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別府最終日、コンベンションセンターや別府湾が一望出来る、いちのいで会館の温泉を堪能。アルゲリッチさん参拝記念の樹もある八幡朝見神社にも導かれ、満たされ時を過ごせたことに、心より感謝します。

急遽予約した、別府駅前のホテル。
温泉もあり、さすが別府です。
朝と晩で、お風呂の場所が男女入れ替わる。
朝に入った、一階のお風呂の方がいいな。
駅前なので、外は囲われてて見えないけれど、鉄板の壁には、風景を描いててくれて、まわりにも植物がいてくれるので、それで和んでしまいます。

この日は、特に予定はなく、帰るだけ。
慌てて帰りたくなかったから、後泊という、ちょっとした、贅沢日。
せっかくなので、氣になってるところは行っておこう。

いちのいで会館という温泉へいきたい。

観海寺温泉郷の、別府湾を一望できるコバルトブルーの青湯。
なんてうたい文句、惹かれないほうが無理ってものです。
さて、どうやっていくか?って地図を見る。
まあ歩けるかな?
せっかくだから川沿い行く?
そしたら、ここの神社さんついでに寄ってみよう。と八幡朝見神社へ。ここまでは1キロちょっと。

鳥居入ってすぐ見えるところに、大きな大きな杉の木が、どーんと二本。
これを拝めただけで、ああ、ここに来て良かった、って想いがふつふつと湧き上がります。

池もある。

寄ってきてくれる美しい鯉たち

どこにいても氣持ちよくて、なかなか進めません。
お社は上にあるようで、階段を登ります。

すごい。よく見ると、竹の先に矢羽根がついています。
登った正面に大きな楠の木が見えます。

すごい迫力。
まずお参りして。

くすのきの方へ戻り、しばしまどろむ。

ふと振り返ると、ひょろっとした木が植えてある。
なにかな、と近付くと、
アルゲリッチさん参拝記念の樹。と。
ええ~!

25年目のしだれ桜の木

ここにアルゲリッチさんいらしてたのですね~!!

御神水を頂いてから、授与所の方へ。
普段あまりおみくじはひかないのですが、この時はテンションが上がっていたので、漢字一文字入ったおみくじを。
出てきたのは『優』
書かれていたお言葉が、むねにしみます。
『いつも人の心をやわらげることのできる存在でありますように。』と。
私も心からそう願っています。
ありがとうございます。

御守も見ていたら、こんな御守が。

鍵盤柄の才能開花御守。
アルゲリッチさんにあやかって、才能を開花出来ますように。こちらの御守を授けて頂きました。

お授けいただく際には、鈴でお清めしてくださいました。
やっぱり、置いてあると、人の手に触れるので。とのことです。

かなりゆっくりしてから、当初の目的地、いちのいで会館へ。
ここから、2キロくらいのハズ。
川沿いをと思ったけれど、新しい道などもあり、川から付かず離れず、進んで行きます。
目指すは少し山の方、遊園地みたいのより少し鶴見岳の方へ。
途中で、桜が、咲いてる?

栴檀ですね。見頃でした。
あと少し。と進み、最後の坂を登ります。
途中案内板があるので、安心して進んでいますが、そうでなければ、本当にあってるよね?って少々不安になってきます。
そして、ここのハズ、のところにつきました。

おそるおそる戸口を開けると、広い作業スペースのようなところ、人もいなくて、すみませんって声をかけると、奥から出てきてくださり、“ご案内しますね。”と言って、かごと、麦わら帽子を手に、こちらへ、と裏手にまわり坂をさらに登っていく。

こんな道を、少し登ると、

ここが、脱衣所。
温度確認をしてくださったのち、3つあるうちの奥が一番ぬるめで、手前が、熱いです。
良ければ順番に入るといいですよ。帽子も使ってください。
と、帽子と服を入れるプラスチックのかごを渡され、では、と。戻っていかれました。

小屋には鍵はかけないでください。と書かれている。

小屋はシンプルな箱。ハンガーが壁にいくつかあるくらい。
この時は自分のみ。
貸し切りです。
思ってた以上に開放的で、束の間フリーズしたのち、我にかえり、大興奮。

これはすごすぎます!

お湯の温度も色も、それぞれ違いました。

ゆっくり楽しんで、降りていくと、ちょうど車が、入ってきました。ご夫婦らしき男女。
続けて、坂道をもう一台登ってくる。
貸し切りを堪能出来たのは本当にラッキーだったようです。
足取りも軽く、もと来た坂道を下っていく。
もうお昼はずいぶんと過ぎている。
さて、最後のご飯をどうするか。
少し歩くけれど、渡辺富商店さんへ行ってみよう。
線路をこえるけど、3キロ弱。
時間に余裕があるっていいですね。
てくてく。

またも貸し切り。
植物があって、喫茶も出来る。
調度品が個性的で、いい味のある空間でした。

あいがけカレーは、3種盛り。
お魚のカレーや、かつおだしがきいてるタケノコカレー、ダルカレー、どれも美味しかったです。

見た目もカッコイイ。

自家製のジンジャーエールもスパイスも効いていて、歩いた身体に染み渡って美味しゅうございました。
お店の方に、“ご旅行ですか?”と聞かれて、
“アルゲリッチ音楽祭で。”と答えたら、
“いいですね。チケットとれたのですね。”と。
今回、2公演ともチケットがとれたのは、本当にラッキーだったのだなぁと、あらためて思いました。
何から何まで恵まれて、楽しかった旅もこれにて終了。
本当にありがとうございました。





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