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クローバー領 領主ロゼット

創作企画『隣の貴方と晩餐を』に参加するにあたり考えた設定資料です。

※自分用メモをそのまま貼っただけですので、説明不足・文章が読みにくいなど多々あると思います。ご了承ください。


領主

ロゼットのデザイン

名前_ロゼット
性別_♀
齢_18 歳
身長_155cm
種族_人間
称号_ティーカップ
一人称_私(わたし)

●性格

超の付く臆病者。
行動原理が『死にたくない。』。
誰にでも、何事にも怯えている。
怯えている事を知られることに怯えて、側近を除く領民と他の領主の前では明るい姿を演技している。

その演技も聡い人にはバレているかもしれない。
あぁ、怖ろしい。

●能力

空間転移
一度行ったことのある場所なら何処にでも転移することができる。
彼女の持つ転移魔法は発動してしまえば“絶対”であり、どんな防壁も結界も効果をなさない。
しかし、発動には制限があり連続での使用はできず、使用後にはなんらかの体調不良を催す。(激しい頭痛や嘔吐・幻覚等)
側近の者のみ一緒に転移できる。
側近以外の他人に触れられた状態では発動出来ない。

※実際は他人に触れられた状態でも発動できる能力。
ロゼットがまだ未熟故に自分(と側近)のみになっている。
本来は物・生物問わず自分が触れている範囲であれば、自分の意思で連れて行くかどうかを決定できる。

●魔法

魔法能力は一般並。
元々の魔力量が少ないため、戦える程の魔法能力はない。
単純な魔力量では他の領主には全く敵わない。

しかし、術式を組めば別。
魔法術式を組むことで、消費魔力量を減らし魔法を強化して使っている。
(幼い頃から術式について学んでいたからできる芸当。)

●武術

・ナイフ術
・棒術
元々、護身術としてナイフと棒術を習っていた。
ナイフは常に携帯、棒術は非常時に棒さえあれば対応出来るので実用性を兼ねて身につける。
逃亡生活の間に襲われたのはこれで何とか対処。
地方視察や領主の食事会、王都に出向く時等にティースプーン模した杖を持っているのは、非常時にこれを武器にするため。

・体術
領主になってからは、追加で体術を習う。

●戦闘力

カトラリー達の中で、中の中〜上の下程度。

●学力

悪くはない。領主として必要分以上は身につけている。

●趣味

人形やオブジェ、アンティークを集めること。
(部屋に飾ってある。異形人形多。)
絵を描くこと・物語を想造すること→最近は出来ていない。

●過去

14歳の時に先代領主である父親が領民の反逆により殺されている。
父のことは好きではなかったが、自分の身近で人が死んだという事、今までの生活が壊れていく様子は少女に大きなトラウマを植え付けた。

・年表
406年 父暗殺(父49歳 領主誕生祭直前) 14歳
407年 逃亡生活 15歳 (誕生日を逃亡生活中に迎える)
408年 領主就任 17歳
409年 現在 18歳

・過去のロゼット
明るくて、お転婆。好奇心旺盛。
自分に厳しい父親に口答えをして殴られても口答えをするガキだった。
領主貴族の娘ということもあり学力はそこそこあった。
絵を描いたり、空想の物語を作るのが大好きだった。

内情

領地

天空の浮遊島“トレフル島”と周辺諸島

●領民

クローバー領は種族が暮らす領。
トレフル島の先住民族(人間)に加え、 地上からの移民で構成されている。
地上では差別の対象になることの多い異形種族も多く暮らすため、領民の姿は多様性に溢れている。
人口比率は人間6割、他種族4割。

●トレフル島

名前の由来は大空に浮かぶその島の形が四葉のように見えたから。
貴族に分け与えられる領地の中でも、指折りの広さを誇り豊かな土壌を生かし古くより農業が盛ん。
地区が大きく4つに分かれており、アムール区・シャーンス区・オネトテ区・エスポア区という名前で呼ばれている。
領主館のある中心都市はセントラルと呼ばれ、中世フランス風の街並みが広がっており、付近には各地区の商人が集う市場(センター街)がある。
各地で茶葉の栽培も行っており、国王への献上品として重宝している。

・シャーンス区(東区)

