ちょっとがっかりした話

お疲れさまです。

先日、無事?誕生日を迎えました。

誕生日は仕事をしないと決めているので、
今年も例年同様完全に休み。

別に仕事しても良いんだけど、
なにか嫌なことがあると、「誕生日なんだけどなぁ…」と勝手に意味を持たせて凹みそうになるのでお休みを取ります。

今年は休んで、朝ゆっくり準備して
タコス食べに行ってから、美術館へ行きました。

みんなにとっての普通の日ってことを実感すると、何でもない日であるってことを認識できて安心します。なんでだろう。
何かおめでとうと言われることも、
あんまり得意じゃなくて…
でも、年を取ることが嫌いなわけじゃなくて、
かと言って祝われるようなことだとも思ってないのかもしれない。

普遍的な1年経ちましたねっていう区切り?みたいなものなのかも…

そんな休みを取って行った美術館からの帰り道、
木を漢字の「木」の形にした木に出会いました。
勝手に、人間のエゴな面白さがありました。
木は自分が人にとって「木」であることを知らないのに、人が勝手に木を「木」の形にして、楽しんでいる。

なんだろうなぁって…不思議な気持ちに

私は最近不条理にハマっているのですが
その話はまた書き留めます。

エゴなのかもって話でした。

本題!がっかりした話を2つ!

1つ目!
美術館に行った時のこと。
何かちょっとお洒落な展示で
(私はお目当ての人がいたので行ったのですが…)
へいじつの割に若い人が多くて、
写真もokな展示ではあったのですが…

そこでの人のあり方?が…
言葉にしにくいけど、何かモヤッとしたんです。
写真取ることが認められているならなのか、
それともそういう時代なのか、分からないけど

みんな記念みたいに写真を取って、
展示はどんどんスルーしていくんです。

?????
写真撮りに来たの?

何か、私が今までに行った美術館とは違くて
映え?電子的記録?をしにきた感じ?

解説とかを読んで
歴史的背景とか、流れとか
そういう何かを感じ取りながら
美術的な変遷を感じながら、楽しむ

わたしも中々にミーハーだし浅瀬にいるけど
それよりもなお、さらに無関心な感じ

何かちょっと悲しくなったし
これが増えていくと、
何かを感じるとか知識を増やすとか
分かんないけど、
人間の何かが廃れる気がして怖かったし

すごく人も多くて、
しかも写真取ったらスルーっと見終わるから
じっくり楽しむ雰囲気もなくて

点と点を線で繋げる楽しみ方をするには
もう少し穏やかさが必要だなって
ちょっとだけ寂しさとがっかりが共存した

その2!

私は特になにかあるわけではなくて
ぼーっと生きていて
何も考えてなくて
人のことなんてどうでも良くて
だから、たまに自分のルーティン(家から会社までの道のりの中くらいしか定例的なものはないけど)に変な人がいると、面白がるフシがあります。

多分私は人の「癖」みたいなものが好きなのだと思います。

私は去年まで別の職場で
今の職場は今年からなのですが…

冬の時期になって
毎日同じ電車に乗る人の一人に
頑なにコートを着ない人を発見しました。

気がついたんです。
この人、いっつもコート着てない!!って

冬が到来した11月頃?
皆が1枚上に羽織って、
何なら首や耳や手を防御している最中、
秋から何も変わっていない人がいる…

そしてその人は、カバンを持っていない日すらある。(何ならカバン持ってる日の方がレア)

そんな人見つけたら、
ぼーっとしている日常の中で
ちょっとした楽しみというか…

この人はいったい、いつになったらコートを羽織るのだろうか…と思うじゃないですか!

