チョンボの責任を取って、私は自ら牢屋に入った。懲役22年…思ってたよりも長いぞ。いくらなんでも、そこまでの罪ではなくない?静かな牢屋に私の声だけが響いた。かなしっ、誰かツッコんでよ。
「重罪やで」振り返ると、胸に異物感を感じた。京極夏彦がコンパスを構えて突貫していた。失敗は…罪。