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思い人は実の姉(後編)


 どうも、山下○○です。僕には山下美月という可愛い姉がいて、僕はその姉に恋をしています。そんな姉が彼氏を連れてきました。でも、そいつは二股をしていた。それを聞いたとき、僕は姉に思いを伝えた。そして、僕と姉は体を重ねた。これで、姉ちゃんは俺の物。誰にも渡さない。


美月:んっ、ん~~。ん?あ/////(そっか。私、○○と。○○、激しかったな😳)

○○:んっ。ん?

美月:あ、起こしちゃった?

○○:姉ちゃん。良かった、ちゃんと居た。

美月:?

 俺は姉ちゃんを抱き締めた。

○○:俺、姉ちゃんの事を一生守るから。何があっても。

美月:○○。私も○○と一緒に居たい。

○○:姉ちゃん。

美月:○○。

💏

美月:んっ。○○、ご飯は?

○○:今は、姉ちゃんが良い。

美月:え!?ちょ、ちょっと。昨日/////あんなにシたのに?

○○:うん。駄目?

美月:だ、駄目じゃない。で、でも・・・

○○:でも、何?

美月:は、恥ずかしいし😳

○○:昨日、あんなにシたのに?

美月:だ、だって!昨日は、暗かったし。

○○:姉ちゃん・・・

美月:わ、分かったよ・・・あっ😳ちょ、いきなり挿れないでよ。

○○:ごめん。


二時間後


美月:あっ😳ハァ、ハァ。もう。やり過ぎだよ~。

○○:ごめん。

美月:ハァ、ハァ。お風呂でもするなんて。

○○:ごめん。取り敢えず、体流すね。

美月:うん。

○○:よし。どうする、浸かる?

美月:うん・・・

○○:腰、大丈夫?

美月:大丈夫じゃないもん。

○○:ごめん。

美月:全く~。ていうか、そんなに/////気持ちよかったの?

○○:うん。

美月:そ、そっか/////

○○:・・・姉ちゃんは?どうだったの?

美月:わ、私も/////気持ち、良かった、よ?

○○:そっか。姉ちゃん。

美月:わっ。(今日は凄い抱き締められるなぁ、私。でも)なんか、幸せかも。

○○:うん、俺も。(この幸せを守る為にも、待ってて。姉ちゃんを苦しめた彼奴を潰すから。)

美月:○○?ちょっと痛い。

○○:ごめん。姉ちゃん、何処にも行ったら駄目だよ?

美月:?うん。何処にも行かないよ?私も、○○と一緒に居たいから。ていうか、○○こそ何処にも行かないでね?

○○:大丈夫だよ。何処にも行かないし、何処にも行かせないから。

美月:うん。

○○:姉ちゃん。

美月:何?

○○:そろそろ出よっか。お腹空いたし。

美月:ふふっ。うん。


キッチン


美月:何食べる?

○○:ピザトースト。

美月:ふふっ。好きだね。

○○:うん。姉ちゃんのピザトーストが一番好き。

美月:ふふっ。じゃあ、座って待ってて?

○○:はーい。

美月:ふふっ。

 
 姉ちゃんが料理している間。俺はある人に連絡した。


リビング


○○(LINE):今、大丈夫かな?

康太(LINE):どうした?

○○(L):彼奴、二股してた。

康太(L):マジか。お前の予想通りだったって訳だな。

○○(L):ああ。それで、彼奴を潰したい。

康太(L):潰すって、何する気だ?

○○(L):そのままの意味だよ。

康太(L):はぁ。で、俺にどうしろと?

○○(L):彼奴、大学では人気者らしい。だから悪事を暴ければ、自然と彼奴は終わる。

康太(L):成る程な。でも、どうやるんだ?

○○(L):おじさんに頼めないかな?彼奴の本性を暴くために。

康太(L):うーん。依頼料は?

