夜の散歩

コンビニのATMに行くついでに今日食べすぎちゃった怠惰な身体を押したり引いたりしながら散歩に家を出た。
21時前は当たり前に真っ暗で携帯を見ながら歩いてたら電柱に余裕でぶつかりそうだし、音楽を聴きながら歩いてたら通行人にぶつかり、側溝に落ちそうな程の暗闇だった。
色んな店の横すれすれをわざと通って店のガラスの窓からマシンガンを打ってきたり、爆発なんかが起こってガラス片が私の体に突き刺さって血が滲んでくる。それでも私の体は痛みを感じるだけで余裕で生きている。それどころか私は武器を握ってガラス片が飛んできた方向を睨んで殺気を放っている。
…そんな頭のおかしい妄想を膨らませながら、暗闇への可能性ににやけている。夜の街を歩くだけでそこが都会ではなくとも脳内でセルフに麻薬成分が滲んでることに愉しさを覚えている。愉快な厨二病女と言われても否定できないな。一体私は何歳までこれを拗らせておくのだろうか。ここも少女の部分と個人的には肯定しているので多分一生このままだろう(汗)
家に着くのがもったいない。この思考が止まってしまうから。外の街の風景がないとこの思考が展開できないから。でも今日は特に食べすぎてしまったからこれ以上歩くのは体力的にしんどいな。おうちかーえろっと。

おわり

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?