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オープンジャーナルおすすめランキング2024年2月版

はじめに

みなさん、こんにちはEKです。企業研究者で化学を中心に科学をしています。
科学者にとって論文を出すのは自分のキャリアにとって重要ですよね。
論文を読むには

ジャーナルを買って読む。

オンライン無料で読む。
になっています。
この無料で読むのを可能にしたのがオープンジャーナルです。
オープンジャーネルは世界中の政府と出版社がこれを進めています。

オープンジャーナルって何?

オープンジャーナルは無料でよむことができるジャーナルです。
オープンジャーナルだと多くの人が読んでくれます。
科学者にとっては自分の論文の引用が増える(重要な研究の証明)効果があります。
いいことだけではないのが世の中、
このジャーナルの費用、著者である科学者が負担します。
その費用がとっても高額!!
掲載料 (APC Article Processing Charge)といってこれないと発表できません。
ネイチャーの姉妹紙のネイチャーコミュニケイションだとなんと100万円を超えてしまいます。
恐るべきネイチャーブランド、みんな出したいからね。
もう一つはハゲタカジャーナルの存在。
いい加減な審査で、業績にならない。
ジャーナルがものすごくあって、信用できるのがどれだかわからないことは
しょっちゅうです。
発表したいけど、研究費も少ないのにAPCまでは払えない科学者もため、
成り上がりたい科学者のためのジャーナルのおすすめを紹介します。

ランキング

1位無料

ACS Central Science
インパクトファクター18.2
費用0
米国化学会(ACS)のフラッグシップジャーナル
これ載ったらすごいです。
利点はだめでもACSの別のジャーナルにおすすめされるところ(APCは高いです)
ACS Central Science - ACS Publications

2位無料

Chemical Science
インパクトファクター8.4
費用0円
英国王立化学会(RSC)のフラッグシップジャーナル
載ったらかっこいい。
Chemical Science Home-The flagship journal of the Royal Society of Chemistry<br/><br/>An open access journal and free to publish from 2015<br/><br/>Editor-in-chief: Andrew Cooper<br/>Impact factor: 8.4<br/>Time to first decision (peer reviewed only): 33 days (rsc.org)

3,4位 10万円以下

Biological and Pharmaceutical Bulletin (BPB)
インパクトファクター2.3
Chemical and Pharmaceutical Bulletin (CPB)
インパクトファクター1.7
費用
会員6万円、非会員9万円
日本薬学会のジャーナル
オープンジャーナル化してこれからインパクトファクター上昇が期待できます。
公益社団法人 日本薬学会学術誌・出版物 | 公益社団法人 日本薬学会 (pharm.or.jp)

5位 10万円


Chemistry Letters

インパクトファクター1.6
費用
会員10万円、非会員15万円
日本化学会のショート論文誌
大好きなジャーナル!
Chemistry Letters | Oxford Academic (oup.com)

6位 今だけ無料

Precision Chemistry
3月末まで無料、ACSなので間に合ったら、お得です。
Precision Chemistry - ACS Publications

7-11位 無料

Peer J Analytical chemistry
Peer J Inorganic chemistry
Peer J Organic chemistry
Peer J Physical chemistry

Peer J Material Science
PeerJ
無料にはびっくり!
本家のPeer Jは良心的なモデルを目指しているので有料になる前に!

おわりに

今回紹介できたのは論文の一部です。
いろんなジャーナルの費用リストも作っているので次はそれを紹介します。
日本の学会には良心的なジャーナルがいっぱいあります。
それも今後紹介していきます。





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