○○(L):勿論、払うよ。

康太(L):分かった。頼んでみる。

○○(L):ありがとう。

康太(L):おう。で、お前は美月さんとどうなったんだ?

○○:・・・

○○(L):まあ、色々。

康太(L):そっか。幸せにな?

○○(L):ありがとう。

康太(L):おう。じゃ、また連絡する。

○○(L):うん。

○○:ありがとう、康太君。


キッチン


○○:姉ちゃん!

美月:わっ!?もう。包丁持ってるんだから、いきなり抱きつかないの。危ないでしょ?

○○:ごめん。それで、どう?

美月:ふふっ。もうすぐ完成だよ。💏んっ。もう、色々いきなりすぎ。

○○:良いじゃん。

美月:もう😳

○○:ふふっ。あ、いただき!

美月:あ、こら!

○○:うっ、苦~~い😫

美月:もう。

○○:なにこれ?!

美月:ピーマンだよ?

○○:何で!?

美月:何時も言ってるでしょ?好き嫌いは駄目!

○○:ぶぅ~!😡

美月:・・・はぁ~。分かったわよ~。ピーマンは抜いてあげる。

○○:イェーイ!姉ちゃん大好き!

美月:わっ!もう😳ほら。座って待ってて。

○○:えぇー?やーだ!

美月:もう~~。じゃあ、手伝って?

○○:了解!何すればいい?

美月:じゃあ、トッピングして?

○○:ロジャー!

美月:ロジャー?


 それから十分後、料理が完成。二人は隣り合わせに座った。


二人:いただきます。

○○:うん!今日も美味い!

美月:うん。美味しい。

○○:やっぱり、姉ちゃんの料理が一番美味しい!

美月:ふふっ。ありがとう。

○○:へへっ😁あ!ねぇ、姉ちゃん?

美月:?どうしたの?

○○:はい。あ~~ん。

美月:え!?😳あ、あ~ん。

○○:どう?

美月:う、うん/////美味しい、よ?

○○:じゃあ、はい!

美月:?

○○:んっ!

美月:・・・ふぇ/////

○○:姉ちゃん、早く!

美月:あ/////あ~ん。

○○:あ~ん。んっ!美味しい!姉ちゃんが食べさせてくれたからいつもより美味い!

美月:😳

○○:・・・

美月:んっ💏ん。ふっ。はぁ。○○?

○○:ごめん。何時、死ぬか分からないから。やれる時にしとこうと思って。

美月:・・・(○○?)

○○:・・・早く、ご飯食べよう。ね?

美月:う、うん。

 
 この時、何か違和感を感じた美月だったが特に触れることは無かった。この後、違和感が確信に変わることも知らずに。その後、ご飯を食べ終わった二人は、ソファでグルメ番組を見ていた。

 
美月:ふふっ。美味しそう。

○○:・・・(姉ちゃん。彼奴の事、気にしてないのかな。でも、聞くなんて出来ないし。)


📱ピロン


美月:?○○、康太君から連絡来てるよ。はい。

○○:ありがとう。

康太(L):よう。親父に聞いたら、例の件。引き受けるってさ。

○○(L):良かった。ありがとう。

康太(L):気にすんなよ。後、依頼料は要らないってさ。

○○(L):でも、悪いし。

康太(L):気にすんなよ。

○○(L):分かった。

康太(L):ああ。で、証拠掴めたらどうすんだ?

○○(L):その時に考える。

康太(L):そうか。取り敢えず、証拠掴めるまではどうしようも無いな。

○○(L):うん。

康太(L):それで、美月さんの事はどうすんだ?

○○(L):決めるのは姉ちゃんだよ。

康太(L):お前はどうしたいんだ?

○○(L):俺じゃどうすることも出来ない。高校生の俺に、出来る事なんて無いよ。

康太(L):それは違うだろ。

○○(L):どういうこと?

