中小企業診断士試験 2度目の二次試験 ー したこと・変えたこと その1
筆者の紹介
50代半ばのサラリーマン(メーカー勤務)。令和4年1月に思い立って中小企業診断士試験の勉強を開始。同年一次試験通過も、二次筆記試験で不合格。令和5年度 2度目の二次筆記試験通過。
(1/31追記 口述試験を無事通過し、晴れて二次試験合格となりました)
この記事は2度目の二次試験受験について書いたものです。
今回は1度目(令和4年度)の二次試験失敗を受けて、令和5年度に新たにしたこと・変えたことについて書いてみたいと思います。
したこと・変えたこと(1) 答案解答のお作法を確立すること
2回目の2次試験前に、野網美帆子先生の「まとめシート」流!ゼロから始める2次試験対策 や一発合格道場の電子書籍 などを読んで、改めて二次筆記試験解答のお作法などを学びました。その結果、勉強再開から試験までほぼ下記の方法で過去問演習を繰り返してきました。
①設問文を注意深く読み、問われている事を特に〇で囲む。
②設問文から読み取れる一次試験知識のキーワードを書き出しておく。
「組織の3要素」「DRINK」「生涯顧客価値」 などなど
③与件文を読む前に、設問文から「解答の型」を類推、メモ用紙に書く。
例えば「~について課題と対策を述べよ」となっていたら
~~につき
課題は①~~~~ことや ②~~~~なこと。
対策は①~~~~をし、②~~~~する。
それによりーーーー(効果)を図る。
という「フォーマット(型)」をあらかじめ書いておき、そこに~~~~やーーーーを埋めていくというものです。
④その上で与件文を読み、メモ用紙の右側(左側は答案の下書きを書く)に上下十分な感覚を空けて S(強み) W(弱み) O(機会) T(脅威)社(社長の想い)を走り書きしていく。
⑤各設問で問われているとについて、与件文の記述や、④の「SWOT社」から抜き出し、③の型に当てはめる。
おそらく大半の受験生の方が類似の作法を確立していると思います。
したこと・変えたこと(2) 「ふぞろい」中心の過去問演習
一部で批判の的となっている「ふぞろいな合格答案」シリーズですが、私にとっては相性のよい過去問題集でした。事例1-3については、初年度に購入した、予備校が出版した過去問集の利用を止め、直近5年分の「ふぞろいな合格答案」「ふぞろいな答案分析」を買い揃えました(それ以前の分は前年に購入した「ふぞろいな合格答案10年データブック」を使いました)
『ふぞろい』どれを買う?まよ流 ふぞろい活用法! – 中小企業診断士試験 一発合格道場 (rmc-oden.com)
今回、ふぞろいに全て舵を切った理由は、
①合格、A,B,C評価や、不合格、それぞれの答案を比較することができること。
②キーワードに応じて点数付けができ、正解が一つしかない他問題集に比べてモチベーションが維持しやすいこと。
③解説の長さが適切なこと(丁寧すぎたり、長すぎる解説だと読む気がしなくなる) 等々です。
ちなみに、解いた事例はその日付をGoogle スプレットシートに記録していたのですが、多い事例は8回、少ない事例で3回、やり直ししていました(最終目標は「ふぞろい採点」95点以上)。
また、解いた事例につき振り返りのため、解答はノートの左側のページに書き、右側のページには各設問につき、「なぜできなかった(思いつかなかった)のか」「気づいていない一次知識は」「勘違いしていたポイントは」などにつき赤ペンで書き、それをGoogleスプレッドシートを使い、各設問毎にレビューできるようにしました。
こうすることで誤りやすいポイントや忘れやすい知識などを後で振り返りできすようになりました(別の投稿で詳しく記載したいと思います)。
ただ「ふぞろい」の欠点の一つとして、事例4の解説が少ないということがあります。この点は初年度に購入した某予備校の過去問集や、ネットで拾った解説ブログを参考にしました。
また事例4の為の基礎訓練として前年に購入した下記の参考書を何度も廻しました。
中小企業診断士 第2次試験 事例IVの解き方[現役講師の解き方を大公開 テーマ別に基礎問題・応用問題・過去問を収載したトレーニング問題集](TAC出版) | TAC中小企業診断士講座 |本 | 通販 | Amazon
したこと・変えたこと(3) 過去問採点サービスの利用
当時のTwitter(現 X)で募集があり始めたのですが、あゆゆう さん(師匠)の「中小企業診断士・最短独学ストレート合格研究所」の採点サービスを使わせていただきました。
勉強時間短縮!中小企業診断士・最短独学ストレート合格研究所 (hatenablog.com)
ストレート合格者の解法や勉強の仕方などの記事も参考になりますが、このブログ上で、定期的に過去問の採点サービスをされており、フォームを通じて80分で説いた事例解答を入力すると、自動採点の上、1週間程度でフィードバックがもらえます。
私が参加していたころは点数だけでなく、同じ問題の投稿をした他受験生と共にYoutubeの動画でもとりあげてもらい、各設問の解答のポイントだけでなく、答案の比較など参考になる情報を提供してもらいました。
軽い気持ちで答案作成し提出すると、動画でハンドルネーム入りで提出答案を一刀両断され、厳しくも丁寧な指摘を受け、翌週は動画のサムネールでいじられるなど、あたかもマンツーマン指導を受けているような効果がありました。
中小企業診断士あゆゆう - YouTube
(動画作成者の写真がセクシーなお姉さんになっていますが、内容はまじめな二次試験対策や過去問分析が中心です。安心してください)
(つづく)
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