(続)私の彼氏は可愛い
前回のお話はこちら!
皆さんお久しぶりです。って程でも無いかな。え~、改めて。私の名前は、弓木奈於。私には、同棲している七歳年下の彼氏が居ます。その彼氏=田村○○君は私の親友である田村真佑の弟です。彼はとても甘えん坊で、仕事から帰ってくると必ずハグを求めてきます。それがもう可愛すぎるんです!ただ最近、少し様子が変なんです。全然甘えてこなくて。私、何かしちゃったかなぁ?あ、長々と失礼しました。それでは本編をどうぞ!
○○:ただいま。
奈於:おかえり🙂ご飯出来てるよ。
○○:はーい。
奈於:・・・?(どうしたんだろう。何時もなら、ハグを求めてくるのに。)今日は、ハグしないの?
○○:え?あ、うん。しない。
奈於:そっか。(どうしたんだろう、急に。あ!もしかして、私。なんかしちゃった?)
○○:パッとシャワー浴びてくるね?
奈於:あ、うん。(○○君・・・)
そして翌日・・・
○○:ふぁ~~🥱
奈於:おはよー○○君。
○○:おはよう😖
奈於:ふふっ。可愛い。
○○:奈於ちゃん、ギュ・・・
奈於:ギュ?(ハグしないの?)
○○:ギュ、ギュ、急に仕事が入ったから、今日は、ちょっと先に行くね!行って来ます!
奈於:あ、○○君!(やっぱり、私のこと嫌いになったの?)
○○君が甘えてこなくなって一週間。結局、理由もわからないままだった。そして今日は、真佑とお茶する日。相談してみようかな?
奈於:はぁ~。
真佑:ちょっと~!何?溜め息ばっかりついて。
奈於:あ、ごめん。はぁ~。
真佑:・・・○○と喧嘩でもした?
奈於:喧嘩じゃないけど、喧嘩した?
真佑:何それ?
奈於:甘えて来なかったの。
真佑:え!?あの○○が!?
奈於:うん。
真佑:それは大事件だね。
奈於:うん。もう一週間だよ?一週間も甘えて来なくて。はぁ~。私、嫌われちゃったのかな~?
真佑:うーん。○○が奈於の事を嫌いになるとは思えないけど。何か心当たりは?
奈於:全然。
真佑:うーん。(○○の事だから、何か考えすぎてんのかもねぇ。とはいえ、どうしようかな?)
奈於:はぁ~。何か聞いてたりは~?
真佑:ううん。何も聞いてない。
奈於:だよね。
真佑:うーん。本人に聞いても、教えてくれるか怪しいしなぁ。
奈於:はぁ~。どうしよう?
真佑:うーん。とりあえず、取り調べでもしようかしら。
奈於:え!?取り調べって・・・
真佑:今日、○○は?
奈於:今日は、定時で帰るって。
真佑:じゃあ、行くよ!
奈於:え?あ、ちょっと~~!
夜・自宅
○○:ただいまー。
なおまゆ:おかえり。
○○:お姉ちゃん?何で居るの?
真佑:別に居ても良いでしょ。それより!
真佑:大事なお話がありますので、ご同行願います。
○○:は?ちょ、ちょっと!
真佑:はい!座って!
○○:あ、うん。
真佑:貴方には、黙秘権が有ります。言いたいことは答えなくても大丈夫です。
○○:は、はい。
真佑:それでは、最初の質問です。貴方は最近。誰かと浮気をしましたか?
○○:え!?してないです!浮気なんて!
真佑:そうですか・・・
奈於:・・・
真佑:では、何か隠していることは有りませんか?
○○:!?な、無いです!隠し事なんて!
真佑:😒(これは、何か有るな。)奈於は聞きたいこと有る?
奈於:どうして・・・甘えてくれないの?
○○:え!?
奈於:ねぇ。どうして甘えてくれないの?何時もなら帰って来た時、ハグを求めてくるのに無かったし。朝のハグも、寝る前のハグもそう。
真佑:(一体この二人は、一日に何回ハグするのよ?)
奈於:もう一週間も甘えて来ないじゃん。なんで?
○○:だって・・・
真佑:だって?
○○:嫌じゃ、ないの?
奈於:え?
○○:だから、甘えん坊な彼氏は嫌いなんじゃないの?
真佑:うん?奈於。嫌いって言ったの?
奈於:え!?い、言ってないよ!嫌いだなんて。
真佑:じゃあ、どういうこと?○○!ちゃんと説明して。
○○:だって、甘えん坊な男は、男じゃないって。
真佑:誰が言ったのよ。そんな事。
○○:こないだ、会社内の同僚の女性社員達が話してたんだ。それは偶々、聞こえてきた話だったんだけど・・・
一週間前・・・
同僚1:ねえねえ、聞いてよ!
同僚2:何々?
同僚3:彼氏と喧嘩でもした?
同僚1:ううん。そういう訳じゃない。そういう訳じゃないけど、あの彼氏とは別れたの。
同僚達:え!?マジ?
同僚1:マジ!
同僚2:どうしてまた、急に?
同僚3:そうよ。
同僚1:彼氏が仕事から帰ってくる時って、大体私が出迎えるんだけどね。その時に彼。ハグを求めて来たのよ!
