デッキを作るぜ!デジモンカード!

デッキを作ろう!その前書き


ルールや分かりにくい事の前にデッキを作らせろ。そんな幻聴が聞こえてまいりましたので、唐突にデッキ作りについて。

 開幕にその画像は何だ?と思われたでしょう。
ただしそれが全てです。割とマジで。

 まずはデッキ、デジタマカード0〜5、デジモン、テイマー、オプションカードを合わせて50枚でデッキとなります。

 レベルの低いカードは登場コストが低かったり進化コストが軽かったりと扱いやすく、レベルが上がるにつれて登場コストも進化コストも大きくなるのが原則となります。
オプションカードも同じく、コストが高いカードが強力、とまず覚えておきましょう。

コストが低く扱いやすいが、その分弱い。
コストも進化コストも高いがその分強力
コストは安い分効果は低め
コストに見合った強力さ

 さて、ゲーム開始時。
デジモンカードはメモリをいかに渡さず、こちらは多くするかをコントロールするのが非常に大切です。
特に開幕は少しでも相手に渡したくありませんね。
上記画像、デュークモンクリムゾンモードなんて最初のターンに登場すら無理です。


今でこそ初手に育成エリアを進化、その後サーチ用のレベル3を出したり、テイマーカードを早めに置いて後半のアドバンテージを作ろうという動きが多いですが、古のテイマーは言いました。

初手2コスは事故3コス渡しは大事故』と。

 最近は進化元効果や進化時効果による反撃が可能でそこまで酷くはありませんが、可能な限り初手に渡すコストは減らしたい所。
(古の時代(bt1)まだ進化時や進化元がそこまで強くなかった時代、初手3コスあれば育成でレベル6作られるとかよくありました。アレはトラウマになる)

 ですが、やはりカードゲームは時の運。

 我々にできるのは、いかに事故を減らすか、それだけです。
そこで重要なのがデッキのレベルバランスとなります。

デッキバランス編!

 事故るかどうか、それに関して一番重要なのがデッキバランス、正確に言えばレベル配分!
特に順当進化を目指すデッキだと、せめて最初にレベル3がこないと多分高確率でボコボコにされます。
かと言って、高レベルのカードが無いと、相手のパワーカードに対抗できずボコボコにされます。

 そもそもこちらデジモンカード、進化をする以上、進化の種となるレベル3は極めて重要となります。安全無敵の育成エリアで育てるのと、バトルエリアで育てるのでは、進化難易度に金持ちの家の大型犬サバンナのど真ん中に放り出されたチワワくらい差があります。なので育成エリアをしっなり活用できる為に、レベル3は一番多く入れましょう。
なお、最悪レベル4に進化できずとも、登場コストが一番低いレベル3ならばまだまだ大丈夫です。
今の環境なら余裕でリカバリーできます。多分。

 そして続くレベル4はそれより少なく、5はさらに少なく、6は、7は……と。
大雑把に言えばレベルが低いカード程多く!!レベルが高いカード程少なく!!それが理想です。(現代社会に似てますね。)

具体的な枚数を言うと、個人的な意見もありますが
レベル3が12〜16
レベル4が9〜12
レベル5が6〜8
レベル6はレベル5以下に。
残りはレベル7、テイマー、オプションに。

 基本的な順当進化を目指すデッキだとこの辺りが目安です。
もちろん安全圏ではなく、枚数が少なければ少ない程事故率が高くなります。
レベル3が12枚は事故るか事故らないかのギリギリラインです。簡単にラインを超えます。


 なお、デッキバランスを仮に最善にしたとしても、事故は起きる物です。
筆者わいていてい、かつてアグロデッキでテイマーバトルに挑んだ時はレベル3が半数以上を占めるアグロデッキにも関わらず、育成エリアが一度も動かず負けました。
チャレンジカップでは初手がジオグレイモン(st7)×3、紅焔×2と言う素敵なドローでした。後攻ドローでジオグレイモンが4枚に増えました。

どんなデッキであろうと事故は起きる。
コレはもうカードゲーマー永遠の戦いなのです。

ドロー、とても、大事!!

