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最近読んだ本-「先生ビジネスマーケティングの教科書」


2024年5月中旬~下旬に読んだ本です。
4月に大阪府診断士協会に入会、活動する各研究会の説明会やセミナー等に顔を出したり、参加している受験生支援団体の活動を行うなど、仕事以外の時間の使い方は一変してしまいました。
それでも受験勉強中と違って多くの人と交流できる楽しみはあり、やはり中小企業診断士の資格は取得しておいてよかったなと思う次第です。

先生ビジネス”マーケティング"の教科書

開業した中小企業診断士の仕事としては、公的機関の窓口業務・補助金申請の支援・企業コンサルティングに加え、スクールや研修の講師という選択肢があるようです。
一方試験に合格したばかりの人は、専門性の発見やノウハウの習得のため、「セミナー講師になる」ためのセミナーや塾に参加される方も周囲でよく見見かけます。(コンサル業を成功させるためのコンサルタント、、という冗談のような肩書も見ました)

先般、ある診断士協会主催の「カリスマ講師」のセミナーに参加しました。
内容は「この塾で、ノウハウを学び仲間づくりを行うことでセミナー講師の仕事のルートや人脈も形成でき、〇千万円以上の収入を稼ぐ人材になる」という趣旨のものでした。

「中小企業を支援したい」という言葉の裏にある「でも稼ぎたい」という誰もが持つ欲求を全肯定したメッセージに加え、その強烈な話術に始終圧倒されました。
一方、本当にその先生のように「稼ぐ」にはセミナーに参加してノウハウを学ぶだけでなく、マインドやキャラクターを盗みとるぐらいの覚悟がないと難しいのではとも思ったりしたのでした。

ちなみに誤解の無いように申し上げておくと、そのセミナー自体は受講回数と比較して比較的合理的な価格でしたし、その後の懇親会や帰り道をご一緒し、その先生の誰に対してもオープンな人柄を伺う事ができました。(上記に紹介した本の著者の方とは異なります)

初手から脱線が長くなりました。
中小企業診断士という資格を取得しても、有資格者は全国で27,000人もいます。資格保持者というだけでは顧客の獲得はできず、低単価の仕事を繰り返すだけに終わってしまいます。
でもこれは診断士に限らず、独占業務を持つ弁護士や税理士の世界でも同じことだとも聞きました。

本書では「先に情報提供をし、関係性を構築した上で仕事に誘導する」という手法をとる事で単価・売上の向上や、仕事の選択といった余裕を持つことができるという内容を紹介しています。その関係性構築の手段としてセミナーを活用することができるとのことです。

本書ではターゲットとする顧客像の作り方、選ばれる独自像の作り方、伝達方法、サービスをパッケージ化した商品力、Webを活用した集客や、セミナーを活用した単価向上策などが紹介されています。
これらの中身を習得し、訓練するため、志師塾というセミナーも開催されています。(以前お世話になった先生や、周囲の診断士の方も多数このセミナーに参加されているようです)

自分自身は具体的な独立予定を決めれていませんが、インプットばかりではなく、早く具体的な活動に従事したり、アウトプットを継続する事なのではないかとも思わされました。

と最近さぼり気味なブログ記事を久々に更新するなか考えました。


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