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玉置神社の空氣につつまれて。そして、十津川温泉 泉湯さんで至福のひとときを。

奈良県の南、十津川にある、玉置神社。

境内には、ホンシャクナゲがあり、ゴールデンウイークあたりが見ごろだったようですが、私が訪れたのは、ちょうど桜が散りかけで、シャクナゲのつぼみは、まだまだ、かたかった頃のこと。

1900年生まれの方が、生まれ育った十津川村のあれこれを語ってくださってる。

『十津川むかし語り』
 松実 直清、 稲垣 幸子 / 四海書房

このご本を読み、なぜか行きたくなり、その週末には訪れていました。

道すがら、その中にも登場していた、猫又の滝へも立ち寄りました。

とても清涼で心地よく、滝のしぶきを浴び、
しばし美しい水面に魅入られていました。

玉置神社は、集落を離れ、細めの山道を進んでいった奥深くにあるのですが、昼頃に到着した時には、もう神社の第1駐車場は、いっぱいになっており、少し奥にある、第2駐車場にとめて、参拝させて頂きました。
鳥居をくぐり、歩いていると、風は強いものの、包み込まれるような、心地の良い空気感。

ずっとここにいたいな。

そんな氣持ちになり、参拝してからも、帰りたくなくて、あちらこちらを、うろうろ、うろうろ。

玉置山へも、登って、降りて、もう一度別の道から登ってみたり。

境内周辺には、神々しく、どっしりとした存在感たっぷりの、大きな杉が、いく本もあり、そのほれぼれするたたづまいに、うっとりと、立ち去り難く、時間の許す限り、滞在させて頂きました。

本当に、氣持ちよかったなぁ。

神社をあとにして、山々が眺望できるポイントへ、立ち寄りましたが、そこで目にした熊野の奥深い山々の風景、そして、奥駈道の途中を少しだけ歩いてみて、もっと歩きたい!!という衝動にも駆られました。

うしろ髪をひかれつつ、玉置神社をあとにして、さて、ここまで来たなら、十津川村の温泉には寄りたい、と、『道の駅 十津川郷』のそばにある、湯泉地温泉(とうせんじおんせん) 公衆浴場 泉湯さんへ。

決して大きくはないのですが、源泉かけ流しで、露天風呂もあり、硫黄の香りがして、少しぬるっとするような、まさに温泉に来ました!って感じです。
その上、この時は、ちょうど、山桜が満開だったので、露天風呂につかり、山桜を愛で、バックミュージックには、うぐいすのさえずりを聴く、という至福の時間を過ごすことが出来ました。

はぁ~。極楽極楽♪

帰ってから
『誰も知らない熊野の遺産』
栂嶺レイ著 ちくま新書

を引っ張り出して、拾い読み。
この本にも、玉置神社のことの記述があったよな、と。
この本によれば、実は今回行った駐車場の方は表参道ではないとのこと。
車の道路ができて、あまり使われていないそうですが、竹筒から来て奥駈道に合流するのが、表参道。何年か前に鳥居を新しくしたとの記事も見つけ、今度はそちらからも行ってみたいな。
今回改修中で観られなかった襖絵も、見てみたいな。
などなど、妄想を楽しんでいます。

思い切って行って良かったなぁ。

行けて良かったなぁ。

好きな場所がまたひとつ増え、とても嬉しく、すてきな出会いに心から感謝します。







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