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0197.マイピアノ

昨日買った、カシオのデジタルキーボード「CT-S300」を箱から出した。本体自体にハンドルが付いているのは便利。スピーカーを鍵盤の両脇ではなく、上に配置したので横幅のコンパクト化ができている。電源アダプタのコードが 180センチ あり、家庭用コンセントから電源を取りやすい。「onetone」や「ロールアップピアノ」でも電源アダプタは付属していたが、コードが短いので乾電池で使っていた。譜面立ては簡素。ハンドルの穴に合わせた差し込み部が付いているが、パチッとはまるようにできてはおらずグラグラ。

Casiotone には「CT-S200」もあり、それに対して「CT-S300」は島村楽器のみ販売の限定モデル。「CT-S200」はレッド、ホワイト、ブラックの3色から選べるが、「CT-S300」はブラックのみ。「CT-S300」はタッチレスポンス機能を搭載していて、これは “キーを強く押すとより強い音が、弱く押すとより弱い音が鳴る” 機能らしい。少しでもアコースティックピアノに近づけようとしているのだろう。

弾き心地は、まずまず。キーの幅がアコースティックピアノと同じサイズで、しかも滑りにくい材質でできているから弾きやすい。けれど、アコースティックピアノよりも軽いので、慣れてしまうとアコースティックピアノの鍵盤が重く感じてしまうんじゃないかなと思う。ミニキーボード「onetone」よりもキー幅が広いので、2ヵ所 3ヵ所押さえでは指が届きづらい。「onetone」や「ロールアップピアノ」みたいにストロークの浅いところで鳴らないので、そこはとても良い。

なにはともあれ、指が長くなくしなやかでもないうえに、左が片麻痺へんまひで右ほど自由にならない。だからなかなか進まない。でも、これが俺の体。人がそれぞれ違うように、俺の体もそういうふうに違うだけのこと、ときどきマイナーな気持ちにはなるが、俺の手指で俺のピアノを弾いていきたい。

ゆっくり、焦らず…。

柳 秀三

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