動物愛護団体が動物を虐待!?

本来であれば動物を虐待から守らなければならない立場である動物愛護団体の職員が動物を虐待するという信じられない事件が2020年に起きた。この事件では今年3月に当該の動物愛護団体とその理事が刑事告訴されているが、被告は「躾であって虐待ではない」として無罪を主張している。この団体は保護している犬の頭をケージ越しに繰り返し棒で叩いており、その目的は噛み癖を直すことだという。しかし、噛み癖があるのであれば必要なのは噛まないことによる褒美を与えることで噛むのを辞めさせることであり、単なる暴力は犬を怖がらせるだけで何の解決にもならない。これは人間の場合と同じである。いくら相手が悪いと言い訳しても、手を出してしまえばその時点で手を出した方が悪いことになる。しかも後に虐待は2020年より前から常習的に行われていることが明らかになっており、悪質性から厳罰が求められる。

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