インカレ女子選手権リレーを走る価値はあるのか?
2022年度オリエンティアAdvent Calendar9日目
こんにちは!
京大OLCのOG2年目、京都OLC/TORCH所属の
山根萌加と申します。
まずは例にならって自己紹介からさせていただきます。
大学入学は2016年、オリエンテーリング部入部は2017年11月頃、学連登録は2018年度です。
全国同期LINEは2017・2018年度の両方に入らせていただいています。お得ですね!
人生においては脱線が多く、浪人・留年・休学・休職・転職を経験しています。
おかげでこの辺りの制度には多少詳しくなりました。
(色んなことを経験できてこれもお得な人生ですね!)
オリエンテーリングでは、今年の全日本ミドル以外はたいした成績を残しているわけではありません。ただ、オリエンテーリングとややクレイジーな企画が大好きなのでそこそこ参加頻度は高い方かと思ってます。
◆はじめに
私は特にナビゲーションが上手いわけでもなく、理論にも精通しておらず、体力があるわけではありません。なのでその辺りは他の方にお任せします。
(こんな私にも執筆依頼をしていただいてありがとうございます!)
私でも書けそうなことって何かなぁ?と考えた結果、インカレ女子選手権リレーについてなら書けるかもと思ったので、インカレリレーについて書いてみたいと思います。
インカレに興味がない方いたらすみません…。
題名がやや堅いですが、物議を醸したいわけではありません。少しでもみなさんと意見交換をするきっかけになれば嬉しいです!
(なぜか普段バカにされることが多い気がするので、
題名で威圧してみました笑)
インカレの選手権リレーに女子チームを出すのって大変ですよねというお話です。
結構、色んな大学が抱えている問題な気がしています。
◆人数が足りない
まず、そもそも学連登録をしている人が3人いなければチームを組むことはできません。ここは新歓を頑張るしかないのかもです。
女子は、どちらかというと群れる傾向があるかと思います。なのでひとり新入生を捕まえて、その子に「同期を増やそう!」って言いつつ、新歓を手伝ってもらうのが結構良いと思っています。同期から「一緒にやろうよ〜」って言われる方が先輩から言われるより効果ありそうな気がしています。
次に、学連登録をしている人が3人いても、インカレに3人来ていなければチームを組むことはできません。とりあえず、入部直後からインカレは行くものだと刷り込み、かなり前から日程を伝えておくのはひとつの方法かと思っています。
このあたりはインカレ出場を強制していないクラブだと難しい部分ですよね…。いかにインカレの楽しさを伝えることができるか、上回生の腕の見せどころですね!
◆選手権を走る人がいない…
選手権リレー出場において私が一番難しいと感じていることは、学連登録をしている人が3人インカレに来ていても、チームを組めるとは限らないことです。他大学と話していてもここで悩んでいる話は聞く気がします。
「人数いるならせっかくだから出てみれば?」との声も聞きますが、そう簡単にはいきません。選手権の舞台を走るのは結構勇気がいることなのです。
部活ではなくサークルとかであれば、オリエンに対する向き合い方も人それぞれだったりします。
なので、無理に選手権に誘うこともできなかったりします。
京大でいうと、新歓では「インカレで入賞目指して頑張る人もいれば、週末の大会に時々参加して楽しんでる人もいるよ。それぞれのペースで楽しめるよ」というのを売りにして新歓をしている年度が多いです。
そのため、インカレリレーの時だけ「なんでもっと頑張ってくれないんだ、練習しろ!」というのも違う気がしています。
インカレの魅力を伝え、一緒に走りたい想いを伝え、選手権を走る決意をしてくれたら全力でサポートする。このあたりをしつつ、走りたいと思ってもらえるのを待つしかないのかもしれません。
そもそも、完走できるか不安な人を無理やり出して、結局完走できなかったり、それがきっかけで仲違いをしてしまっては元も子もないと思っています。
特に、そこそこオリエンできる人が二人いたりしたら、残りの一人にかなりの精神的負担をかけてしまうことがあります。
そこまでして選手権を走るべきなのか。
選手権を走りたい理由は何なのか。
一般ではダメなのか。
インカレがきっかけでオリエンが嫌いになるのは悲しすぎる…
インカレが大きな舞台であるゆえの代償でもあるかもしれません。
もちろん、人数がいるからとりあえず出てみて記録を残すことも大切だと思います。
(大学にアピールする意味も込めて)
ですが、それだけでは選手権を走る価値は少ない?、リレーである意味はない?のではないかと個人的には思っています。
選手権に向けての取り組みやその過程があってこそ、選手権の舞台は特別であり輝きを増すと思います。
大学ごとで事情はさまざまで、部員同士でよく話し合わなければなことですが、話し合うのも難しい…。
これが正解というものがない以上、毎年考えさせられる難しい問題だと思っています。
◆私のインカレリレー
さて、私自身のインカレリレーについても少しだけ思い出話をしておこうと思います。
・学連登録1年目
この年はそもそも京大女子は二人しか参加していなかったため選手権リレーを走ることはできませんでした。一般で京大としてリレーを走り楽しかった記憶はあります。
また、初めて選手権リレーの熱気やウイニングランの盛り上がりを目の当たりにして、リレーっていいなぁと思っていました。
(高校時代は4人チームの競技をしていたので、チームで頑張って行くのも結構好きなタイプです!)
