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Ep.2 彼の秘密



前回のお話はこちら↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓


奈於:・・・

○○:・・・

奈於:・・・(心:同級生だったんだ・・・てことは、コレからは一緒って事?だとしたら・・・)ボソッ嬉しいな/////

真佑:むっ。(心:あの感じ、もしかして彼女は・・・)

遥香:なるほど。(心:あの感じは、間違いない。あの子・・・)

二人(心):設楽君の事が好きなんだ!

真夏:弓木さん。もう一回自己紹介お願い。

奈於:・・・

真夏:?弓木さん?

奈於:・・・え?あ、今日からこの学校に転校してきた、弓木奈於です。

○○:・・・お前、この間の迷子か?

奈於:え!?は、はい!そうです!

○○:あの時は、妹が世話になったな。

奈於:い、いえ!(心:覚えていてくれたんだ・・・えへへ/////)

真夏:仲良くしてあげてね。

○○:ほーい。

真夏:じゃあ、弓木さんの席は真佑の隣ね。

真佑:はい!改めて、私、田村真佑です!宜しくね!

奈於:う、うん!よ、宜しく!

遥香:こら、まゆたん!初めてなんだから、ちょっと抑えて。

真佑:あ、ごめんね。

奈於:ううん。

遥香:私は賀喜遥香。宜しくね。

奈於:うん!宜しく。

真佑:私の事は真佑って呼んでね。

奈於:・・・ま、真佑・・・?

真佑:ふふっ。うん!

遥香:私の事は遥香で良いよ。

奈於:うん!宜しく、遥香。

遥香:うん!

真夏:じゃあ弓木さん。着席してね。

奈於:はい。

 私は席に移動した。

奈於:・・・あの・・・

○○:ん?あぁ、俺は設楽○○だ。好きに呼べよ。

奈於:あ、うん・・・宜しくね、設楽君。

○○:ああ。

真夏:はい。それじゃあ皆、弓木さんにこの学校の事、ちゃんと教えてあげてね。

クラス:はい!

真夏:それと、真佑と遥香は学校を案内してあげて。

二人:はい!

真夏:それじゃあ、この後は始業式が有るから、準備しとくように。時間になったら呼びに来るからね。

クラス:はい!

 ホームルームが終わると、私は質問責めにあった。皆優しい人で安心した。でも、設楽君はずっと窓の外を見ていた。

奈於:・・・

真佑:設楽君はいつもあんな感じだよ。

奈於:え?あ、そうなんだ・・・

遥香:二人は知り合いだったみたいだけど?

奈於:この町に引っ越してきた日に、散歩してたら迷子になっちゃってね。その時、チャラい人にナンパされたの。

真佑:ナンパ・・・

奈於:うん。私、その人に腕を掴まれて、動けなくなったの。そしたら、中学生の女の子が助けてくれたの。その女の子が、設楽君の妹だったんだ。

遥香:へぇ~。それで?

奈於:その妹さん、彩ちゃんって言うんだけど、その彩ちゃんと一緒に逃げたの。そしたら、そのチャラい人が追いかけてきて、彩ちゃんを殴ろうとしたの。

二人:え!?

真佑:なにそれ。最低じゃん!

奈於:うん。それで、慌てて彩ちゃんを守るように抱きしめたの。

遥香:え!?そ、それで?

奈於:殴られる!って思ったら、設楽君が助けてくれて。あっという間にナンパしてきた男の人を倒しちゃって。その後、二人で家まで送ってくれたの。

真佑:そんな事があったんだ。

遥香:でも良かったよ。怪我が無くて。

奈於:うん。

真佑:それで、その時に一目惚れしちゃったんだ?

奈於:うん/////・・・え!?

真佑:やっぱり!

遥香:奈於ちゃん、設楽君の事が好きなんでしょ?

奈於:な、なんで・・・

真佑:だって、ねぇ?

遥香:うん!

二人:顔に出てるもん!

奈於://///そ、そんなに?

二人:うん!

奈於:うぅ~😖

二人:ふふっ。可愛い!

奈於://///

真佑:でも、そっか・・・奈於。大事な事を言うね?

