振り回す俳優
父はどう老いても最後まで自立を希望しています。
前回、補聴器のお話しをさせていただいたのですが、
『今朝、メ◯◯スーパーから連絡がきて予定の日程渡しが延期になった…
楽しみにしていたんだよ。
聞こえないし…』
そして、延期になった理由がわからないと言う。
いつも強気な父の姿などみじんもないのです。
可哀想になった私は、
大丈夫だからね…
待ってて…。
と父をなだめて
メ◯◯ネスーパーに電話をして、延期の理由を確認。
結局、注文して手渡しまで3週間となったのです。
で、メーカーさんに貸出てもらえる器具がないでしょうか?
本人が怖くて、不安だと言っているので、できたらどうにかならないか…と。
メ◯◯◯スーパーさんの担当の方が手配できるかを確認してくださることになったと、父に電話すると……
『そんなのいらねー!
◯✖️△…』あーだ!こーだ!
が、始まったのである。
え?
あれ?
数分前のあの弱気な父はどこだ?
父よ、俳優か?!
あぁぁぁぁーっ!
やっぱりか!!
私がバカだった!
散々文句を言ったかと思うと、『やっぱり取りにいくか』と…(はぁぁぁ?)
いや!もう!いい!!
怒りよりも、
悲しくなった。
だから、もう頼まれたことだけ、それだけをすれば良いのだと自分にいい聞かせました。
父の兄弟たちは、声を揃えていうのである。
「兄貴は温厚だよなぁ」と。
いや、父の兄弟たちよ!!
あなたたちの兄は、
短気だし、頑固だし、
堅物だし、自分の意思に反論するなんて、もってのほか!
兄弟たちの前の顔とは違うんだよ(笑)
俳優だな、父。
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