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バスケワールドカップボランティア体験と今後の日本バスケ界について


これは「#10年後にスポーツ業界を盛り上げる若者たち のAdvent Calendar 2023」の19日目の記事です。

昨日は たけまる さんの「生まれ育った街に、ボールパークができました」の記事でした。
エスコンフィールドを北広島市民の視点から紹介している記事なります。
私も8月にエスコンに行かせて頂きましたが、あのボールパークには日本野球界のシンボルとなる要素が十分に詰まっていると感じました!
エスコンでの成人式、ぜひ楽しんでください!!


<はじめに>

早速ですが自己紹介からさせて頂きます。
名前:佐々木 雄大 (ささき ゆうた)
年齢:21歳
出身:千葉県
大学:順天堂大学 スポーツ健康科学部 
スポーツ歴:バスケットボール 10年, 空手 14年

大学ではスポーツマネジメントを専攻しており、ベーシックなスポーツのビジネスやマーケティングを日々学んでいます。
また、現在は地元の小学生に対してバスケットボール指導を行っています。小学校2年生から高校までバスケ漬けの日々を送り、今は違う形でバスケにかかわりを持っています。典型的な ”バスケバカ” だと自負しています(笑)

そんなバスケバカは今年の8月に沖縄で開催された「FIBA World Cup 2023」に8月25日~8月27日の3日間ボランティアスタッフとして参加してきました。

今回はこのボランティアでどのような活動を行ったのか、そしてそこで感じたこと、今後の日本バスケ界について一個人の意見として述べさせて頂けたらと思っています。

スポーツ界でなんの功績も残してない人間が、この場で記事を書かせてもらうのは大変おこがましいことですが、素人なりに書いてみようと思いますので、どうか温かい目でご覧ください(笑)


〈沖縄アリーナについて〉

まず初めに、今回の大会会場は "沖縄アリーナ” でした。

沖縄アリーナ

このアリーナの特徴として…

  • 約1万人の観客を収容できる

  • 最先端設備を取り入れ、510インチの大型ビジョンや60台のカメラで360度の全方向からの視点映像が見られる「4DREPLAY」などがある

  • 「どの座席からもコートが見やすい」設計

  • 壁面に360度設置されたリボンビジョンや縦長の電光得点モニターなど、あらゆる場所から試合の情報を得ることができる etc…

沖縄アリーナ公式サイト | OKINAWA ARENA (okinawa-arena.jp)

試合前にもかかわらず、めちゃくちゃ盛り上がってました(笑)

個人的にはアメリカのNBAのアリーナにかなり似ている印象を受けました。このアリーナには多くのエンタメやスペクタクルな体験ができる要素が存分に含まれているのだと思います。


〈ボランティア活動〉

さて、今回のボランティアで私は "メディアサポーター” というポジションを担当させて頂きました。今回のワールドカップでは、日本の他に、ドイツ、オーストラリア、スロベニア、フィンランドなど、世界各国のメディアが沖縄アリーナに集結しました。

仕事内容は主に各国メディアの受付や誘導、ケータリング等の準備などが主な仕事でした。活動中、日本のメディア以外はすべて英語での対応でした。違う言語が飛び交う環境でしたので私自身とても新鮮な体験だったと思います。

ケータリングでは簡単な軽食や沖縄料理が振る舞われていました。

自慢話ではないですが、役割で前日練習の会場にメディアを誘導する役割があり、そこでは練習終了の5分前にメディアを練習会場に入れて、その間にプレイヤーに対してインタビューを行うのですが、その国の方々の粋な計らいで会場内に入ることができ、しかもプレイヤーともお話しする機会をいただけました(笑)。

プレイヤーは見せられませんが、YouTuber のサワさんもインタビューに参加していました(笑)


NBAプレイヤーや日本代表と間近で交流することなんて簡単ではないですし、試合前にもかかわらず、気さくに話しかけてくれました(笑)
バスケをしてた身としては本当に幸せな瞬間でした。

