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大鶏排的唐揚

仕事が終わり、夕飯の相談をするため長男に電話しました。
「今夜のご飯、何がいい?」
「あっ、父ちゃんから連絡もらって、もう作り始めてるから大丈夫だよ」
「えっ、何作ってくれてるの?」
「いや、ゆーが唐揚げ食べたいって言うからさ、唐揚げあげるよ」
「えっ、大丈夫なの?」
「大丈夫。あと、スープ作るから、他に食べたいものあったら買ってきて」
すご、いつの間に唐揚げなんてできるようになったんだ?!

私はドキドキワクワクしながら車の給油をして、野菜サラダを買って帰りました。
「ただいまー」
玄関を開けると揚油の匂いがフワーッとしました。揚げてるんかしら?
しかし台所は電気がついていない…
電気がついてる居間を覗くと、兄と弟2人でご飯を食べていました!
その食卓には、もも肉2枚をまるっと揚げて切り分けた、大きな唐揚げがありました。

「すごいー!えっ、これ自分でやったの?!」
「そう、ゆーが肉買ってきてくれたから揚げたよ。ダージーパイをイメージして作ってみた」
す、すごい!よく作れたね!
私は食べたことも作ったこともないよ、ダージーパイ。ん〜美味しそう✨
しかし2人は肉の2/3はもう食べており、そろそろご馳走様のご様子。
ならば、私はひとっ走りしてきて旦那と美味しさを分かち合いながら食べようぞ!

そう決めて30分走ってきました。
ちょうど旦那と合流できたところに、長男から電話が。
「肉を2度あげするから、連絡ちょうだい」
「あっ、これで帰るからお願いできる?」
「はいよー、気をつけて帰ってきてね」
「ありがとー」
こうして家に帰ってくると、ちょうど揚げたての唐揚げが出来上がったところでした。
さてさて、ダージーパイ的唐揚げのお味は…
うぉー、めちゃくちゃ美味しいー!
息子補正抜きにしても、衣はザクザク中身はジューシーで、本当に美味しかったです。
「えっ、この衣はどうやったの?」
「あー、米粉と片栗粉をまぜたんだよ。本場はスパイスもこだわるらしいんだけど、とりあえず家にあるスパイスで作った」
それを聞いて、私は思わず
「これ1発で作れるなんて、天才だね!」
と言ってました。素直に尊敬しました。

長男は満更でもない表情で笑ってました。
春からの一人暮らしも、自分の食べたい物を自分で作れるのが1番なので、今のうちからどんどんチャレンジしてほしいなと思います。
息子が作ってくれる物なら、たとえオーバーカロリーでもガンガン食べます!肥えてもいっぺんの悔いもありませんよ!

舌と心に、その味を焼き付けておきたいと思います♪
ごちそうさまでしたー!

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