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思い立ったら大糸線           ①一度は乗りたい、魅惑の路線

 JR大糸線をご存知でしょうか。長野県の松本駅と、新潟県の糸魚川駅を結ぶ、およそ100キロ余りの鉄道です。

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 国宝・松本城を有する松本から、わさびや道祖神で有名な安曇野を通り、日本アルプスの山並みを間近に眺めながら、立山黒部アルペンルートの玄関口信濃大町を抜け、ウィンタースポーツや温泉で名を馳せる白馬を経て、日本で初めて翡翠が見つかった小滝川の本流である姫川を幾度となく渡り、日本海側の糸魚川に至ります。沿線は変化に富み、車窓に山あり川あり湖あり、周辺は先ほどざっと挙げた以外にも魅力的なスポットで溢れています。乗って楽しい、降りるともっと楽しい路線であると言えます。

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 しかし、いかんせん距離が長いのと、利用者の減少による本数の長期的な削減傾向もあり、大糸線で周遊するのは年々難しくなりつつあります。そればかりか、大糸線のディーゼルカー運行区間である南小谷〜糸魚川間は、存廃問題が話し合われようとしています。

 筆者は沿線の人間ではありませんが、それだけに、大糸線はあえて乗りに行く価値のある路線だと思っております。地元の方々が、現時点では普段の移動に自家用車を利用し、鉄道を利用しなくなってしまうのも、世の中の流れであると思っております。しかし、鉄道にはまだ、他の地域から多くの人を運んでくる可能性が残っており、地域に貢献できる余地はあり、将来的には地域の足としての地位を再度確立してほしいとも思っています。ここでは、今こそ乗るべき大糸線の魅力と効率的な周遊ルートをご紹介し、少しでも多くの方々が次の旅行の行き先として大糸線沿線を選んでいただけるよう、発信していきたいと思います。

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