で、人は自分が思うより人に興味はないけど、
自分が思うより人の視線には敏感なので…
あまり目で追わないように気をつけながら…

コートチェックを密かにしていました…
そしていつになったら、コートを着るのか
そのコートはどんなコートなのか、楽しみにしていました。

(なぜか春から同じ電車に乗っているのに、秋になるまで存在に気がつきませんでした。もしかしたら居なかったのかもしれませんが…恐らく私が認識したのが、「コート来てない人おるやん!」だったからだと思います…)

なので、今年は雪が降ることさえ楽しみでした。どんなに寒さに強い人であっても
さすがに雪が降るほど寒い日には何らかのアクションを取るはずである。
そう信じていました。

しかし、その人は
関東全域で雪が降った、
とっても寒い翌朝ですら、
コートを羽織りませんでした…
何なら傘も持たず、靴も雨靴でもなくて…
身を縮めながら、カバンも持たずに
足早に私の脇を過ぎていきます…

こうなると、もうある種のプライドなのかと
納得する気持ちと、
代謝が良すぎて暑いのか?それともコートを買えないのか?着ないのか?という疑問と
では、いったい休みの日は何を着ているのだろう?という興味が溢れましたが、休みの日にすれ違うのは至難の業…

そろそろ引っ越しを検討し、
春には部署が変わる私には時間がありません。

もうきっと、休みの日に何を着ているかも
また何故着ないのかもう分からないまま
過ぎていくと思ったのですが…

先日、堕落した土曜日を過ごし
重い腰を上げて買い物に出た帰り道
見慣れた後ろ姿が駅で私を抜かしていきました。

そうです!寒さにとっても強い人!

あっと思った瞬間、目に飛び込んできたのは
モコモコのダウンと小洒落たカバンでした…

なんならその日は、春のような陽気で…
代謝が落ち気味の私でさえ、
コートを着たことを後悔するほどの暖かさ

え?今日ダウン着るの?
っていうか、上着持ってたんだ…
(後ろ姿しか確認できなかったので、中に何を着ているかは未確認ですが…)

ここで初めて、私はその人に
「何かのこだわりを持ってコートを着ない人」という称号を与え、期待していたことに気づきました。

コートも着るし、カバン持ってるその人に
ものすごくがっかりしたのです。

ひどい話だなと思いました。
勝手に期待して、想像して、楽しんで
勝手に想像と違うとがっかりし、ちょっとした軽蔑すらはらんでいる…

でも、その人は変なこだわり(会社にはコートを着ていかない、カバンも要らない)こそあれど、
コートは持ってるし、何も入らなそうではあったけどカバン持ってる…

とってもその人的には合理的な行動をしていた
ただそれだけだったのです…

代謝がすこぶる良いわけでもなく…
恐らくその人自身のスタイルに合う会社用の上着を持っていないか、何かマイルールで上着を着る選択を取っていないだけ。

しかも、その私服がおしゃれで…
恐らくちょっと名のしれたブランド物を持っていたり、小物で差し色が効いていたり…
(毎日の会社服も素敵なんだけど…)
「この人、見た目にめっちゃ金使ってるわー」
って、なんか勝手にちょっと引いた自分にも
大変がっかりしました…

別にいいじゃんね
その人の自由じゃんね

でも、何かすっごく…
勝手に期待して
勝手に残念に思って…

本当に最低なのだけど…

変な人、ではなくて
ただのおしゃれに妥協のないお洒落さんで…

何かとってもがっかりしてしまいました…

何なんだろうね
この喪失感は…
なんかちょっとした失恋に近い…笑

人に興味ないと思ってたけど
自分のフィルターの存在も
そして都合よく解釈して楽しむ傲慢さも
勝手にがっかりする最低な感覚も

なんか色々相まって
その人にがっかりした私にがっかりして
ちょっとおもしろくなった。

絶対聞かないから
絶対後にも先にも分からないけど
なんで会社にはコート着ていかないのか
ちょっと知りたいし

素敵なカバン持ってるから
ちょっと気になるし

夏はどんな格好しているかも気になるけど
(おそらく夏は、様々な対策で長袖の人もいるし薄着の人もいるから気にならなかったんだと思うけど…居なかったのかな?)

私はこの夏にはそこにいないし、
少なくとも今の職場のままでも
電車は早めるつもりなので会わなくなるから
夏と冬の副葬の違いについて知りたかったことが心残りになりそうな予感…笑

コート着ない人も
休みの人にはダウンきるし
寒さは感じるというわけで…
所詮人の子だったんだな!
がっかりだぜ!!

とがっかりした今日この頃でした!






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