トレフルきっての工業区。
スチームパンク的な街並み。
クローバー領で使用されている飛空艇はほとんどがここで作られている。
他領との交易もここが一番盛ん。
工業地帯とはいえど、御洒落なバーや喫茶、ホテルもある。
土産にはオシャレな金属細工の施された時計が人気。

領警団が中心部の治安維持をしているが、裏路地に入ると柄の悪い連中がゴロゴロ居るから旅行者は要注意だ。
絡まれていても警団は助けてくれないよ。

・オネトテ区(西区)

農業が盛んな区域。
面積が一番広い。
主に畑作・稲作を行っている。
美味しい作物が沢山獲れる。
トレフルで一番大きな天然湖“カトル湖”がある。
伝統工芸が陶器系。
ランプシェードとお茶が人気。

旅行をするなら収穫祭の時期にどうぞ。
最高の料理と酒もてなして差し上げよう。

・エスポア区(南区)

農業が盛んな区域②
主に果樹産業。
美味しい果物が沢山獲れるよ。
伝統工芸は木採掘とガラス製品。
寄木細工の秘密箱、ガラス食器が人気。

オネトテ区より印象が薄い?お前さんの目は節穴だな。
一度来てみりゃわかるさ、エスポアの作物のほうが一枚上手だってな。

・アムール区(北区)

農業が盛んな区域③
家畜産業。
羊みたいな動物がいっぱいいるよ。
伝統工芸が布系。デザインが面白い。

こごは一番田舎だんだども、一番平和で極楽だじゃ。
お客さんも大歓迎ねぇ。

●離島マルール

トレフル島の北東に位置する浮遊島。
トレフル島からも遠く、周辺に他の島は無い。
アンフェール監獄という刑務所があり、クローバー領の犯罪者だけでなく、王国内の極悪人(死刑囚)も収監されている。
そのため、王国からの補助を受けて運営されている。
ロゼットが時々姿を見せるとか見せないとか。
          ※同記事下の『離島マルール裏話』に続く。

●領警について

正式名称はクローバー領警察隊。
領地の統治権に基づき、社会・公共の秩序を維持し社会秩序を保つための組織。
領民の生命・身体・財産の保護、犯罪の予防・捜査、被疑者の逮捕、領地内の治安維持活動などの活動が業務。
クローバー領の軍事的な機関も全て含めて領警の一部。
リュウくんや領主館の警備員も領警の所属。
警察長官は別にいるが、実質的な最高司令官は面無。

側近

ロゼットと愉快な仲間たち

●領主補佐

2人の正体はロゼットの部屋に飾ってある陶器でできた人形の置物。
ロゼットはそれに気づいていない。

この置物と出会ったのはロゼットが6歳の頃。
家族で市場へ出向いた際に一目惚れし、母に購入するように頼み一度は断られるも、後日家から脱走して自力で買いに行って入手した品である。
厳しい家庭環境のために、他人に自分で描いた絵を見せたり空想した夢物語を話したりすることはできなかったが、その分この人形達を相手に話していた。

逃亡の際には館を領民に襲われて全焼しているので、壊れたものだと思っていたが、新領主となり地方視察をしていた際に市場の骨董店で再会、その後速購入した。
そのため今も沢山の人形・置物と共に彼女の部屋に飾られている。

流出元を探そうにも、置物の底の部分に作者の名前は無く、

『顔が無くば人に非ず
 名が無くば人に非ず』

とだけ書かれていた。

    ヒトガタ    ヒトガタ
顔の無い人形と腕の長い人形はそれぞれ面無と名取と名付けられ、領主館が襲われるその日まで、少女の友人として過ごした。

そして、逃亡中の彼女の前に人の姿となり現れる。
「シャルロッタ様。お迎えに上がりました。」
「我らと共に、再び地位を取り戻しましょう。」

・置物の容姿

黒い方が面無(オモナシ) 白い方が名取(ナトリ)

陶器人形のアンティーク。
黒い方が面無(オモナシ)、白い方が名取(ナトリ)。
面無の顔布にはレース生地、名取の手本の手紙には羊皮紙が使われている。面無の顔布の下は顔が作り込まれておらず、鼻のような突起物はあるものの目があるべき場所は凸凹に抉れ黒ずんでいる。
名取は腕が異様に長く、立った状態であれば膝下までの長さがある。
土台の裏には『顔が無くば人に非ず 名が無くば人に非ず』とだけ刻まれている。