 しかし初手が良くても、後半になるにつれて手札が厳しくなっていく……。
そもそもカードゲームは手札の数が強さです

進化元破棄の多い青と相性良し!
トラッシュで仕事するカードを落としつつ手札補充!
大人気カード、グレイモン系のドローソース!
クロスハートタイプならコレを入れよう!

 幸い、ドロー効果についてはデジタマカードが多く所持している為、初手でレベル3さえ引ければドローチャンスは作れます。
デッキの戦い方や採用したデジモンに合ったデジタマを選び、しっかりと手札を確保する事が大事です。

もちろん、デジタマカードはドローだけではなく、DPを上昇させる効果や他にも色々な効果があるので、そちらの採用ももちろんアリです。

基本進化ドローさえ出来れば、毎ターン手札は増えていく為、後はそれをどうやって増やすかがドローのキモとなっていきます。

サーチ、とても、大事

 ドローと同じくらい大切なのはサーチカード。
デジモンカードは基本バトル中にデッキをシャッフルする事はありません。
また、デッキの内容全てを確認する、と言った効果もありません。
デッキトップのカードが次に引くカードです

 しかししかし!!
デジモンカードに多い効果の一つとして、デッキの上から○枚オープンし、対象となるカードを手札に加える、通称サーチカードがあります


例えばこちら、アグモンだと、デッキの上からガバッと5枚もオープン!その中のテイマーカードを手札に加える事が可能です!
テイマーカードによるコスト確保や効果が必須なデッキならばテイマーを手札に加えられるのは実にお得!!


 さらにまたまたアグモン!
こちらはデッキトップから4枚と上のアグモンと比べると少ないですが、グレイモンorオメガモン+『八神太一』を手札に加えられる優れ物!
テイマーを八神太一、デジモンをグレイモンで纏めれば安心!

そしてコイツを忘れちゃいけない!
デッキトップ4枚から赤のデジモンカードを手札に!さらにディレイ効果によって次ターン以降にメモリ+2を狙えるレッドメモリーブースト!!
サーチ効果、ディレイ効果共々非常に優秀なカード!
もちろんレッドだけでなく、ブルーやグリーンそれぞれにあります!(白?知らない子ですね
2023年1月末に発売されるリブートブースターに再録される為、持っていない人は是非狙ってみよう!!

ただし、サーチカードには欠点が一つ。
それは対象外のカードは基本『デッキの一番下に戻す』事です(例外そこそこアリ)
使いたいカードが無い……ここはサーチだ!
とサーチカードを使った結果、手札に欲しかったカードが一枚も無い上、後々に重要になるカードがデッキの一番下へ……そんな悲しい事になります。
先述した通り、デジモンカードにはバトル中にデッキシャッフルを行わない為(現状そういったカードが無い)デッキの底にいったカードを回収するにはそこまでドローで掘り進めなければいけません。ある意味戦線離脱です。

そういった意味では、運命に身を任せるドロー同様にギャンブル要素もある為、失敗しても泣かない心を持ちましょう。

デジモンといえばテイマーだよね!!

 デジモンカードの特徴として、テイマーカードがあります。
その中でも特に重要なのが、4コステイマーと呼ばれるカードです。

 こちら、デジモン界のピカチュウがアグモンならば、デジモン界のマサラタウンのサトシと言える八神太一。

 進化元が4枚以上ならばレストすら無くセキュリティチェック増加と、非常に強力ですが、今回見るべきなのは最初に書かれている『ターン開始時メモリが2以下なら3にする』効果です。

デジモンカード自体が全体的にメモリ3以上を想定されている事が多く、コレがあると無いのとでは全然違います。
置いても相手が3コスにするよう使うだけじゃ?
そう思われるかもしれませんが、1コストしか無い状態で相手側に3コストになる動きと、3コスト確実にあって動くのとでは全然違います。
デジモンカードを制す者、メモリを制す。
そんな格言があるこのゲームで、自由にメモリ使えるメモリが3確保できるのは、自由度が違います。
(古の時代(bt1)ではテイマーなんて置いてる暇あったら進化しろと言われてた時代がありましたが、今ではホントあると無しでは全然違います。)