奈於:え、うん。

真佑:・・・設楽君とは、付き合えないと思う。

奈於:え?

遥香:・・・設楽君はね。誰とも付き合わないの。家の事が有るからって。

奈於:家の事?

遥香:うん。設楽君の家はね・・・

🚪ガラガラ

真夏:みんな。そろそろ移動するよ。

クラス:はーい!

遥香:後で話すね。

奈於:うん・・・

 その後、始業式が終わり、教室に戻ってきた。それから先生の話を聞いて、その日は解散になった。私は、真佑と遥香に学校の案内をしてもらっていた。

真佑:そして此処が図書室だよ。

奈於:いっぱい有るんだね、本。

遥香:色んなジャンルが有るからね。

真佑:じゃあ、次行こう!

 そこからも全てを見て回り、体育館にやってきた。

真佑:さっきも来たけど、此処が体育館だよ。

奈於:結構広いよね。

遥香:そうだね。

奈於:ねぇ、こっちは体育館裏だよね。何も無いの?

真佑:あ、そっちは駄目だよ。行こう。

奈於:え?

?1:おいおい!何見てんだ?

奈於:・・・

真佑:み、見てないですよ!ねぇ?!

遥香:そうそう!見てないです!

奈於:・・・

?2:ん?お前、見ない顔だな。転校生か。

奈於:えっと・・・

?3:どうでも良いだろ。そんな事より、可愛い顔してんじゃん。スタイルも良さそうだし。

?1:ちょうど三人と三人だしな。

?2:決まり!

?3:ハハハッ。楽しもうぜ。

奈於:嫌・・・

真佑:大丈夫。ギュッ

遥香:逃げよう。ギュッ

?2:おっと。逃がさないぜ。

?3:心配すんなよ。気持ちよくしてやるから。

三人:っ!

奈於(心):助けて・・・

?1:ちゃんと抑えとけよ。

?2、3:おう!

三人:っ!

?1:へへっ。そんじゃあ・・・いてっ!

全員:!?

?2:なんだ!あだっ!

?3:どうしたんだよ!いっ!

真佑:ど、どういう事?

 目の前の三人の所に何かが飛んできた。

遥香:分かんない。けど・・・逃げよう!

真佑:うん!奈於行くよ!

奈於:あ、うん!

 私達は急いでその場を離れた。その途中。

真佑:もう大丈夫かな?

遥香:うん。奈於ちゃんも大丈夫?

奈於:う、うん・・・あの人達って・・・

真佑:三年生のヤンキートリオだよ。

奈於:ヤンキートリオ?

真佑:コクッ 田島和夫、野中信治。そして、ヤンキートリオのリーダー的存在の木島辰哉。

遥香:この学校では有名な悪童三人だよ。放課後の体育館裏は、ヤンキートリオの溜まり場なの。だから、放課後は絶対に行っちゃダメだよ。

奈於:わ、分かった・・・

真佑:それにしても、何だったんだろうね?

遥香:確かに。

奈於:飛んできたあれ?

真佑:うん。

遥香:分かんない。けど・・・

真佑:お陰で助かったぁ。

遥香:噂には聞いてたけど、想像以上だったなぁ。あの三人。

奈於:はぁ~。大丈夫かなぁ?

二人:・・・

真佑:あ、設楽君だ。

二人:え?

遥香:ホントだ・・・まだ帰ってなかったんだ。

奈於:・・・(心:さっきの、設楽君が助けてくれたのかな?・・・もしそうなら、嬉しいな・・・)😌

真佑:奈於?おーい!奈於!

奈於:!?え、なに?

真佑:また見惚れてたの?

奈於:なっ!ち、違うから!/////

真佑:ふふっ。可愛い!顔真っ赤だよ?

奈於://///

遥香:もうまゆたん!困らせないの!

真佑:えへへ。ゴメンね。

遥香:まったく。

真佑:それじゃあ帰ろっか?

遥香:だね。

奈於:うん。

 そして私達は帰宅した。




?1→辰哉:クソッ!

?2→和夫:一体何だったんだ?