・ヒトの姿

ヒトに化けているときはこの姿

名前_面無(オモナシ)
齢_??
身長_175cm
正体_ロゼットの陶器人形
役職_領主補佐(領警担当)
性格_塩対応
一人称_俺(おれ)
補足_
戦闘能力が高い。
人を真似るのが得意。
最近は”食べる”という行為を気に入っており食に詳しくなってきている。
手先が器用でロゼットのヘアセット等をやってくれている。
国王にいじられている名取が面白くてツボでしょうがない。
イラッとすると喧嘩腰になり、キレると無言で殺しにかかる(物理)。
能力_
自身の顔を自由自在に作り変えることができる。
能力開放で自身の周りに様々な顔が出現する。
対象者の顔に触れることで顔をコピーすることも可能。

名前_名取(ナトリ)
齢_??
身長_175cm
正体_ロゼットの陶器人形
役職_領主補佐(政治担当)
性格_物腰柔らかで優しい
一人称_私(わたし)
補足_
です・ます丁寧敬語口調で話す。
一度敵と判断すれば、対応が露骨に悪くなる。
面無より露骨ににロゼットへの執着心が見えるので国王に遊ばれている。
そのため国王のことが好かん。
能力_
自身の腕を伸ばすこと、手を変形させることができる。
腕を鞭のように振り回して攻撃することも可能。

●メイド

名前_キノ子
齢_??
身長_165cm
正体_ロゼットのキノコ型ランプ
役職_領主専属メイド
性格_ロゼットに対して→超絶過保護
   その他→上から目線 雑に扱う
一人称_私(わたくし)
補足_
面無と名取と同じ付喪神的存在。
面無と名取に命令口調で平気で口ごたえする。
メイド服を着ているが、男でも女でもない。

だって私はランプの精ですから。

●護衛

名前_リュウ
齢_???
身長_cm
性別_♂
種族_竜人
役職_護衛
性格_明るくて楽観的
一人称_オレ
補足_
面無の部下。
「~っす。」のような砕けた敬語を使う。
時々バカなんじゃないかと思うほど安直なことを口にする。
裏表の無い好青年。
ロゼットの過去と全く関係の無いキャラ。
良い人過ぎてロゼットも他の人に比べて信用している。
人間体を見たときからモノくんを”アニキ”と呼び始める。

●ペット(?)

モノくん

モノくん
ロゼットが最近捕まえてきた単眼ドラゴン。
林檎が好き。
声帯が無い。
魔力探知に全く反応しない。
空を飛んだり魔法を使ったり変身したり、色々できて万能。

ロゼットが空間転移で領主館をこっそり抜け出して息抜きに行っている山奥の温泉で出会った。
温泉に浸かっていた時に巨大ドラゴンが現れて、ビビってパニックになり意味不明な魔法術式を展開した結果、主従関係の魔法に掛かってしまい、無事ペットとなった。

(ロゼットは知らないが)その気になれば主従魔法なんて簡単に解けるが、『まぁ、餌と林檎出るし何でも良いか。』と思っている。
結構適当な奴。

トレフル島には古くより伝承される民間童話がいくつも存在する。
その中の一つ『地創の竜』では、一匹のドラゴンが岩肌と荒野が広がる荒地の孤島だったトレフル島に地上から、土や水、様々な生物、植物を運び込み豊かで生命あふれる地へと変化させたと言われている。
竜の容姿は、紺碧に輝く美しい鱗に包まれた人の丈の数十倍の巨体、それを支える頑丈な手足と鋭い爪、長く靭やかな尾、天空を自由に飛ぶ翼、顔の中央にある白の単眼、立派な一対の角………と、神さながらに壮大に描かれている。
人間には理解の及ばぬ程の魔法の知識を持ち、巨体に関わらず気配を消す力があったなどの伝承もある。

あれあれあれあれ?モノくんと特徴が一緒な気が…?????