同僚達:ハグ!?
○○:?(何の話だろう。ちょっと失礼・・・)👂️←耳を澄ませてる
同僚2:ハグって、あのハグ?
同僚1:そう!
同僚3:要するに、甘えん坊だったってことね?
同僚1:そうなの。同棲生活始めて、1ヶ月ぐらいだったんだけどね。これまでも、何度か甘えて来る感じはあったの。でも、そこまで気にしてなくて。
同僚2:ある程度慣れてきて、本性を表したのね。
同僚1:うん。それ見て私。一瞬で気持ちが冷めちゃったの。甘えん坊な彼氏って男っぽくないじゃない?
同僚達:確かに!
○○:!?・・・(そうなの?)
同僚3:それで、別れたと?
同僚1:うん。だって、甘えん坊な男って男じゃなくない?
同僚2:言えてるね。
同僚3:私も、甘えん坊な男は無理だなぁ。
○○:・・・
同僚2:あ~~、私も無理!やっぱり彼氏は、男っぽくないと。
同僚達:ねー!
○○:・・・(奈於ちゃんも、僕みたいな男は嫌いなのかな。本当は僕の事が大嫌いで、それが言えなくて。だから仕方なく僕と・・・)
同僚1:だから私。そんな事出来るわけないでしょ!って言って家を出て来たの。
同僚2:アハハッ!大胆だね。
同僚3:まあ、良いんじゃない。
○○:・・・(奈於ちゃん・・・)
○○:て事が有って・・・だから、奈於ちゃんも僕の事、嫌いなのかなって。
真佑:それで、ハグしなくなったのね。嫌われたくなくて。
○○:うん。甘えん坊じゃなくなったら、奈於ちゃんにもう一度、好きになってくれると思って。
真佑:はぁ~~。やっぱり。そういうことだと思った。
奈於:・・・
真佑:大体。貴方は色々考えすぎるの。確かに、女性社員達はそう言ったのかもしれない。でも、奈於は貴方に言った?甘えん坊な男は嫌いって。奈於の口から、直接聞いた?
○○:・・・聞いてない。
真佑:でしょ。女性社員達がそう言ったからって、奈於もそうだとは限らないでしょ?
○○:うん。
真佑:奈於は、ずっと気にしてたのよ。○○が甘えてくれないって。嫌われちゃったのかなって。
○○:そうなの?
奈於:うん。
真佑:全く。ほら!ちゃんと謝る!
○○:えっと、ごめん奈於ちゃん!不安にさせちゃって。
奈於:ううん。気にしないで?理由が分かってスッキリしたから。でも、これからはちゃんと、相談して欲しいな。隠し事されることが何よりも辛いから。
○○:うん。ごめん。
真佑:全く、世話が焼けるんだから。
奈於:真佑、ありがとう。
真佑:ふふっ。どういたしまして。○○?
○○:はい。
真佑:次に奈於を悲しませたら、許さないからね?
○○:はい!気をつけます!
真佑:分かれば宜しい。じゃあ、今日は泊めて?
○○:え!?な、何で?
真佑:当たり前でしょ?私のおかげで仲直り出来たんだから。
○○:うぐっ!
奈於:ふふっ。
真佑:それから○○には罰ゲーム!今日は、奈於を独り占めさせていただきます!
○○:えー!?
真佑:ふふっ。奈於!だーーい好き!
奈於:ふふっ。私もだーーい好きだよ。
なおまゆ:えへへへ!
○○:オードリーみたい。(ま、可愛いから良いか。)今日は譲るよ。けど、明日は駄目だからね?
真佑:ぶぅー😡
○○:ぶぅー、じゃない!
奈於:ふふっ。(二人とも可愛い。)
二日後・・・
○○:ただいま。
奈於:おかえり。
○○:ただいま。
奈於:今日もお疲れ様。
○○:うん!僕は今日。頑張りました!なので、ん。
奈於:ふふっ。はいはい。ギューー!
○○:えへへ/////久しぶり~~。奈於ちゃんだぁ~~🥰
奈於:ふふっ。(可愛いなぁ~。)ご飯出来てるよ。
○○:うん!
就寝時間・・・
奈於:ふぁ~~🥱そろそろ寝よっか。
○○:うん。
ベッド
奈於:じゃあ、お休み。
○○:・・・
奈於:?どうかした?
○○:・・・甘えても良い?
奈於:ふふっ。良いよ。おいで?
○○:えへへ/////ギューー!
奈於:ふふっ。(可愛い。)
○○:頭、撫でて?
奈於:(^_^)ノ""""ヨシヨシ
○○:ふふん🥰
奈於:(もう可愛い過ぎる~~😍)ヨシヨシ。
○○:んふふ🥰奈於ちゃんだーーい好き!
奈於:ふふっ。私もだーーい好きだよ。
○○:えへへ/////
奈於:ふふっ/////
~~
~~
~~
~~
~~
~~
○○:ス~😴
奈於:ふふっ。ヨシヨシ。今日もお疲れ様。
○○:😴ムニャムニャ、ヘヘッ・・・奈於ちゃん・・・好き・・・😴
奈於:私も好きだよ。おやすみ。
因みにこの二人。これを機に、もっとラブラブになったそうです。
完
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