・学連登録2年目
たしかこの年は京大女子が3人はインカレに参加予定だったと思います。しかし、エントリー時点の実力をみて、選手権完走は正直厳しく、選手権を走ることへの不安が強い人や気持ちが追いついてこない人もいました。
そのため、まずは京大女子として一般で記録を残すことを目標に一般で走ることを決めていました。
その後、コロナによってインカレはなくなってしまいました。
・学連登録3年目
私にとって最後のインカレリレーの年です。
「今年こそは選手権で走ってみよう」と声をかけ、選手権リレーになんとか出場できそうな雰囲気になっていたような気がします。
(私の記憶が捏造されてなければ)
ただ、選手権に出るか話を詰める前に、この年もコロナによってインカレは中止となってしまったような…。
記憶が驚くほど曖昧です(笑)。
嫌な記憶は忘れるのが一番ということで!
一方、仮にインカレが開催されていたとして、選手権リレーを京大女子が走れていたとして、私は心残りなく終われていたかというと正直自信はありません。
自分のことで精一杯で、チームメイトのサポートを上手くできてはいなかったような気がします。
終わった後も、チームメイトが本心から選手権に出たことをよかったと思ってもらえたのか、もやもやしていたんだろうなぁと思います。
選手権を走りたい気持ちとただ自分が選手権のコースを走りたいだけの自己中ではないかという疑いとそれでもやっぱり京大女子として選手権を走りたい気持ちと複雑な気持ち…。
・OG1年目
昨年はオフィシャルとして参加させてもらいました。
そして、京大女子は2016年度以来4年ぶり?に選手権に出場し、記録を残すことができました!
私は走ってはいませんが、京大がリレーを走っているのをみてとても感動しました!
1走(当時1年目の子)が無事に帰ってきて2走に繋がった時は、4年目の子と一緒に親になったような気持ちで眺めてました。
後輩にいいものをみせてもらったなぁと思っています。オフィシャルに誘ってくださりありがとうございました!
そしてなにより、昨年京大女子が記録を残したことで、私はむちゃくちゃ安心していたんだろうなぁと振り返って思います。
私が現役の頃は、京大内では遠征メンバーと呼ばれるメンツがいました(私もその一人らしい)。
「大会や遠征に固定メンバーが内輪のノリで行ってるから、参加しようにもしづらいって言われてるよ」と言われたことがありました。
実はそのことを気にしていたんです笑。
(結構気にしいです)
私が自分のことだけを考えてオリエンしてしまっていた結果、京大女子が消えてしまったらどうしようと内心ヒヤヒヤしていました笑。
(とはいっても、私にはそんな影響力はないかと思いますが…)
なので、昨年京大女子が選手権リレーに出れて、存続を証明してくれていたのが嬉しかったのだと思います。
今年も京大女子が増えて存続できそうなので安心しています。
◆京大は男子だけではない!
最後にかわいい後輩自慢をしておこうと思います。
実は現在、京大女子は10人いるんです!
選手権ですでに活躍している人、初めてセレを通過した人、セレ通過を目指して頑張っている人、企画をよく運営してる人、大会によく来てくれる人、部室によくいる人、兼サーしながらオリエンも頑張る人、大事な行事には必ず参加する人、大文字にたくさん登っている人、自分のペースでオリエン を楽しむ人、みんなさまざまなかたちでオリエンと向き合っています。
今年の京大女子はひと味違うかも?
秋インカレ後、すぐに今年のリレーをどうするかの話し合いを始めていました。
オリエンに対してはそれぞれのかたちで向き合っていますが、お互いを否定せず、話し合おうという雰囲気があってすてきだなぁと眺めております。
私は老害なので、影からひっそりとサポートできればと思っています。
(この文章を書いている時点で充分うるさい奴ですね。すみません…。)
◆さいごに
インカレに対する考え方は人それぞれですが、なんだかんだいっても、やっぱり学生にとってはインカレは何かしら大きな存在で、なにかを感じることができる空間なんだなぁと思います。
(後夜祭もやりたいなぁ)
最後になりましたが、今年のインカレリレーで女子選手の熱い走りがみれることを祈って文章を締めさせていただきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました❗️
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