?3→信治:分からん。けど・・・

辰哉:この俺に恥をかかせるとは・・・見つけ出してとっつかまえてやる!

和夫:そうだな。今日のこの時間なら、学校に残ってる奴は限られてる。

信治:必ず見つけだす。

辰哉:ああ。




翌日


ガラガラ🚪

真佑:おはよー!

クラス:おはよー!

真佑:かっきーおはよー!

遥香:おはよー。

真佑:奈於は?

遥香:まだ来てないよ。

真佑:そっか。

🚪ガラガラ

男1:あ、弓木さん、おはよう!

奈於:お、おはようございます。

真佑:奈於おはよう!

奈於:おはよー。

遥香:おはよう、奈於ちゃん。

奈於:おはよう。

真佑:今日から本格的に授業だね。

遥香:だね。

🚪ガラガラ

奈於:あ・・・

真佑:おっ!王子様が来たね。

奈於:ふぇ/////

真佑:ふふっ。ほら、声掛けてみなよ。

奈於:な、なんて声掛けるの?

真佑:普通に挨拶でいいよ。ほら。

奈於:う、うん・・・し、設楽君!

○○:・・・

奈於:えっと・・・/////お、おはよう!

○○:ん。はよう。

奈於:😀おはよう🥰

 設楽君は自分の席に座った。私も自分の席に座る。

奈於:・・・えへへ/////挨拶されちゃった🥰

二人:・・・(心:可愛い!この子は天使なのか?)

 何故か興奮していた二人。そして放課後。

真佑:奈於、かっきー。一緒に帰ろ?

遥香:分かった。

奈於:うん!

🚪ガラガラ

クラス:!?

男1:あ、あの人、確か・・・

男2:ああ。ヤンキートリオ、木島辰哉の女だ。

男3:名前は確か・・・中山志保。

男1:そんな人がどうして・・・

志保:このクラスに転校生が居るよね。

奈於:!?

志保:辰哉達が言ってたのよね。俺達に逆らおうとするのは、転校生だけだって。だからさ・・・転校生出せ。

奈於:・・・

真佑:奈於。行っちゃダメだよ。

奈於:でも・・・

真佑:私も一緒に行くから。

奈於:!?ダメだよ。真佑は関係ない。

真佑:関係有るよ。その時、一緒に居たんだし。それに、友達を守りたいから。

奈於:真佑・・・

遥香:なら私も行くよ。私も、まゆたんと同じ気持ちだから。

奈於:遥香・・・ありがとう。

二人:うん!

志保:で、転校生は?

奈於:🙋わ、私です!

クラス:!?

志保:あんたが転校生?

奈於:そうです。

志保:一緒に来てもらおうかな。

奈於:分かりました。

クラス:!?

真佑:私達も一緒に行きます。

遥香:良いですよね?

志保:はぁ?何。アンタらも転校生?

真佑:違います。けど、友達です。

志保:ふうん。まあ、どうでも良いけど。用があるのは転校生だけなの。アンタらはお呼びじゃない。

遥香:そうだとしても、私達は行きます。絶対に。友達を守りたいから。

志保:・・・ふん。勝手にすれば。

遥香:じゃあ行きましょう。

志保:ええ。

 私達は志保さんに連れられ、教室を出た。

○○:・・・

女1:大丈夫かな・・・

クラス:・・・

○○:ふん。スクッ

🚪ガラガラ

男1:何処に行くんだ。

○○:ん?ちょっとな・・・

クラス:・・・

○○:・・・さて。ちゃーんと締めとくか。


体育館裏


志保:連れて来たよ。

辰哉:おう。・・・なんだ、オマケ付きか?

志保:友達だから。だってさ。

信治:へぇ~・・・そんなに友達が心配か?

真佑:友達だから助ける。それだけです。

和夫:大層な事だな。

志保:バッカみたい!

遥香:あなた達には分からないですよ。友達の尊さは。

志保:ウザッ!ほら、アンタ達!早くやっちゃいな!

辰哉:分かってるよ。今度こそ覚悟しろよ。

三人:っ!

