なんでしたっけ。
いつも笑顔で「君」はいた。
そんな「君」が好きだった
でも、「君」は僕を知らない
僕も「君」を知らない
知ってるのはアカウントという
どうにでも変えられる
あの日の雨を君は覚えているだろうか?
あの日、一緒の傘に入り
「相合い傘って私は嫌いだ」
だって、言われた
「私はしてほしくない」
あれ?
あの時の「君」が言った
「一緒じゃないんだよ。
私が弱く見えるじゃん
あなたは私が好きなんだろうけど
バカにされてる機がする。
きっと君は雨雲レーダーで
雨、降るって知ってたんでしょ?
もう一本用意するべきじゃないの?」
あの頃を思い出す
じゃあ、「君」は知ってたんだよ
「雨雲レーダー」って
サイトがあって
「君」はそれを知ってる
誰の傘なら一緒に帰れるって
「君」は思っているんだろう
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