進撃のWEEK~ねじばなの挑戦~

【進撃のWEEK36期】DAY 1

進撃のWEEK、初接見。

なぜ起業をしたかったのか、なぜ今だったのかを振り返ってみるとその答えは明白でした。
「自らの経験を元に、同じ課題感を持つ人を救いたい」
けれども、起業には多くのハードルがあり、それを一つ一つ乗り越えていくのに必死で、時間だけが無情に過ぎていく想いがありました。

「何とか現状を打破したい」

その想いから、2022年3月15日。HUNTERCITYが主宰する「進撃のWEEK」に参加することにしたのです。

講師の戸村光氏は18歳で渡米、カルフォルニア州立大学に進学し、シリコンバレーで成功した実業家です。とはいうものの、最初から全てが順調だったわけではないそうです。
スタンフォード大学の図書館で寝泊まりしながら、シリコンバレーで投資家コミュニティに入り込む方法を模索するうちに、彼はインターンシップを探す留学生とインターンを探しているスタートアップを媒介するサービスをビジネスにします。
その後もシリコンバレー情報を駐在日系企業に販売するビジネスを立ち上げ、シリコンバレーにあるマンションを借りてAirbnbで貸し出す不動産賃貸業と活躍の場を広げていきました。

その彼が、DAY1で何を伝えるかはとても興味がありましたし、若干の不安もありました。彼が迷うことなく伝えたのはただ一つ、「あなたの経営理念・自分理念は何か?」を明確に答えよということでした。
早速、自分が起業に至った経緯を振り返り、理念を書き出しました。

私の経営理念は

「治療と就労の両立が当たり前となる共生社会を実現する」

ということです。

世の中は決して平等ではありません。必要な事は「ブレない生き方を自らの手で切り拓く」ということだと考えています。「がん先端医療がどんなに進んでも、罹患者を取り巻く社会環境までも根こそぎ変化するわけではないからこそ、未だに多くの人が敢えてその事実を隠し、何食わぬ顔で今日も仕事に向かっているのです。


理念の無い会社経営はハンドルの無い車を運転するようなもの

「あなたの経営理念・自分理念は何か?」
投資家がまず初めに問う内容なのだそうです。

会社は組織であり、ひとりひとり価値観の違う人材で成り立っている。価値観が違えばその中に軋轢も生まれます。しかし、自分の指針となる同じ目標に向かって壁を乗り越えてこそ社会貢献も可能となるのです。
戸村氏は「理念の無い会社経営はハンドルの無い車を運転するようなものだ」と仰っています。
私の理念はこれからもずっとブレることなく、貫いていくと誓いました。

起業とは何か?

カトリック系の幼稚園に通っていた戸村氏が園長先生からかけられた言葉が秀逸です。「みんなは何のために勉強するの?」子供達は思い思いに答えます。「社長になるから」「医者になりたいから」「お金持ちになりたいから」これを聞いた園長先生は激怒したそうです。

「あなたたちは弱い人を助けるために勉強をしているのです」と。

時は流れ、戸村氏はフィリピンで空っぽの学校を幾つも目にします。富を得た者が自己満足と、自己肯定の為にのみ作ったハコ。この時に「自分の手の届く範囲でしか、人は幸せには出来ない」事を悟ったのだと言います。
この言葉は他者との関わりがどうあるべきかを鮮明に表していると感じました。
更に時は経ち、シリコンバレーで戸村氏が学び得たのは「起業するとは社会の発展に貢献すると人類に誓うこと」だと言います。

 
「なぜ人は学び、なぜ人は働くのか?」

働く理由には様々な答えがあると思います。「生きていくために、お金が必要だから」「勉強しないと、有名な会社に行けないから」「学ぶことで自分の知識とスキルを向上させるから」

どれも正解のようで、実は根本的には間違えています。もっと突き詰めてその源を考え抜く必要があるのです。自分の大切にしている価値観は何か?それを見極めるために、ある方法を教えて下さいました。

 ■第一段階

①    いつのことか②その時の所属③その時の思い出深い出来事④その時考えた事を時系列で考えましょう。

 

■第二段階

第一段階で考えた内容と結びつきの深い5つのキーワードを用いて、心がときめく状態を文章で表しましょう。

 私の選んだキーワードは

 「自分らしさ・創造・自力・貢献・感謝される」の5つです。

 ”常に自分らしさを持ち、新たなビジネスを創造する人には自力で立ちあがる強さがあります。さらに新たに生み出したビジネスモデルは社会に大きく貢献し、多くの人に感謝されるのです。”

 そんな強さとしなやかさを備えた人間になりたい、いや、なるために何が必要かを日々考え、鍛錬していく。。。新たな気づきを得ました。

 

私が追い求めているもの

このように振り返ってみると、私が起業に至った理念には、私の経験が大いに影響をしていることが解ります。8年前にステージⅢの乳がん宣告を受けた時の恐怖と絶望、生かされていることの意味を繰り返し考え抜く日々。
自分らしく生き輝き、生を全うすること。運命を憂うのではなく、与えられた運命から学びを生かし今を生きる、明日を描く。
弱き人を救うために生まれてきたのだとしたら、私に出来る事は自分と同じ苦しみから抜けずにいる人に光を当てることではないか?
そんな風に感じています。進撃のWEEKは始まったばかり。DAY5を迎えた時の自分にどんな変化が生まれるか、今から楽しみにしています。

#HUNTERCITY #進撃のWEEK#戸村光


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