康太(L):そのままの意味さ。お前は、美月さんの側にいれば、それで良いんだよ。お前が居るだけで、美月さんだって安心する筈だぜ。それにお前は一人じゃない。何かあったら、俺を頼れって言っただろ?だから、考えすぎんな。お前は、今のままで居れば良いんだから。

○○(L):ありがとう。康太君。

康太(L):おう!じゃあ、また連絡する。

○○(L):うん。

○○:よし。

美月:康太君、何だって?

○○:姉ちゃん。

美月:?

○○:大事な話がある。

美月:何?

○○:姉ちゃんは、これからどうするの?

美月:・・・

○○:大学、続けるの?

美月:・・・正直、辛い。

○○:・・・

美月:だけど、入ったからには、ちゃんと卒業したい。卒業して働いて、○○を支えたい。

○○:姉ちゃん・・・

美月:でも、大学に行けば、必然的に会うことになる。それだけが、嫌かな。

○○:会わなければ良い、って事?

美月:え?う、うん。

○○:分かった。(やっぱり、彼奴を潰す。そして必ず、姉ちゃんの笑顔を守る。)姉ちゃん。

美月:?

○○:後のことは、俺に任せて。必ず、姉ちゃんを幸せにするから。

美月:うん。ありがとう○○。

○○:うん。姉ちゃん。

美月:わっ!○○。んっ💏ま、待って!此処では、ちょっと・・・んっ。

○○:姉ちゃん。

美月:あ、だ、駄目!まだ昼間だし。それに、さっきもあんなにシたのに。

○○:姉ちゃん。んっ。

美月:あっ😳あんっ!(駄目。何も考えられなくなる。でも、○○が喜んでくれるなら、私・・・)○○、挿れて?

○○:姉ちゃん・・・

美月:・・・あっ😳○○。(凄い。あんなに出したのに。)あんっ。

○○:姉ちゃん、好き。大好き。

美月:私も、○○が好き!大好き!あっ!

○○:姉ちゃん。(感じてくれてるんだ。)姉ちゃん!

美月:あんっ!だ、駄目!

 
 結局、二人は何回かも分からないほど、行為に溺れた。そして、夜の遅い時間。○○と美月は同じベッドで、寄り添うように寝ていた。とはいえ、○○はまだ起きており、康太と連絡を取っていた。


○○(L):証拠が掴めたの?

康太(L):ああ。驚くことに、彼奴。二股なんてもんじゃ無かったらしい。

○○(L):それって、つまり?

康太(L):とんだ遊び人だったって事だな。今日調査しただけでも、五人の女と会ってたよ。ヘタすれば、もっと居るかもな。

○○(L):とことんクズだな。

康太(L):ああ。どうする?

○○(L):姉ちゃんは、大学はちゃんと卒業したい。でも、彼奴に会うのが嫌だ。そう言ってた。だから、彼奴を潰す。そして、姉ちゃんの願いを叶えてやりたい。だから、力を貸してくれないかな?

康太(L):ああ。勿論だ!一緒にやろう。

○○(L):ありがとう。

康太(L):ああ。美月さんには、言ったのか?

○○(L):要らない心配を掛けたくない。だから、言うつもりはないよ。

康太(L):分かった。明日、家に来てくれ。

○○(L):OK。

康太(L):じゃあ、おやすみ。

○○(L):おやすみ。

○○:待ってろよ、武田春輝!必ず、貴様を潰す!

美月:んっ。

○○:姉ちゃん、待っててね。明日、全部終わらせるから。

美月:○○、行かないで😢一人に、しないで。

○○:姉ちゃん、大丈夫だよ。俺は此処にいる。何処にも行かないよ。

 
 姉ちゃんをそっと抱き寄せ、頭を撫でる。


美月:んっ。ん😢

○○:姉ちゃん・・・(彼奴だけは許さない。必ず潰す。そして、姉ちゃんの笑顔を取り戻す。)


翌日


○○:行ってくるね。姉ちゃん。

美月:んっ。ん~~😴


康太宅・玄関


○○:おはよう。

康太:おはよう。上がれよ。

○○:うん。お邪魔します。


康太の部屋


康太:まずこれが、浮気の証拠写真だ。

○○:ほんとに全員、違う女だ。

康太:ああ。因みに、この五人の女性には奴の浮気の証拠写真を見せた。全員、知らなかったらしい。

○○:成る程。もう既に終わってるな。でも、まだ足りない。奴の全てを奪ってやる。

康太:それから、奴の浮気を家族にも見せた。

○○:家族?

