私の彼氏が照れません

　私は、賀喜遥香。私には、同棲してる彼氏が居ます。カッコよくて優しい、この上ない彼氏なんですけど・・・私はそんな彼に、言いたい事が有るんです。そう！全く照れてくれないんです！いつも私だけが照れてるんです。だから、今日はやり返します！

遥香：○○君！

○○：ん？どうした？

遥香：あの、きょ、今日も・・・カッコいいね！

○○：？ふふっ。ありがとう。遥香も可愛いね。まあ、遥香はいつも可愛いけど。

遥香：/////そ、それに、いつも優しいし！

○○：・・・遥香。

遥香：え？あ、なに？

○○：・・・大好きだよ。遥香。

遥香：ﾎﾞﾝｯ/////

○○：遥香？

遥香：ひゃい/////

○○：ふふっ。可愛い。ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ👋

遥香：うぅ～😖

　作戦失敗・・・よし！今度こそ！

○○：ただいま。

遥香：○○君！

○○：どうした？

遥香：一回しか言わないから、ちゃんと聞いてね！

○○：？うん・・・何かな？

遥香：さ、三択です！

○○：三択？

遥香：/////お、お風呂に、する？ご、ご飯にする？そ、それとも・・・

○○：・・・

遥香：/////わ、私にする？

○○：・・・

遥香：・・・/////（心：うぅ～、恥ずかしいぃ/////でも、これなら○○君も！）

○○：遥香。

遥香：な、なに？

○○：・・・三つ同時っていけるかな？

遥香：へ？三つ、同時？

○○：・・・良いよね。

遥香：え？いや、同時ってどういう・・・きゃっ！

○○：よし。行こう！

遥香：へ？いや、これ、お姫様抱っこ/////ていうか、三つ同時って何！？

○○：決まってるだろ？お風呂で遥香を食べるんだよ。

遥香：ふぇ/////

お風呂

遥香：・・・/////あの・・・○○君？

○○：何？

遥香：・・・上がって良い？のぼせそうなんだけど・・・

○○：ダーメ。まだ遥香を食べてないだろ？

遥香：/////

○○：ふふっ。遥香って、すぐ顔真っ赤になるよな。タコみたい。

遥香：た、タコ！？私はタコなんかじゃないもん！

○○：遥香。俺の大好きな物、何か知ってるだろ？

遥香：え？○○君の大好きな物？・・・！？ふぇ/////

○○：ふふっ。俺が大好きな物、それはタコだろ？で、遥香はタコみたいだから、遥香が大好きって事だよ。なんて、ちょっと無理矢理かな？

遥香：イエ/////アリガトウゴザイマス・・・

○○：？ふふっ。やっぱ可愛いな、遥香は。

遥香：/////

○○：じゃあ・・・遥香の事、食べて良い？

遥香：は、はひっ/////

○○：ふふっ。

　私。たった今、彼氏に食べられました。もう！なんで照れないのぉ！？

遥香：はぁ～・・・

？：遥ちゃん！

遥香：あ、さくちゃん！

？：こんにちは。

　この子は遠藤さくらちゃん。○○君の双子の姉。私達は幼馴染みという関係で、ずっと三人一緒に遊んでいた。

遥香：こんにちは。ねえねえ！聞いてよ、さくちゃん！

さくら：何々、どうしたの？あ、○○の事？

遥香：う、うん・・・なんで分かったの？

さくら：遥ちゃん、何かあればすぐ○○の事になるんだもん。

遥香：うぐっ/////そ、そんなにかなぁ？

さくら：うん！口を開けば○○が、○○がって。

遥香：うぅ～😖

さくら：まあ、可愛いから良いけどね。

遥香：もう・・・

さくら：で、今日はなに？

遥香：あ、うん・・・○○君って、なんで照れないの？

さくら：どういう事？

　私はさくちゃんに事情を話した。

遥香：それで、○○君を照れさせようとしてるんだけど、全然照れないの！

さくら：うーん・・・ちなみに、どんな事したの？

遥香：え？それは・・・カッコいいって言ったよ！

さくら：そしたら？

遥香：照れなかった。可愛いって返された。後・・・大好きって言われた・・・んふふ/////

さくら：いちゃいちゃしてるね。○○が居ないときは、あまり照れないんだね。

遥香：うん・・・○○君の前でだけダメなんだよね。

さくら：ふふっ。まあ、○○は手強いかもね。

遥香：？どういう事？

さくら：○○は照れないんじゃないよ。照れてないフリをしてるんだよ。

遥香：あ、そういうこと！

さくら：ふふっ。まあ、分かんないけど。

遥香：え！？分かんないの？

さくら：うん。

遥香：えぇ～・・・

さくら：ふふっ。遥ちゃんは耐性が無いんじゃないかな？○○は耐性有りそうだけど。

