きらめき

遠い　遠い昔の夢を見て
飛び出す　僕の隣には　君がいた

遠い　遠い彼方の雨を浴びに
飛び込み　はじけきらめいた　その先へ

心を飛ばせ


どうしてかな　やっぱり　いつになってもさ
どうしてもさ　もっと　ずっと　きっと

忘れられない　忘れたくない　ものがある

それだけを抱えて　
恋い焦がれて
前へ前へ　手を伸ばす

いつまでも　届かないはずだった
絶対に　現れないと

だけど

君と抱き合った
　瞬間
髪がひらめいた
物語がきらめいた


だから僕は　生き続けるんだ

呼吸を荒げて　走るんだ


昔の夢は　未来の夢
彼方の雨は　此処の海
飛んでゆくのは　心に会いに


ひかる滴が　
落ちる瞬間を映せ


見下ろすと
僕たちの手に　それは　握られていた