康太:ああ。武田春輝の家族にな。

○○:理事長に話したのか。それで?

康太:縁を切るってよ。

○○:え、マジ?

康太:ああ。なんでも、武田春輝の母親はかつて、浮気されたらしい。

○○:それって、理事長に?

康太:いや。理事長と出会う前だったそうだ。それで、自殺しようとしたらしい。

○○:・・・

康太:その自殺を阻止したのが、理事長だったそうだ。それから、二人は互いに惹かれ合い、やがて結婚。そして、武田春輝が生まれた。

○○:成る程。そういえば、あの理事長は愛妻家で有名だったな。

康太:ああ。だから、浮気をする奴は許せない。大嫌いだそうだ。

○○:しかも、それが息子となれば、まあ当然か。

康太:ああ。だから、武田春輝は退学になった。

○○:えぇー!凄いな、理事長。

康太:ははっ。だよな。

○○:てことは、俺達がする事ないじゃん。

康太:だな。どうする?

○○:うん・・・ところで、彼奴に会えたりするかな?

康太:?奴の家に行けば会えるかもしれないけど、縁を切るって言ってたから、もう彼処あそこには居ないかも。

○○:だよね。うーん、取り敢えず、行ってみるよ。

康太:ああ。○○、ちゃんと帰って来いよ。

○○:うん。もし姉ちゃんから連絡来たら、心配しないでって伝えといて?それから、少しの時間だけでも話し相手になってあげてくれないかな?少しでも、気が紛れると思うから。

康太:分かった。任せとけ。

○○:ありがとう。行ってくる。

康太:行ってら。(無茶すんなよ、○○。お前が居なくなったら、美月さんが一人になっちまうんだからな。)


山下宅


美月:んっ。ん~~。・・・○○?

美月:(居ない。下かな。)


リビング


美月:○○。何処?(リビングにも居ない。)トイレ?居ない。○○、何処に居るの?


・・・


美月:(なんで。何処にも行かないって言ってたのに・・・○○😢)


康太宅


康太:○○の奴、なんの音沙汰も無いな。連絡してみるかな。


☎️Prrrrrrr


康太:あ、電話だ。もしもし。

美月(電話):もしもし。

康太:あ、もしもし。おはようございます。

美月(電):おはよう。ねぇ康太君!○○が何処に居るか知らない?起きたら何処にも居なくて。康太君なら何か知ってるんじゃ。

康太:大丈夫ですよ。それと、○○から伝言です。

美月(電):え?

康太:心配しないで。そう言ってました。だから、大丈夫ですよ。

美月(電):・・・手紙かなんか置いといてよ。

康太:確かに、そうですね。

美月(電):もう。でも、心配するよ。

康太:良かったら、少し話しませんか?

美月(電):え、あ、うん。

康太:○○とは、どうなんですか?

美月(電):え?

康太:実は俺、知ってたんです。○○の美月さんへの恋心。

美月(電):そっか。○○とは、その・・・😳

康太:ふふっ。大丈夫ですよ。大体分かってるので。

美月(電):え、そ、そうなんだ/////

康太:美月さんは、○○の事、どう思ってるんですか?

美月(電):・・・私はね?○○には、私の事なんて気にせずに、自分の人生を歩んで欲しいって思ってるの。けど、○○はきっと。

康太:美月さんと一緒に居る事を選ぶでしょうね。

美月(電):うん。

康太:美月さんは、○○と一緒に居たいですか?