また記者の方々ともいろいろな交流がありました。日本のバスケだけでなく、文化や人柄にも興味を持って下さり、日本人としてもとてもうれしい気持ちになったのを今でも覚えています。

ジョージアの記者の方々との3ショット

ジョージアの記者の方々と多く交流する機会があり、その結果写真を撮ったり、連絡先を交換するなどもしました。日本がオリンピック出場を決めたときにも「おめでとう!」とすぐに連絡してくれました(笑)

また、大会を盛り上げるうえでも多くの工夫がもたらされていました。
例えば、大型ビジョンを使って、観客がダンスバトルを行ったり、キスカムなど、まさにアメリカンなエンタメも行われていました。

日本対ドイツ戦の選手紹介

普段、Bリーグなどの試合ではこのような演出は多く行われていないので、日本の方々も初めは恥ずかしがっているような印象でしたが、大会が進むにつれて慣れていったのかノリノリで踊ったりしてました(笑)

これはまさしく日本が目指しているスポーツエンタメの形であり、本当にエキサイティングな大会だったと思います。


〈活動を通して感じたこと〉

この3日間の活動を通して感じたこと、それは
多くの方々の関わりあってこそのワールドカップ
であったということです。

ボランティアスタッフだけでも約1700人いて、意外にも関東県内出身の方々が多かったです。それだけでなく、運営に携わっている協会の方や外部から委託して大会に参加しているスタッフ、FIBAの関係者など、彼らがこのワールドカップに向けて準備やサポートをしているおかげで、無事大会を成功させることが出来たのではないかと感じました。

最高な試合をみせてくれたアカツキジャパン

まさに "日本一丸" となった結果が今回のオリンピック出場決定という、日本バスケの歴史において最も素晴らしいストーリーをもたらしたのではないかと思います。


〈今後の日本バスケ界について〉

・2人の日本人NBAプレイヤーの活躍
・社会現象にもなった映画『THE FIRST SLAM DUNK』
・48年ぶり 自力でのオリンピック出場決定

ここから見てわかる通り、日本バスケはまさしく "全盛期” です。
2016年にB.LEAGUEが開幕して以来、リーグとクラブの事業規模は大きく成長していき、1億円プレイヤーの誕生やオリンピック出場権獲得など多くの実績を残してきました。

しかし、野球(NPB)やサッカー(Jリーグ)に比べるとマイナーであり、このような状況を打破しなければ今以上に盛り上げていくことが出来ません。

そこで、B.LEAGUEでは2026年から「B.PREMIER」が開幕します。
リーグ方式が ”エクスパンション型” になることによって、クラブは長期的視野で成長のための投資を行うことが可能になり、

  • オンコートの自由度を高め、人種問わずハングリーで国際競争力の高い日本人選手が生まれる環境

  • 世界基準の競技力・アリーナエンターテイメント

  • ビジネスのグローバル化

をより期待することができます。

日本バスケが競技力やビジネス面でも世界水準になるための枠組みがしっかり用意されていることがわかります。まさしく「世界一型破りなライブスポーツエンタメ」を作る要素が存分に含まれています。
私自身今後がとても楽しみです(笑)


<最後に>

長々と失礼いたしました(笑)

この時の活動を振り返ると、本当に夢のような時間でしたし、多くの刺激を得ることが出来ました。バスケットボールを通して選手、スタッフ、観客が1つになる瞬間を見たとき、素直にすごいなと感じたと同時に、本当に「バスケットボールに一生関わっていけたらいいなー」と改めて感じることになりました。


私は将来「Bリーグの運営に携わり、日本バスケのビジネスやエンタメをより世界水準にしていくこと」を目標に大学で勉強に取り組んでいます。

いつかこの夢をかなえることが出来るよう精進していくことを、この場を借りて宣言させて頂きます(笑)


最後になりますが、読みづらい文章かつ長くまとまってない文章となってしまい申し訳ございません。お付き合い下さり、ありがとうございました!
今後もご機会ありましたら、宜しくお願い致します!


明日は「くわばらけんと」さんの記事です!お楽しみに!

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