熱帯魚を飼おう 12
皆様こんにちは。
あなたの水槽の魚たちは元気でしょうか。美しく成長していますか。
最初の立ち上がりとしては、ネオンテトラやカージナルテトラを10数匹と、コリドラスを2,3匹というところでしょうか。ちなみに筆者の場合はサタンプレコでしたが(笑)
だんだん慣れてきますと、別な魚を追加してみたくなるものです。そこで今回は、違う種類の魚を同じ水槽で飼うこと、すなわち混泳についてお話しいたします。
スマトラとエンゼルフィッシュは混泳させることが出来ない、ということをお聞きになったことがあると思いますが、これは、スマトラという魚は少々元気がありすぎて、水槽内をビュンビュン泳ぎ回り、どちらかというとおっとりしていて泳ぎも遅いエンゼルフィッシュのストレスの原因になりかねないということです。
スマトラもエンゼルフィッシュも適切な環境で飼育すれば美しく成長しますが、この2つに限らず、混泳させる場合は、できればショップの店員さんによく聞いたほうがいいと思われます。
わかりやすい例としては、大型魚と小型魚で、大きさに差がありすぎる場合です。これは説明の必要もないでしょうか。食べられてしまいますね(笑)
あとは同じ水槽に入れると激しく争い、健康および生命の危険があるもの。よく知られているのがベタです。オスの美しさは筆舌に尽くしがたいものですが、同じ水槽に2匹以上は入れられません。ベタは闘魚とも呼ばれ、わざとオス同士争わせて、金をかける娯楽があるくらいです。ただし異種との混泳は問題なく出来ます。そういう魚はけっこう多いので、やはり事前に調べておいたほうが良いと思います。
あと、好む水質が違う場合。これも明確です。アフリカンシクリッドはアルカリ性の水を好むため、他の弱酸性を好む魚とは混泳できません。話によれば死にはしないということですが、やはり健康に育てたいのならやめるべきですね。
また、同種どうしで争う魚でも、ヒレを広げて威嚇しあうところがたいへん美しいとして、わざと混泳させて飼う場合もあります。
ブラックファントムテトラなどですが、これはある程度水槽の大きさに余裕があったほうが、オス同士の威嚇がよく見られます。傷つけ合いに発展することはないため、これは問題ありません。
どの魚が混泳可能かということは、割と経験がものをいう場合があって、今回挙げた例のほかにも、混泳させられない魚は多くいます。どうしても駄目な魚を買ってきてしまったら、それは別の水槽に入れるしかありません。あなたの水槽のなかで殺し合いが起きないように、事前に情報を集め、判断することが大切です。
それではまた次回にて。ありがとうございました。