美月(電):居たいよ。一緒に。でも・・・

康太:じゃあ、一緒に居て下さい。

美月(電):え?

康太:そう思ってるんだから、そうして下さい。後悔だけは、しない方が良いですから。

美月(電):・・・うん。ありがとう、康太君。

康太:いえ。ん?


📱Prrrrrrr


美月(電):ちょっとゴメンね。

康太:いえ。

美月(電):はい。○○は弟ですが・・・え?○、○、が?はい。分かりました。直ぐに向かいます。

康太:どうかしましたか?

美月(電):○○が、病院に運ばれたって。

康太:え!?そ、それで?

美月(電):直ぐに行かないと。

康太:分かりました。親父に頼んで車を出します。

美月(電):うん!


☎️ガチャン


康太:彼奴、何やってんだよ。お前が居なくなったら、美月さんは一人になっちまうんだぞ。




美月:ハァ、ハァ。

康太:ハァ。


🚪ガラガラ


美月:○○!

○○:姉ちゃん。康太君。

康太:大丈夫なのか?

○○:うん。平気だよ。

康太:そうか。

○○:姉ちゃんこそ・・・!?うっ!痛い。痛いよ姉ちゃん。

美月:馬鹿!

○○:・・・ゴメン。

美月:無事で良かった。

○○:ゴメンね?

美月:怖かった。○○が運ばれたって聞いて、心臓が止まるかと思った。○○が居なくなったら、私・・・😢

○○:ごめんなさい。

美月:もう謝らないで。ね?

○○:うん。

康太:ふふっ。で、一体何があったんだ?

美月:そうだよ。こんなに怪我して。

○○:さっき、警察の人にも話したよ。

康太:警察?

美月:○○の怪我は、殴られて出来たの?

○○:うん。

康太:やったのは、武田春輝か?

美月:え?

○○:うん。康太君の家を出て、武田の家に行ったんだ。

美月:・・・




二時間半前・・・


○○:ありがとう。行ってくる。

康太:行ってら。

○○:よし。


武田宅


○○:あれが彼奴の家か。ん?

武田:クソッ!なんで、浮気したぐらいで縁を切られなきゃならねえんだよ!大学も退学処分だし、彼女も全員愛想尽かしたし。そうだ。まだ一人残ってたんだ。

○○:山下美月だろ?

武田:そうそう。其奴・・・あ?

○○:よう。

武田:お前!?ゴホン!○○君じゃないか。申し訳無いんだけど、暫く泊めてくれないかな?

○○:お前、馬鹿か?

武田:え?

○○:テメェなんか、泊める訳ねぇだろ?

武田:ははっ。何言ってんだよ。俺は、将来のお義兄さんだぞ?

○○:テメェがお義兄さん?はっ。笑えないジョークだ。

武田:何だと?

○○:だって、散々浮気してたお前を選ぶってどこの馬鹿だよ。有り得ない。

武田:テメェ!

○○:グッ!

武田:俺は、武田家の長男だぞ!大人をなめるなよガキが!

○○:でももう、あんたは縁を切られた!武田の人間じゃない!

武田:この野郎!

○○:!?グッ!

武田:テメェだな。親父にチクったのは。ふざけやがって!テメェの所為で、俺の地位はボロボロだ!

○○:ガハッ!

武田:ぶっ潰す!

○○:ッ!グッ!ゴホッ!ゴホッ!ゴホッ!

武田:ふん。オラ!さっきまでの威勢はどうしたんだよ!オラ!

○○:グハッ!(俺、死ぬのか。姉ちゃん、ごめん。約束破ってゴメンね。)




○○:そして気付いたら、ここに居たんだ。

康太:そうか。

美月:私の所為で、こんなに怪我を。

○○:姉ちゃんは悪くない。俺が勝手にやっただけだ。

美月:でも!