遥香：それって、私がヘボいって事？

さくら：あ、でも・・・多少、照れが有った方が、可愛げが有るよ。

遥香：多少ってレベルじゃないもん。

さくら：ふふっ。

遥香：ねえ！なんか、良い方法ないかな？

さくら：じゃあ、色仕掛けとか？

遥香：い、色仕掛け！？

さくら：普段しないような事をすれば、耐性が無くて、照れるんじゃない？

遥香：な、成る程・・・でも無理だよぉ/////

さくら：このまま照れさせなくて良いの？

遥香：そ、それは・・・分かった！やってみる！

さくら：その息だよ。頑張ってね！

遥香：うん！ありがとう！さくちゃ～ん！

さくら：ふふっ。

　そして、その日の夜。私は、色仕掛け作戦を実行する。

遥香：よし！○○君がお風呂に入ってる間に準備しないと。

○○(お風呂場)：遥香ーー！

遥香：え？あ、なにーー？

○○(風)バスタオル忘れたんだけどーー！

遥香：え？あ、ホントだ・・・

お風呂

遥香：おまた・・・きゃっ！ちょっと！なんですっぽんぽんなの！

○○：しょうがないだろ。バスタオル無いから服着れないし。

遥香：それは、そうだけど・・・はい！

○○：サンキュー！

遥香：着替えは？

○○：ああ、パンツだけ頂戴。

遥香：分かった。持ってくる。

○○：おう。

リビング

遥香：はぁ～、びっくりした・・・早く準備しないと。

　そして、数分後・・・

遥香：よし！準備オッケー！めっちゃ恥ずかしいけど・・・○○君を照れさせる為に、やるぞ！

○○：遥香？何してんの？

遥香：○、○○君・・・

○○：・・・服、着てないの？

遥香：う、うん・・・ね、ねえ・・・/////今日・・・シよ？

○○：・・・

遥香：・・・/////（心：うぅ～・・・恥ずかしすぎるよぉ！でも、これなら○○君も！）

○○：遥香、ごめん。

遥香：え？

　ｸﾞｲｯ

遥香：あ、え？

　ﾎﾞﾌｯ🛏️

○○：覚悟できてるよね？

遥香：いや、あの、その・・・（心：コレ、ヤバいパターン・・・うぅ～😖）/////や、やっぱり、やめようかなぁ、なんて・・・

○○：・・・

遥香：無理ですよね・・・

○○：当然だろ？

遥香：あっ💕

　はい。失敗です。むしろ、変態だと思われたよぉ！

翌日

遥香：んっ。ん～～・・・

○○：😴

遥香：・・・/////○○君・・・激しかった・・・うぅ～😖あ・・・早く着替えよう。

　私はすぐに着替えた。下着を着て、服を着ようとする。でも・・・

○○：ん～～・・・ｸﾞｲｯ

　ｷﾞｭｯ

遥香：ふぇ/////

○○：ん～～・・・ん？おはよう、遥香。

遥香：お、おはようございます・・・/////

○○：ふふっ。昨日の遥香、可愛いかったね。

遥香：/////

○○：😊今日は俺も遥香も休みだよね。

遥香：う、うん・・・

○○：じゃあ・・・ヤろ？

遥香：ふぇ/////や、やだ・・・

○○：拒否権は無いよ😊

遥香：ひゃい/////

○○：ふふっ。

　私は、彼を照れさせることは出来るのでしょうか・・・うん。無理！色仕掛け作戦が駄目ならもう無理。でも、諦めないぞ。

遥香：○○君！

○○：ん？何？

遥香：ﾁｭｯ

○○：・・・

　ほっぺにチュー作戦。どうだ？！

遥香：/////○○君？

○○：ﾁｭｯ

遥香：ふぇ/////

○○：ん？キスしたかったんでしょ？

遥香：いや、あの、その・・・はい/////

　逆に口にされました。失敗。よし、次は！

遥香：○○君。ｷﾞｭｯ

○○：ん？どうした？

　腕に抱き付き作戦。どう？

○○：ふふっ。ｷﾞｭｯ

遥香：あ/////

　抱きしめられて照れちゃいました。失敗。

遥香：ｷﾞｭｯ

　バックハグ作戦。

○○：？どうした？眠い？

遥香：うん・・・/////

○○：じゃあ・・・

遥香：？

○○：よいしょ。

遥香：/////

○○：ベッド行こうね。

　お姫様抱っこで運ばれました。失敗。

遥香：もう無理だ・・・ううん。まだ諦めないぞ・・・こうなったら、シンプルイズベスト！ストレートに行こう。

　ストレートに思いをぶつける事にしました。

遥香：○○君！

○○：ん？どうした？

遥香：す、好き/////○○君の事が、だ、大好き！

○○：ふふっ。急にどうしたのさ。😊俺も好きだよ。あ、違うか。ﾎﾞｿｯ👂️愛してるよ、遥香。

遥香：・・・ﾎﾞﾝｯ/////ﾌﾟｼｭｰｰ

○○：ふふっ。可愛い。ﾁｭｯ

遥香：ｷｭｰｰ😵ﾊﾞﾀﾝ

　私は一生、照れさせられないのかもしれません。

　　　　　　～ｆｉｎ～