タイタニックを見に行った潜水艦の失踪

1912年に北大西洋で沈没した豪華客船タイタニック号は現在水深3800mの深海底に沈んでいる。そのタイタニック号を潜水艇で見に行くツアーがあったのだが、その潜水艇が失踪してしまった。当初、単に通信が途絶えただけで、定期的に鳴る音が乗客の生存を知らせているものだと考えられていたが、実際には潜航している最中に水圧に耐えきれなくなった潜水艇が爆発を起こしてバラバラになり、乗客は即死したことが分かっている。そして、すぐに救助することはできない深海だからこそ潜水艇には厳しい安全基準が求められているが、窓ガラスの強度が基準を満たしていないなど非常に杜撰な管理があったことが明らかになっている。このような潜水艇を建造するには高額の費用が掛かるため、ツアーの参加費用も約3500万円と非常に高額であり、参加者は世界の富豪やその子供だったようだ。徹底した再発防止策が求められる。

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