見出し画像

0180.タイはどうする

「いきものがかり YELL ピアノ(ソロ)入門 アレンジ/川田千春」の譜面で、グランドピアノで弾いている。ピアノ教室のピアノレンタルを利用して弾いている。ピアノが 1台置いてある部屋を借りて1時間で2000円。誰にも邪魔されずピアノを弾き放題なので、素晴らしい。でも、教えてくれる人はいない。

1日、3日と弾き、今日が3回目だが、前奏がおかしい。アップルミュージックでダウンロードした「いきものがかり YELL ピアノ 演奏/PIANO FOGLIA」と聴き比べると、なにかが違う。“PIANO FOGLIA” が “川田千春” の譜面を弾いているわけじゃない。このふたつは全く別物だが、そういう違いではない。どう違うのかわからないのだけれど、なにかが違うと思った。でも、そのことについて訊く人はいない、独りだから。

“川田千春” の譜面だと、右手は、最初の 2小節で、それぞれ 6回キーを打つことになっている(たぶん)。しかし、“PIANO FOGLIA” の演奏では、その 2小節を「タン、タ、タン、タン、ターン」と、打っているのがそれぞれ 5回ずつのように聴こえる。

譜面を見ると、1小節目では同じファの 2音符が弧で繋がっている。2小節目は同じレの 2音符が弧で繋がっている。これ、もしかすると弧で繋がった音符は 2回打たなくていいんじゃないだろうか。訊く人はいないけれど、調べることはできる。

スマートフォンで検索した。弧の記号には、“タイ” と “スラー” がある。
【タイ】
同じ高さの音複数にかかっている。ひとつの音符のように繋げて演奏する。
【スラー】
違う高さの音複数にかかっている。滑らかに続けて演奏する。

1ページにある弧はすべて同じ高さの音にかかっているので “タイ” である。そして「ひとつの音符のように繋げて演奏する」というのだから、2個目の音を改めて打つのではなく、1個目の音を打ったら鍵から指を離さずに、そのまま 2個目の音符のぶん音を伸ばせばいいのではないだろうかと考えた。

そうすれば「タン、タ、ターン、タン、ターン」と 5回の打鍵になり、拍数とかが合っているかどうかはわからないけれど、“PIANO FOGLIA” の演奏に合っている感じはする。

前奏だとわかりにくいが、ヴォーカルメロディになるとわかる。「いまー」と「あるのとー」の伸ばす音に “タイ” がかかっている。つまり、“タイ” は音符の数だけ打つのではなく、その音符のぶん伸ばすのだ。それを、演奏を聴くことで、逆に判断ができた。

その判断が合っているかどうかはわからない。次回、弾いてみて感じが良ければそれが正解。

柳 秀三

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?