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京都・臨済宗最大宗派の大本山【妙心寺】

寺の境内というより独特な町に入り込んだような感覚。

周辺の塔頭を含めた19.5ヘクタールの境内は国指定史跡となっている。

京都でも最大級規模の寺院。短時間では細かいところまでは見て回れない。

仁和寺、龍安寺、金閣寺と世界遺産に登録された寺院が近くにある。

妙心寺は世界遺産には登録されていないが、龍安寺は妙心寺の境外塔頭。

日本の臨済宗寺院5650のうち3350ヵ寺と約60%を占めるのは妙心寺派。臨済宗最大宗派でその数は過半数。

大徳寺とともに修行を重んじる厳しい禅風を特徴とする林下の代表的寺院。

京都五山や世界遺産の十七の文化財と比べても負けずとも劣らない歴史と規模を持ちながら、そういった評価とは無縁なスタンスなのは好感を持てる。

泰永元年(1342)の創建。開基は花園法皇。開山は関山慧玄(かんざんえげん)。本尊は釈迦如来。

関山慧玄の禅風は厳格で生活も質素を極めていたらしい。他の高僧のような語録も肖像もない。大徳寺を開山した大燈国師の弟子で、妙心寺には大燈国師墨跡二点(国宝)の文化財がある。

法堂と大庫裏が参拝料700円。何度も来れない人は参拝料をケチってはいけない。

法堂の雲龍図は迫力満点。狩野探幽の作で「八方にらみ」の龍と呼ばれている。江戸時代から手を加えてないという希少な雲龍図。撮影禁止。

庫裏(台所)は磨き上げられていて昔の生活のイメージが生々と感じられる。

大庫裏 重文


妙心寺の梵鐘(ぼんしょう)は国宝。紀年銘は西暦698年で日本最古の鐘。

妙心寺では、写経会場で写経をやってみた。45分くらいかかったかな。慣れてそうな人が1人先にされてたけど、他には誰も来られず静かにできた。

写経会場 大方丈 西の間 重文

庭園も境内とは別の登録で国指定史跡のようでせっかくなん観ておきたかったけど、きぬかけの路の三寺院をまわって、写経で一時間を使ったのでタイムオーバーで回りきれず。


第2回京都観光 2021.9.9  【1泊2日】☀️
銀閣寺→平安神宮→神泉苑
金閣寺→龍安寺→仁和寺→妙心寺

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