和夫:楽しみだな。

信治:だな。

三人:・・・

辰哉:へへっ。そんじゃあ・・・いてっ!

全員:!?

辰哉:これ、またか!?

和夫:いてっ!

信治:一体誰が・・・いてっ!

志保:何して・・・いたっ!何すんのよ!

辰哉:オイ転校生!お前の仕業だろ!

奈於:ち、違います!

辰哉:ふざけやがって!

和夫:絶対に許さん。いてっ!

信治:とっとと正体を現せ!

?:懲りないねぇ。

辰哉:ああ?

?:ま、これぐらいで懲りたら苦労しないか。

和夫:なんだお前!

?:ん?ん~・・・通りすがりの二年生、ってとこだな。

信治:なんだと?!

 二階から私達に話しかけてきたのは・・・

三人:設楽君!?

○○:よぉ。

志保:設楽?二年生の設楽・・・!?あんたまさか!?

○○:俺は設楽○○。この乃木坂町を取り纏めるヤクザ、設楽組組長・設楽統の息子だ。

全員:・・・

奈於:設楽君が・・・ヤクザの息子・・・?

○○:ふっ。

トンッ

 設楽君は、二階の窓から飛び降りて着地した。

○○:びっくりしたか?俺の正体に。

奈於:・・・うん・・・

○○:ふっ😏

辰哉:な、なんで・・・

○○:ん?

志保:何で彼女達を助けるの。

○○:ん~・・・妹のお気に入り・・・だからかな?

全員:え?

奈於:それって、彩ちゃんの?

○○:ああ。なんか気に入ったんだってさ。

辰哉:ふん。そんな事はどうでも良い!俺を二度もコケにしやがって・・・ぜってぇ許さねぇ!オラーッ!

奈於:!?設楽君!

○○:ふっ。

辰哉:グハッ!くっ!てめぇ・・・

志保:辰哉!

 設楽君は、後ろから殴りかかってきた辰哉さんのお腹に膝蹴りをした。

○○:ふん。

辰哉:グハッ!ドサッ

 それから顔にキック、辰哉さんは倒れ込んだ。

○○:弱いね。弱い犬ほど良く吠える、って言葉、間違いじゃないな。

辰哉:くっ!てめぇ・・・

和夫:野郎!ハアッ!

○○:ヒョイ

和夫:オラッ!

○○:ふっ。ほい。

和夫:グアッ!

 設楽君は、和夫さんの左からのパンチを交わす。和夫さんは続けて殴りかかるが、設楽君はそれを右に交わし、和夫さんのお腹に蹴りを入れた。

信治:クソが・・・ハアッ!

○○:👊パシッ✋お前は特に動きが単調だな。

信治:なんだと?!

○○:ふん。

信治:グハッ!

 信治さんのパンチを受け止め、その手を払いお腹を蹴る。あっという間に全員が、地に伏していた。

奈於:凄い・・・

志保:大丈夫?!

○○:ふん。これに懲りたら、大人しくしとけ。

辰哉:うっ!

 辰哉さんの襟を掴んで引っ張り起こし、彼の耳元で囁いた。けど、私達には聞こえなかった。

○○:次彼女に手を出してみろ。今度はこれじゃ済まねぇぞ。

辰哉:っ!

○○:ふっ😏ふん。

辰哉:グハッ!

 設楽君は最後、辰哉さんの顔に蹴りを入れた。

志保:あ、あぁ・・・

○○:そこの女。

志保:は、はい!

○○:とっとと消えろ。目障りだ。

志保:あぁ・・・ひぃ~っ!

 辰哉さんの彼女さん?は去っていった。

○○:はぁ~、疲れた。

真佑:設楽君、ありがとう。

○○:気にすんな。妹を悲しませたくないだけだ。

遥香:良いお兄ちゃんだね。

○○:・・・ふん。弓木奈於。

奈於:あ、はい。

○○:大丈夫か?

奈於:う、うん・・・ありがとう。また、助けてくれて・・・

○○:ホントだな。もう三回助けたよ。

奈於:ごめんなさい。

○○:気にすんな。

奈於:・・・!?設楽君、後ろ!

○○:ん?

