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ミスをごまかすために嘘をつく人①

世の中には自分のミスをごまかすために嘘をつく人がいます。そんな嘘をついてどうなると思ってんの?と、嘘をつかれた私は思いますが、その人にとってはその場がしのげればいいことのようです。つまり嘘をつく人にとってその嘘はいい嘘で、悪い嘘ではないのでしょう。ふざけんな。

私には流産の経験があります。手術をして帰宅後、生命保険会社に連絡をしました。保険会社によると流産手術の保険を受け取るには医師の診断書が必要とのことです。私は次の診察日を伝え、その日までには必要書類を私の自宅に届けてほしいと伝えました。

ところが診察日前日になっても書類が届きません。保険会社に連絡すると「昨日投函しました」とのことです。診察日まで二、三日の余裕があればそうですかで済ませたのですが診察日は明日に迫っています。私は書類は午前中に投函したのか、明日の午前中に私が受け取れるのかを再確認しました。電話は一旦保留になり、

「すみません。まだ会社にありました」との言葉が返ってきました。

これは私が追求したからこその白状です。嘘かウッカリかの判断は難しいですが、とりあえず私はどうすればよいかを聞き返しました。

「病院はどこですか?ここから近いですね。では明日病院に行く前に寄ってください。その時に書類をお渡しします」

開いた口が塞がらないとはこのことです。平気で嘘をつくような人なのですからこんなセリフも悪気なく口から出てくるのでしょう。

私が「取りに来いと言うのですか?」と聞き返せば「すみません。お願いします」と返ってきます。

私はもう一度「流産の手術を終え、身体的にも精神的にも参っている患者に取りに来いと言うのですか?」と問いました。ここでようやく気が付くのです。自分がどうやら失礼なことを要求しているらしいと。電話は再び保留になりました。

最終的には保険会社が投函し忘れた保険書類を、私にではなく病院に送付することで解決しました。

嘘が一つ入ると、嘘をつかれた方は面白くないし、イラッ!が一個増えるんですよね。それが嘘をつく人にはどうして理解出来ないのかと思います。

私は、人はミスをするものだと思っていますし、ウッカリ忘れてしまうものだとも思っています。だから忘れた時には正直に「忘れていました」と言って謝罪すればいいと思うんです。それ以外にミスをした側の第一声ってありますかね?それから解決策を考えてくれればそれでいいと思うんです。

私とのやり取りが解決したならば、保険会社内でミスを共有し、忘れた時にいかに思いだすかのミス防止策を考えて次回のミスを無くしてくれればそれでいいと思うんです。

「次は忘れないようにしまーす」じゃなくて、忘れてしまった時にいかに思いだせる形が整っているかが防止策になると思うんです。

どうしてそれが嘘をつく人には分からないのか、私には全く理解出来ません。

次回は、ミスをごまかすために嘘をついてその嘘が追及されなかった人を書いてみようと思います。

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