイレベルだったのでここは少し軽視。東京との相性自体は良い。良い枠をゲットして上位争いに食い込めるかどうかと言ったところか。

3枠6番　ギルデッドミラー　三浦
前走、武蔵野Ｓでは後方から差し切り1着。先団好位から逃げるバスラットレオンをレモンポップが追いかけ、そのさらに後ろから追い込み鼻差で1着。ハヤブサナンデクンが伸び悪く壁になったので進路取りに少し時間がかかっていた。
上位が抜けた強さで競馬をしており、ギリギリ差したのを見るとレモンポップとは展開次第で勝ち負けが入れ替わりそう。末脚は確かだが、先団から競馬が出来る分レモンポップのほうが少し有利な印象。

4枠7番　レディバグ　酒井
三か月休養明け。ペルセウスＳでは若干の出遅れで中団からのスタート。直線では少し滑りながら進入。良い脚で4番手まで押し上げたが、勝ち馬のレモンポップがそれ以上の加速で2着馬をも突き放し快勝。
東京1400の勝ちは無いが会場自体は合うので、ハイペースで前がつぶれる展開になれば着内があっても。

4枠8番　テイエムサウスダン　Ｃルメール
前走、JBCスプリントでは7着。先行馬に強力な馬が多いうえ、前が止まらない馬場だったので展開向かず。
前々走、東京盃競走はハイペースで流れ、小頭数だったのもあり直線は楽に抜け出したが、末脚の切れでレッドルゼルに敗れた。
フェブラリーＳは先頭に立ち逃げる形に。最後はカフェファラオに差されたがしっかり逃げ粘った。足抜きが良く逃げ有利の馬場を活かした。全体時計も早い高速馬場だった。
昨年、根岸Ｓでは1着。道中は中段を位置。直線では前が止まった後から加速していき良い脚を使った。そこまで切れがあるタイプではないので、パワーが必要な馬場と展開が向いた印象。
土曜の馬場状態を見てから決めたい。

5枠9番　ベルダーイメル　柴田
前走、ベテルギウスＳでは9着。直線では進路が無く包まれてしまい見せ場が無かった。
福島民友Ｃでは1着。スタートから先団内目をキープし、直線では早め抜け出しから差される前に逃げ切った。
太奏Ｓでは大外から果敢に先頭に立ち逃げて行ったが、直線でギリギリ差されてしまった。しっかり4着を離していたのでハギノアレグリアス、サンライズウルスがシンプルに強かった。
1400の経験は少ないが勢いよく先行していけるので、前が止まらない馬場ならチャンスがあっても。

5枠10番　タガノビューティー　石橋脩
前走、チャンピオンズカップは大敗。後方からのスタートだった。
内伸び馬場で大外を回してしまったので直線で伸びきれなかった。反応自体は良かった印象。
武蔵野Ｓでも後方スタートで、直線に入ってからも進路取りに時間を使いすぎてしまい6着。
タガノビューティーは進路さえ取れればしっかり脚を使ってくれるので、直線でスムーズに立ち回りたい。器用さも末脚もギルデッドミラーが上なので、同じ脚質なだけに先を越されると厳しいか。

6枠11番　ジャスパープリンス　田中勝
前走、カペラＳは中段でスタートし、直線では流れるままゴール。勝ち馬のリメイクが抜けた強さを見せ、この馬を含め大きく突き放されてしまった。東京1400は相性が悪く、ここは厳しそう。

6枠12番　デンコウリジエール　秋山真
前走、ギャラクシーＳでは中段スタート。直線ではジリジリ伸びていき、僅差で差し切り勝ち。
霜月Ｓでは先団をマークし、直線では進路がなかなか開かず伸びきることができなかった。脚を余しているように見えたので同じ東京で見直したいが、切れる脚が無いのと相手のレベルが上がることを考えると厳しいか。

7枠13番　レモンポップ　戸崎
前走、武蔵野Ｓは僅差で2着。
高い先行力と直線での二の足が武器で、東京では先団から上がり最速でほとんど勝利している。
武蔵野Ｓはギルデッドミラーが直線の進路取りで時間を掛けてしまい、その遅れがあってなお差されてしまった。実際、初重賞だったことを考えると絶対的に頭から信用して買えるのかは疑問である。

7枠14番　バトルクライ　川田
前走、すばるＳは中段からの競馬で、直線では良い反応で1着。
どんなレースでも高いレベルでレース出来、良い位置から競馬が出来ればここも好勝負出来そう。

8枠15番　エアアルマス　横山武
前走、カペラＳは出足悪く、最後方からの競馬。本来の競馬が出来ていなかった。前々走、室町Ｓでは3番手からの競馬で1着。ここ以外でも阪神での好走が目立ち、すぐに坂を挟む東京は少し苦しそうな印象。
雨が降って足抜きが良い馬場になること、内枠を引くこと、スムーズに位置取りができるところといくつもの条件が重なってやっと馬券内かなと予想。能力は高いがベスト条件はやっぱり阪神1200。

8枠16番　ケンシンコウ　田辺
前走、ポルックスステークスでは位置を下げて後方からのスタート。内枠だったのもあり包まれて見せ場なく終了。斤量59キロと休み明けが響いたか。前々走、外を回りながらジワジワ位置を上げ直線では良い末脚を見せつけた。内をロスなく回った先団に大きく離されていたため間に合わなかったが、斤量58キロハンデで上がり2位なら直線が伸びたときにどうかと言ったところ。

ちょっと時間が無くてバトルクライがざっくりになりましたが、斤量も有利で期待値は高めでしょう。
若干、時計のかかりそうな馬場だけど、前は止まらなそうなのでレモンポップはしっかり抑えたいところ。メンバー的に直線がごちゃつきそうなので、外から末脚を活かすタイプの馬を買ってもいいのかもしれないですね。
なんにせよ相手探しが難しい！

ぼくはもうちょい悩んでみたいです。
では、当たることを願って・・・