 じゃあそれだけあればいいんだね!!
と思われたでしょう。
まぁデッキ次第では間違っちゃ無いんだけどそんなわけではありません。

例えばこちら


サイボーグかマシーンがいるだけでメインフェイズ開始時にメモリ+1!
さらにサイボーグかマシーンがアタックする時にレストする事で1ドローと1トラッシュ!トラッシュのカードを利用するマシーンサイボーグデッキなら相性抜群!
やーいお前のパートナームゲンドラモン


こちらもメモリ増加を持ち、さらにアタックの際に進化も可能!進化時効果のあるカードならば実質進撃みたいな物です!(進化先のアタック時は使えないけど)


しかも可愛い。

そんなわけで、テイマーカードは基本こちらを有利にする効果がてんこ盛りです。
メモリの確保!アタック時に効果!進化コスト軽減!しかも可愛い。

デッキタイプと合うテイマーがいるなら是非採用!そうでなくとも3コス開始はメリットが多いので最低限そちらも採用すると良いでしょう。


なおテイマーは
少年少女とは限りません。

デッキを作ろう!

 そんなわけで、デッキを作るのに大切な要素
①デッキバランス!
②ドローorサーチ!
③テイマーカード!
これらを理解したところで、いざデッキを作ってみましょう。

……しかし、いきなり作れと言われても難しいのは事実。
そんなわけで今回はわいていてい式デッキ作りでデッキを試しに作ってみます。

主役を決めよう!!

まずはデッキのどのカードを主役にするか決めていきます。
今回はこちら!

 マグナキッドモンをベースに作っていこうと思います。
マグナキッドモンは進化時にコスト7のオプションカードを使える2チェッカー!
まずはオプションカードを考えます。
今回は三銃士に囚われず、純粋に赤のデッキとして組んでみましょう。
そうなると選ばれたのがこちら!


もっとも強力なカードを消滅させるディレクトスマッシャー、8000以下を2体消滅させられるジガストーム、最もDPの低いデジモン全てを刈り取るハッピーバレットシャワリング!
今回はマグナキッドモン自体がそこまでDPが高いデジモンではない為、相手の強カードを落とせるディレクトスマッシャー、その進化前を破壊できるジガストームを採用します。

主役と一緒に勝ち方を考えよう!

 して主役が決まった所で勝ち方を考えましょう。
主役のマグナキッドモンを軸に戦う為、相手デジモンを消滅させながら競り勝つ!これをテーマとします。

主役を意識して進化元を選ぼう!

マグナキッドモンの効果を考えると、相手デジモンが消滅した時に効果を発揮、もしくは消滅効果をより強力にしたい所。

さて何がいるかな、と考えた結果

相手デジモンが消滅した時チェック増加!
ジガストームをさらに強化!
相手デジモンに消滅のデメリットを付与!

レベル5はこんな感じですね。
どれも消滅をさらに強化したりメリットをつけるカード!

さらに下がりましてレベル4!

相手が消滅したならメモリ増加!
ジガストームさらに強化!

他には……特に良い子がいないので一旦スルー。

そしてレベル3


相手デジモン消滅時ドローも欲しい。
さらにジガストーム強化!
セキュリティチェック+1を持つもDPが低いマグナキッドモンを強化。

ほぼギルモン系列じゃねーか!!(いやまぁ消滅による誘発がギルモン系に集中してるせいなんですけどね)

相性の良いテイマーを選ぼう!!

 お次はテイマーカード選び。
本来はここでオプションカードも決めるのですが、最初に決まったったので割愛。


X抗体への同レベル進化で条件を満たしやすい!
相手が消滅時した時にメモリ増!さらにデュークモンorグラウモン進化時に『進化時』「進撃」
マグナキッドと相性は良く無いがギルモンをデュークモンにワープ進化!!