○○:お願いだから自分を責めないで。ね?

美月:うん。

康太:で、武田春輝は?

○○:それが、俺が暴行を受けてるときに警察が来て、その場で逮捕されたらしい。

康太:そっか。

○○:だから、姉ちゃんは安心して大学に通えるよ。

美月:○○・・・

康太:暫くは入院か?

○○:うん。まあ、全然平気なんだけ・・・うっ!

美月:良いから、大人しく寝とく!ね?

○○:はい。

康太:ふっ😏


 それから、一週間。○○は入院した。退院してからは、再び学校に通い始めた。そして美月もまた、大学に通い続けた。


○○:いただきます。うん!今日も美味い!

美月:ふふっ。良かった。


 あれから、姉ちゃんの笑顔も戻ってきた。そして、僕達はというと。


○○:姉ちゃんは、今日は何限?

美月:一限だよ。

○○:てことは?

美月:同じ時間に出る?

○○:うん!

美月:ふふっ。

○○:デートだね。

美月:デートって😳もう。

○○:姉ちゃん、顔真っ赤だよ?可愛い。

美月:もう!早く食べなさい。

○○:はーい。

美月:(全くもう。ふふっ。)


美月:そろそろ、行こ?

○○:うん。姉ちゃん。

美月:何?💏んっ。

○○:えへへ。

美月:もう。

○○:姉ちゃん。

美月:なーに?

○○:俺、会社創って社長になる。

美月:そっか。え!?しゃ、社長!?ホントに?

○○:うん。やっぱり、姉ちゃんを支えるためにも働かないとだし。

美月:○○・・・

○○:勿論、そんな簡単じゃないことは分かってる。でも・・・

美月:大丈夫だよ。○○なら大丈夫。

○○:姉ちゃん・・・

美月:私は信じてる。それに、私もサポートするから。

○○:良いの?

美月:うん!ずっと一緒に居ようって言ったでしょ?だから、一緒に頑張ろ?

○○:うん!

美月:ふふっ。


 この八年後。僕は会社を創り社長に、姉ちゃんは、社長秘書になった。会社は、あっという間に急成長し大企業となった。因みに康太君は、僕の会社の副社長をやっています。


康太:あの二人。そろそろ、終わったかな。



○○:姉ちゃん。思ったより早く契約できて良かったね。

美月:何時も言ってますよね、社長。仕事中は、姉ちゃんと呼ばないでって。

○○:えぇー?良いじゃん。誰も見てないし。

美月:ですから!💏んっ。

○○:へへっ。

美月:もう/////仕事中ですよ!

○○:良いじゃん良いじゃん。それより!

美月:?

○○:どうせ、この後の予定って無いんでしょ?

美月:無いですけど。

○○:じゃあ、観光しよう?

美月:社長!私達は出張で来てるんです。遊んでる暇は無いです。

○○:ちぇっ。久しぶりにデートしたかったのになぁ。どうせ姉ちゃんは僕の事なんて好きじゃないんだ。

美月:もう。分かりました。ちょっとだけですよ?

○○:😀やったー!

美月:もう~~。(私も甘いなぁ。)

○○:ねえねえ。

美月:何ですか?

○○:いつも通りに呼んでよ。

美月:分かったわよ。○○。これで良いでしょ?

○○:えへへ。うん!

美月:もう~。

○○:それと、今日は泊まりでしょ?

美月:そうだよ。

○○:じゃあ、夜は、ね?

美月:ふぇ/////

○○:😉

美月://///もう!

○○:ふふっ。可愛い!


 僕はこれからも、姉ちゃんと一緒に生きていく。そして、姉ちゃんの笑顔を守る。弟として、同僚として。そして、パートナーとして。


○○:姉~ちゃん。

美月:なーに?

○○:大好きだよ!

美月:ふふっ。私も大好きだよ。

○○:えへへ。

美月:ふふっ。




END

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