目黒記念

 JRAの厩務員、調教助手らが組織する3労組(関東労、関西労、美駒労)が調教師会に3%の賃上げなどを要求した団体交渉(統一春闘)が決裂し、25日午前0時から24時間のストライキに突入した。

ストライキの影響がレースの結果にどう影響するのか筆者にはわからないので、いつも通り予想していく。

今年の目黒記念は13頭が集まり6番人気までが単勝一桁倍と人気が分かれており、抜けた一頭がいないため小頭数の割に混戦模様だ。
こんなレースは1〜6人気の馬の中から軸馬を1頭選び相手5頭に流せば馬連なら5点、三連複なら10点となるため的中体験をしたい馬券師にはもってこいのレースだ。

しかし、筆者はそんな芸のない競馬をするつもりはない。脳死した養分たちとの差別化を図るためにも今回は評価を落とした上位人気馬も含めて記事を書いていこうと思う。

①ジューンアヲニヨシ B評価 現在6人気 
条件戦2連勝して、オープン初戦。条件戦から能力の高さは示してきた中で、今回斤量55kgで出走できるのはかなり恵まれた印象。

②サトノグランツ C評価 現在3人気
重斤量、世代レベル、海外帰りの逆役満。
昨年の5月4週目の日曜日。この馬は日本優駿に出走した。結果は11着。
G2を2つも獲っているが、いずれも世代重賞。斤量はヒートオンビートに次ぐ58.5kg背負うことになった。おまけにカタール帰り。

④クロミナンス S評価 現在1人気
前走の日経賞はシュトルーヴェとの叩き合いで後塵を拝したが、その甲斐あって?今回はシュトルーヴェより斤量が1kg恵まれた。
さらに鞍上が戸崎騎手からルメール騎手へと乗り替わった。
前日のルメール騎手は7鞍で(5.2.0.0)とまさに覚醒状態。
舞台はコーナリングが求められる中山から直線の末脚が求められる東京に変わるが、3走前に32秒台の上がりを使っていることから適正への不安もない。1人気ではあるが、現在のオッズには妙味すら感じる。

⑤ヒートオンビート C評価 現在5人気
去年の勝馬。斤量59kgは出走馬の中で最重量だが、昨年のアルゼンチン共和国杯でこなした実績あり。しかし、前走の日経賞で今走の人気上位馬たちにあまりにも簡単に抜き去られていた点に衰えを感じた。

⑧マイネルウィルトス A評価 現在4人気
前走の日経賞でシュトルーヴェに最後差されたが、今回はシュトルーヴェより1kg軽い。且つ東京競馬場の芝2500mは(0.3.0.0)と得意としている。舞台変わって逆転の可能性は十分だ。

⑨シュトルーヴェ B評価 現在2人気
日経賞の勝ち馬。こちらも2走前に33秒台の上がりを使えていることから舞台適正に不安はない。初めて背負う斤量58.5kgをこなせるか?

⑫ケイアイサンデラ S評価 現在9人気
例年、目黒記念は日本優駿デーに開催される。従って馬場はパンパンの高速馬場に仕上がっており、前が止まらない。過去2年の目黒記念は逃げた穴馬が逃げ残りに成功しており、配当妙味を生み出してきた。まだ3勝クラスを勝ち抜けてないものの、力は示せておりオープンへ昇格するのは時間の問題だ。
斤量54㎏で出走できるのは恵まれているまである。他に逃げ馬がいないため気持ちよく逃げて養分たちに絶望を与えてくれ。

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