辰哉:オラーーッ!カーーーン

三人:!?

奈於:設楽君!

 設楽君は、辰哉さんの鉄パイプでの攻撃をもろに喰らってしまった。

辰哉:ハハハハッ!どうだ!見た・・・!?

○○:痛いなぁ。なんで鉄パイプが有るんだよ。ったく。

辰哉:ば、馬鹿な・・・

○○:ふふっ。ガシッ

辰哉:くっ!グア・・・

カラーン

辰哉:くっ!

○○:・・・死ね。

辰哉:くっ!ぐっ!グハッ!ドサッ

○○:・・・クソが・・・

 辰哉さんの腕を捻って鉄パイプを落とし、お腹、肩。そして顔に蹴りを入れた。どれも目に見えないくらい早くて、気付いたときには、辰哉さんは倒れていた。

○○:さて。帰るか。お前等も早く帰れよ。

奈於:・・・

真佑:いやいやいや!無理でしょ?!

○○:?なんで?

遥香:なんでって・・・頭!血が出てるよ?

○○:ん?あぁ~、気にすんな。あ、此奴等どうしよっかな。・・・うん。ほっとこ。

奈於:良いの?

○○:ああ。組の奴らにやらせるから。じゃあ、気を付けて帰れよ。ポンポン👋

奈於:っ/////

真佑:・・・さすがだね。

遥香:うん・・・?奈於ちゃん?

奈於:・・・(心:どうしよう・・・頭ぽんぽんされちゃった・・・)/////はうっ!キューー😵

二人:!?ガシッ

真佑:奈於!?

遥香:どうしたの?!

奈於:・・・っ/////

真佑:あ、もしかして・・・

遥香:頭ぽんぽんされたから?

奈於:~~~~~っ!か、帰ろっ!ダッ🏃💨

真佑:あ、待ってよぉ!ダッ🏃💨

遥香:ふふっ。可愛い。ダッ🏃💨

 しばらくずっと顔が熱かった。そして、その日の夜・・・


奈於の部屋


 私はベッドの上で・・・

奈於:・・・

(○○:気を付けて帰れよ。ポンポン👋)

奈於:・・・っ/////!ギュッ ん~~~っ!パタパタパタ🦵・・・えへへ/////

 設楽君にされた頭ぽんぽんを思い出しながら、終始悶えていました。


○○side


○○:ただいま。

彩:お兄ちゃんおかえり・・・って、どうしたの?!

組員:おかえりなさ・・・ぼ、ぼっちゃん!頭どうしたんすか?!

○○:ちょっとな。大した事ねぇよ。

組員:もしかして、夕方の三人組すか?

○○:その中の一人。重傷の奴が居ただろ?其奴だよ。

組員:そういや、アソコに落ちていた鉄パイプに、血が付いてましたね。!?あの血っすか?!

○○:いちいち驚くなよ。で、彼奴等はどうした?

組員:彼奴等なら・・・

彩:ストーップ!今は手当が先。お兄ちゃん行くよ!

○○:・・・ほーい。

 手当をされながら、組員の話を聞く。

組員:一応、"日村先生"のとこに連れて行って、手当を受けさせました。その後はきっちり口止めしたので、心配ないです。

○○:そっか。ありがとね。

組員:いえ。

彩:はい!オッケー!

○○:ん。

彩:で、なんで揉め事になったの?

○○:お前のお気に入りさ。

彩:!?お姉さんの事?

○○:そっ!

彩:お姉さんは大丈夫なの?!

○○:心配すんな。ちゃんと無事だよ。

彩:良かった。ていうか、なんでお姉さんとお兄ちゃんが、そんなに近いの?

○○:ん?クラスメイトだからな。

彩:え!?そうなの?!

○○:ああ。

彩:そう、だったんだ・・・お兄ちゃん。

○○:ん?

彩:明日・・・お兄ちゃんの学校行って良いかな?

○○:?別に良いけど。

彩:じゃあ決まりね!

○○:ん。

彩:・・・お姉さん・・・(心:もっとちゃんと言い聞かせないと!)

○○:?




To be continued…








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