ロゼットと愉快な裏話

上に書ききれなかった裏設定とかいらない設定とか。

●領主の本名

新領主として立ち上がる際に、父と同じ姓の”リヴィエール”を名乗るのはまずいと考え現在は”ロゼット”を名乗っている。
命名は領主補佐の白い方。

家族は両親の他に、実は妹がいる。
クーデターのあの日に分かれてから行方知れずだけど。

●先代領主(父)について

先代領主 ケイ・リヴィエール

享年49
かつては善良な領主だった。
変わってしまったのは35歳を過ぎた頃から。
先代王の横暴な政治に協力し、領民の反感を買ったため反領主勢力によるクーデターの際に暗殺された。
暗殺されたのは領主誕生祭を一週間前に控えた日だった。
ロゼットは14歳だった。

・ロゼットから見えた父の姿

領民の前では猫を被って善人ぶる最低な男。
先代国王の横暴な政治に文句も言わずに付き従って、媚び諂ってヘコヘコとして、気に入られるためには手段を選ばなかった。
そうやって自分の利益だけを追い求めて、領民に殺された。自分を賢いと思ってて、プライドが高くて、自慢話をダラダラベラベラと喋る。

私にばっかり強くあたって、私が10歳を過ぎた頃には妹に見向きもしなくなった。私を後継者にするつもりだったんだろうか…

お前のせいで私は最悪を経験したんだ。大嫌いだよ。

・家族構成

主人  ケイ・リヴィエール
妻   アミ・リヴィエール(旧姓はシャーンス) 
長女  シャルロッタ・リヴィエール
次女  ルーナ・リヴィエール

妻のアミはシャーンス区の金持ちの娘。
政略結婚だが、結婚したての時は仲は悪くなかった。

●離島マルール裏話

トレフル島の北東に位置する浮遊島。
アンフェール監獄がある。

監獄施設地下にロゼット主導で設立された極秘の魔法研究所がある。
闇魔法による兵器開発とアンチ魔法(魔法無効化)、ロゼットの能力の転用(空間転移)を研究している。
研究者の中には監獄に収監されているはずの犯罪者もいる。
国王にはまだバレていない。

国王にバレたら国家反逆計画罪とか言われて断罪されるのだろう。
もしくは、いい感じに丸め込まれて利用されるのか…。

●領主補佐2人の裏話

・面が無かったり、名を取られたり。

面無は”笑顔”の演技を教え、領民の前では”怯え”を見せ無いように演技を強いた。
名取は”ロゼット”という名を与え、”シャルロッタ”という名を彼女から取り上げた。

・本来の能力

上に記載されているのは覚醒前の能力。
本来の力は別にある。

面無の能力_『顔が無くば人に非ず』
顔を奪い取る力。
奪われた対象者自身も関わる人も対象者の顔を思い出すことができない。
(顔自体は存在しているのに、顔に靄がかかったようで見えなくなる。)

名取の能力_『名が無くば人に非ず』
名を奪い取る力。
奪われた対象者自身も関わる人も対象者の名前を思い出すことができない。
(戸籍などに記録があったとしても、それが自分の名前であるという実感がなくなる。)

顔が無ければ、名が無ければ、人は人として認識されない。
人として存在できない。
お前という存在を奪い取ってやるよ。

・分体

本体の置物から掛けてしまった部分をロゼットとがストラップ状にして、持ち歩いている。そのため、本体が遠くに居ても、ロゼットがどこにいても、これさえ持っていれば側に出現できる。

●温泉

モノくんと出会った場所。
ロゼットが息抜きに行く温泉。安心できる数少ない場所。
アムール区の山奥にあり、一人のドワーフのお爺さんがいる。
側近達にも場所は教えていない。
(ロゼットが気づいていないだけで、補佐の2人は知っている。)

●ルート分岐について

作者である私ががロゼットと側近の関係をどうするか決めてなかったために和解ルート・すれ違い続行ルート両方考えてしまった。

・和解ルート

20歳までに領主補佐の2人の正体を知り、仲良くなる世界線。
ロゼットのあからさまな怯えが消える。
色々吹っ切れて、幼い頃のような明るさを取り戻し、堂々とした…肝が座った女になる。
アンフェール監獄地下の極秘魔法研究所の存在が国王にバレかけるものの、逆にそれを国王に公開して交渉やらなんやらする。
王国内の物流を極秘魔法研究所で研究していた転移魔法の一般化によって格段に発展させる。

・破滅ルート

20歳までに領主補佐の2人の正体を知り、仲良くなる世界線。
領主補佐と永遠に分かりあうことのない世界線。
アンフェール監獄地下の極秘魔法研究所の存在が国王にバレ、国家反逆者の大犯罪人として裁かれる。

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