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0151.iPhone SE は猫

2012年以降、AndroidPhone を au で買って使っていた。2015年、携帯端末をガラホとスマートフォンの 2台持ちにして、ガラホを電話に使いこちらをメイン機と呼んでいた。AndroidPhone はデータ通信専用でサブ機と呼んでいた。小型機が好きなので AQUOS SERIE mini を使っていた。iPhone につられて、AndroidPhone の新機種が肥大化してきた。これには、“携帯電話” なんだから、デカくすんなよと思っていた。いまも、そう思っている。

2017年5月、AQUOS SERIE mini を床に落として画面割れさせてしまった。修理とかの考えは起きなかった、すぐに新端末を手にしたかった。しかし、au の AndroidPhone に、AQUOS SERIE mini のような小型機は、他になかった。だからと言って、また AQUOS SERIE mini を買うのはバカげている。

AndroidPhone でなければ小型機はあった。それが、AQUOS SERIE miniよりも小型の iPhone SE。2016年3月31日にストレージサイズ 16GB と 64GB が発売されて、2017年3月22日に 32GB と 128GB が 発売されたばかりだった。友達に「Android から iPhone に替えて成功だった」と聞き、アップルオンラインストアで、iPhone SE 128GB を購入して、データ通信専用のサブ機として使った。初めて所有する iPhone である。

でも、iPhone に替えて失敗だった。慣れた AndroidPhone といろんな面で違うので使いづらかった。iPhone が悪いんじゃない。逆に iPhone を使い慣れていると AndroidPhone は使いづらいだろう。俺は、汚れが溜まるからスマートフォンカバーを着けるのが好きじゃない。アマゾンで iPhone SE 用のアルミバンパーを買って装着させた。しかし、iPhone SE を胸ポケットに入れて携帯していたら、アルミバンパーが摺れてポケットに穴を開けてしまった。布に金属だからあくのは当然である。もしアルミバンパーを外したとして、iPhone の筐体はアルミニュウムだから、やはりあくのだろうか。

小型機 AQUOS R compact が au から発売されたのを知り、2018年2月14日、auショップで購入し、iPhone SE と機種変更した。iPhone SE はSIM無しになった。AQUOS R compact は良かったが、電池の減りが早く、2回も「リフレッシュ品に交換」を受けた。しかも、後継機である AQUOS R2 compact が au から発売されないことがわかった。この一件で、au にも SHARP にも失望した。

放ってあった iPhone SE を再度気にしてみた。 アマゾンで購入した Jecent の黒いカバーを着けるとしっくりした。いじっていると iPhone の操作に慣れてきた。iPhone SE を auショップに持ち込んで、メイン機のガラホと機種変更をした。そして、キャリアブランドを au からオンライン専用ブランド povo に移行した。AQUOS R compact は解約して SIM無しになった。

しかし、iPhone SE には俺にとって致命的な欠点があった。Suica 等のタッチ決済が使えないのである。なので、2022年3月4日、iPhone 13 mini をアップルオンラインストアで購入し、iPhone SE の povo の SIMカードを差し替えて使った。iPhone SE 第1世代は SIM無しになった。iPhone 13 mini は、その後、povo1.0 から povo2.0 に移行し、さらに、LINEMO との デュアルSIM にした。

Apple は、iPhone 12 と iPhone 13 で mini をリリース。この、無印と Pro と mini のクラス分けは良かった。ユーザーは使い勝手に合わせて購入することができた。ずっと続いてくれると思った。しかし、iPhone 14 以降は mini が無くなってしまった。mini が続くなら、俺はなにも悩むことは無かった。出目金カメラレンズにぶつくさ言いながらも、ずっと iPhone mini を使っていったことだろう。でも、もう後継機に mini は無い。iPhone 13 mini は使えるところまで使い、“そのとき” はどうするか考えよう。

iPhone SE 第1世代は、2024年6月8日から、日本通信SIM 合理的シンプル290プランを利用している。廉価な MVNO でまったりと使っている。というよりも “ただただ所有し、意味なくむやみに携帯” している。携帯端末の本分を iPhone 13 mini で賄い、iPhone SE 第1世代は愛玩機となっている。たとえば、iPhone 13 mini が犬ならば、iPhone SE 第1世代は猫である。こちらは、使うというよりも、いつまでもお世話していきたいにゃぁという、少々異常な世界となってしまっている。

 iPhone 13 mini    メイン機
 iPad Air 第5世代  サブ機
 iPhone SE 第1世代 サブ機
 AQUOS R compact 卓上クロック

柳 秀三

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