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0221.スペイド取扱書

俺が所有し運転する自家用車は、トヨタスペイド。運転席ドアと後部席リアの運転席側ドアがスウィングドアで、荷物室トランクドアがハッチバックドアのところまでは普通のコンパクトミニバンである。しかし、助手席ドアが大開口電動スライドドアになっていて、そのドアが後方にスライドする構造上、後部席リアの助手席側にはドアが無い。

後部席リアに乗る人は、後部席リア運転席側スウィングドアで乗り降りするか、助手席のスライドアを開け、2ドア車のように助手席シートを前にスライドさせて乗り降りしなければならない。スペイドの姉妹車ポルテも同様の構造で、このタイプの車は他に無いだろう。しかし、スペイドもポルテも、現在は生産も販売も終了している。

高齢の母親のために、後部席リアドアではなく助手席がスライドドアで、かつ低床という点が気に入って購入した車である。同様車種が無い以上、大事に乗りたいと思う。ところで、俺が気に入ったモノや商品というのは、何故か無くなることが多く、結構悔しい思いをしてきた。

先日、駐車場に停めていたスペイドのインパネで赤い表示灯が点滅する事象を発見し、スペイドの取扱書をほぼ初めてといっていいくらいで開いた。当該問題は解決し、その顛末てんまつを note に投稿するため、取扱書は自宅に持ってきていた。今日、リビングのテーブルの上にある取扱書をパラパラとめくり「スマートエントリー&スタートシステム」の項を読んだ。

運転席スウィングドアと助手席スライドドアの解錠と施錠は了解している。施錠されているときにドアのボタンを押すと解錠され、解錠されているときに押すと施錠される、「ロック/アンロックスウィッチ」になっている。

しかし、荷物室トランクのハッチバックドアの解錠と施錠の理解が間違っていた。運転席ドアと助手席ドアには丸ボタンがひとつだけだが、荷物室トランクのハッチバックドアのハンドルには細長四角のボタンと小さい丸ボタンのふたつがある。

細長四角ボタンが「バックドアオープンスウィッチ」で、ハンドルを掴みながら「バックドアオープンスウィッチ」を押すと解錠され、押したそのままでハンドルを上方に持ち上げて、ハッチバックドアを開けるようになっている。対して小さい丸ボタンは「ロックスウィッチ」である。ハッチバックドアを閉めたあと、「ロックスウィッチ」を押すと施錠される。

つまり、ドアを開けるときは細長四角ボタンの「バックドアオープンスウィッチ」を押しながらドアを開け、ドアを閉めたら小さい丸ボタンの「ロックスウィッチ」を押して施錠すればいい、それだけのことだった。

なのに俺は、施錠は間違っていなかったが、バックドアを開けるとき、細長四角ボタン「バックドアオープンスウィッチ」と小さい丸ボタン「ロックスウィッチ」を同時押しして開けていた。小さい丸ボタンを運転席助手席ドア同様、押したら開錠しもう一回押したら施錠する「ロック/アンロックスウィッチ」だと思っていたからだ。長四角ボタンはドアを開けるための「ドアオープンスウィッチ」だと思っていた。

どうりで、開いたり開かなかったりして、なんだか変な具合だった。

( ̄_ ̄)b 間違っていたからね。

これで、正しい使い方を知った、購入して9年…。

柳 秀三



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