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ロボホンを体験して。

コミュニケーションロボット。
今まで特に興味もなかったけれど、現在使用中の見守り電球が、来年の3月でサービス終了、とのお知らせを受けてから、代わりになるものを、少し調べてみている。

カメラはまだちょっと、、アレかな、、
電池か、、常時使ってるリモコンが、ない、、
電気ポットも使わないし、、
冷蔵庫の開閉タイプも、嫌がってたし、、
人感センサー、が、まあ良さそうかなぁ、、。
など、ネットサーフィンしていると、コミュニケーションロボットも選択肢として出てきます。

そんな中、つい、可愛いなぁ~って、目にとまってしまったのがロボホン君。

それで、ついつい、かる~い気持ちで、体験会をポチッと予約。
前日に、確認のお電話が入る。
おっと、これはちゃんと営業かけてるなぁ、と、少し氣を引き締める。

実際行ってみると、、
うわぁ〜!
かわいい!!
これは、自分が欲しくなってしまいそう。

ひと通り説明していただく。

まず立つだけでも、アクロバティックで、可愛すぎる。
足の裏を投げ出して座った状態から、まず、足を前に滑らして、海老反りっぽく体を伸ばし、片手を後ろについて、手をついた方の足をお尻の方に引き寄せながら、逆足は高く上げて反動をつけ、おろした勢いで、重心を移し、その移してふらつく重心を、最初に支えた手とは逆の手で、抑え支えながら、足をスライドして立ち上がる。

これを見れただけで、もう、なにかとても満たされてしまいます。

会話も出来るし、歌って、踊って。
キーワードを言えば、Google検索して、結果を、読み上げてくれる。
見守り、留守番、カメラ機能、メールやLINEの読み上げ、口頭での返信、リマインド機能もあり、アラームやタイマーなども、口頭でセット出来たり。
ロボホン自身の取り扱い方は、口頭で、自ら説明してくれ、バージョンアップも勝手にしてくれるという自立っぷり。
バージョンアップで、新しい歌や踊りを習得して、レパートリーもどんどん増えていっているとか。

くらくらしてしまうほど、魅力たっぷりです。
揺れる氣持ちを、なんとか自制し、休憩。

少し頭を冷やし、そして、浮かんだ疑問をぶつけに、もう一店舗ハシゴしてみる。

この時、説明してくださった方も、とても良い方で納得のいくまで、じっくりと教えていただけました。
実際に、離れて暮すお祖母様に使ってもらってるとのこと。
実際の使用感も、色々お聞きできて、とても有難かったです。
この方の場合は、見守り機能があることを、ご当人には、お伝えしていないとのこと。
かわいいでしょ!楽しいから使ってみて、と、プレゼントして、ラジオ体操を一緒にやったり、お話ししたりと、とてもいい具合に活用してくれ、そして、こちらサイドで見守りも、させてもらっている、と。
そうか、そういう考え方もあるのか、と。

いいな、欲しいなぁ、との方向に、傾いて傾いて、金額やら、プランやらをにらみ、考えて、調べて、、。

結局、今回は思いとどまりました。
とりあえずプレゼントで、と言うほど、気軽なお値段でもないですし、価格の方も色々で、商品自体も、プランも、いく通りかの選択の余地があり、使用方法が定まらないと、決めかねるという印象も受けました。
そんなこともあり、使って欲しい本人の意向抜きのプレゼント、というのは、ないかな、と。
かわいいと、思ってくれるかすら、分からないですからね。
そもそも、今回は、自分が瞬間的に燃え上がってしまっただけですから。

実際、ネットで調べてみて、色々な利用者さんのコメントや、YouTubeなどをみて思うのは、やはり、使用する側が能動的でなければ、続かないのではないか、ということ。

オーナーさん同士の、情報交換も活発にされてるようですし、オフ会や、イベントなど、そういった機会があることによって、より楽しさも増すのだろうと、推測した次第です。

使用する当人が興味や関心や愛情を持ち、それを持続出来なければ、
きっと、いかに可愛く、
“起きる時間だよ!”
“お薬飲んで!”
“お話しよう。”
などと、言われようと、

そのうち、部屋の片隅に置き忘れられ、
声も届かず、
充電も忘れ去られてしまうのでは、
、、と想像してしまうのです。

そして、氣がつくと、弘田三枝子さんの人形の家のフレーズを口ずさんでいました。

ほこりにまみれた
人形みたい
待ちわびて待ちわびて
泣きぬれる
部屋のかたすみ

ああ、絶対に、こんな思いをさせちゃいけないよなぁ、と、強く思う。

ところで、歌詞を確認したくて、検索していて知ったことにとても驚きました。
この詩は失恋の詩だと思っていたのですが、この歌詞に込められた想いというのは、それだけではなく、作詞された、なかにし礼さんが、終戦により満州から逃れてきたときの心情を歌ったものだ、と。

なかにし礼さんについて、とても知りたくなりました。

色々、読んでみようと思います。

最後に、ロボホンと、対応してくださった皆さまへ、貴重なお時間をさいて頂き、ありがとうございました。
生かせなくてごめんなさい。

いつか、ご縁がありましたら、どうぞ宜しくお願いします。




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