うーん、実に悩む。
八神太一で一気に勝負をかけるか、3コスタカトでメモリ回復、4コスタカトでメモリ確保とワープ進化、天ノ川宙で足りないDPを底上げしても良し……。

うーん、決まらない!

サブウェポンを決めよう!!

しかし冷静に考えるとマグナキッドモンが手札にないとオプションカードをタダで使えない!!
マグナキッドモンはデッキに入れられて4枚。
もう一種レベル6が欲しい所。

タカトの効果を考えると
やはりデュークモン?
それとも消滅力を考えてビクトリーグレイモン?うーん?

ちなみに仮にコレが純粋なデュークモンデッキなら、特にサブウェポンも決めずに主砲デュークモンだけで多分充分です。

そして完成へ


 そんなわけで出来上がったのがこちら。
せっかくの例だし極力何も捨てずに組もう と考えて極力紹介したカードで組みました。ビクトリーグレイモンの場違い感よ……。

 サーチカードに関してはマグナキッドモンをサーチできるカードが無く、メモリーブーストも枠に入らない為泣く泣く不採用。
採用するならレベル6か3を少し削っても良いかもしれません。
その代わりにせめてタカトやグラウモン〜デュークモンは拾えるようにEX2のギルモン採用。マグナキッドが落ちないよう祈ります。

デジタマには消滅力向上にのギギモンを採用。
ドローソースが不足気味の為、EX2のギギモンや、レベル5以上でないとDPが足りませんがbt8のグリモンなんかも良いかもしれませんね。

レベル4は残りをブロッカーと進化元に消滅時テイマー登場を持つバードラモン、テイマーからの進化を狙ってお守りにアグニモンを採用。

6のビクトリーグレイモンはここまでデュークに寄せるなら正直悩みどころですが紹介採用

テイマーカードにはここまでギルモン系になってしまったなら仕方ない為、タカトくん採用。
メガログラウモンに進化した時点で『進化時』「進撃」を得ている為、メガロ→マグナキッド進化でオプションで相手を焼きながら2チェックも狙えちゃう。
火力不足を補えなかったのは残念な所。

オプションカードはセキュリティでも強いのでお祈り次第では相手に大打撃!

そんなわけで
①主役マグナキッドモンを軸に
②勝ち方を決めて
③それを補強する進化元を選び
④それらと相性の良いテイマーを採用

の順で今回はデッキを組みました。
弄るならメモリブーストの採用やレベル7を採用するのも良いかもしれません。
ビクトリーグレイモンを抜いてレベル3を増やすのも安全運転に繋がります。
アグモン勇気の絆を採用してトップクラスの除去力を目指してももちろん良し。


もちろんコレはあくまで一例であり、主軸がオプションカード……そんなデッキももちろんあります。
そんな時は臨機応変に組み替えましょう。

最後に

 ハイ、ここまでが順当進化のデッキバランスとなります。
しかし、全てのデッキがこの構成となるわけでは決してありません。

ジョグレスならばレベル4以下が多くなりますし、デジクロスベースだと根本的にバランスが異なります。
究極コンやレベル3のアグロ、ハイブリならばもう別物です

あくまで今回は順当進化のデッキ構成の紹介例です。
多分とりあえず今考えたマグナキッドデッキより、強い人のガチデッキをコピーした方が色々と参考になると思います。

デジモンカードを始めたばかりでデッキが上手く回らない……そんな方の助けになれば幸いな記事です。

最後にもう一度いいますが、デッキ構成に関してはいかに事故らないかが大事です。
切り札が来ない!メインカードこない!これで負ける!って時でも手札事故にさえならなければ最低限戦えます。
初手から事故ると、最早ゲームにすらなりません。
変態構築であっても、順当進化であっても、ファンデッキであっても、どんな手段でも良いから事故らない構成にしたいですね。










ここまで読んだあなたならきっと事故はあまり起こらないはず

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?