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マンガの世界

80歳近いおじいさんがお客さんとして来て、担当したのは私。

杖はついているけれど背筋はピンとして、ラフなポロシャツの格好だけど靴はピカピカ。

お話の仕方は少し威圧的だけど柔和なところもあり。

ただ者ではない雰囲気に少し緊張の私。

お願い、お願い。
すぐにボケたがる私がどうか出てきませんように!!
と、心の中で自分に言い聞かせて接客する。

予約を取り付ける段階で、
「少し待ってくれるかな、運転手に都合を聞かないと」
といって、電話をしだした。

数分して身なりがピシッとした長身でメガネでスーツ姿の男性が現れ、

「○○君の方が僕の都合をよく知っているからね」と。

だ、だ、誰(꒪꒫꒪⌯)!?

金持ち爺さんにイケメン秘書とかいう、マンガみたいな設定に私はめちゃくちゃ緊張しちゃって。

運転手って、タクシーのおじさんみたいな人が来るのかと思ったら。
敏腕秘書じゃん!!

で、優秀な秘書(運転手)の振る舞いから学んだことが1つ。

たぶん秘書さんが本当に日程をビッシリ把握してるっぽくて、お爺さんはそれの言う通りにしてるっぽかったんだけど、

私がお爺さんそっちのけで、秘書さんと日程のやり取りをしてたら、
「○○さんがよろしいのであれば」とか、
「○○さんのご意向なら」とか。

要所要所でおじいさんを立てるというか。

なんて言ったら伝わるのかな、語彙力が無さすぎて悔しいけど、

それを言われる度に、
(あ、そうだ、そうだ。だたのお爺さんじゃなかったんだった)って思い出させてくれるというか。
できた秘書やー( ´͈ ꒫ `͈ )ってなった。

相手をたてて、その振る舞いで自分も良く見えて。
素晴らしいね。

私も社長をたてて、その振る舞いで私も良く見えるようになりたい!!

いまはまったくできていない!
勉強になりました(  ..)՞

でも、予定は80歳近いお爺さんの予定だった。

「この時間で予約をとると、歯医者が終わってすぐにこちらに来なければならなくなります。 それでもよろしいですか?」
とか、

「この時間はリハビリですので別日がよろしいかと思います」とか。

お爺さんが、リハビリのあとでもいいじゃないか?と反論すると、

「いえ、別日がよろしいかと思います」って、お爺さんが:( •ᾥ•):グヌヌってなってるのも可愛かった。

このお爺さん、何者なんだろ。
気になるー(・А・` )

運転手というか、秘書というか、老後の後継人?



※画像を使わせていただき、ありがとうございます!!

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