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えいがにんげん 2019

数えてみると、2019年に観た劇場公開映画はちょうど50本でした。その中から10本選ぼうと思います。ちなみに2019年も各映画賞にノミネート連発だったNetflixオリジナル作品は全く見ていないです。そろそろNetflix見ないとヤバイですね。あと邦画も見ていないので入りません。ホラーもあまり観ません。観てないものばっかでした。

2019年のベストは、少しマイナーですがダントツで『フリーソロ』です。エリザベス・チャイ・ヴァサルヘリィとジミー・チン監督による、命綱無し(フリー)の単独(ソロ)ロッククライミングに挑み続けるアレックス・オノルドを追ったドキュメント映画です。撮影班の撮る映像のかっこよさとアレックスの生き様のかっこよさに痺れました。フリーでソロな生き方に憧れてしまっているのかもしれません。

次点で3作品。まずは、イ・チャンドン監督、村上春樹原作の韓国映画『バーニング』です。小説の映画化は炎上(バーニング)しがちですが、これは見応えたっぷりの素晴らしい作品でした。次はアダム・マッケイ監督によるディック・チェイニー米国副大統領の伝記映画『バイス』です。知的でユーモアのあるカッコいい作品でした。監督のことを倍好きになりました。そして、居場所を求める少年の旅路を描いたアンドリュー・ヘイ監督の『荒野にて』です。ロードムービーはやっぱ良い。素敵なエンディングなので是非ともこんやみて。

ダジャレは疲れたので以下は普通に。

その他、ドラマ部門から3作品。人種差別にさらされながらも強く生きる人々を美しく描いたバリー・ジェンキンス監督によるラブストーリー『ビール・ストリートの恋人たち』、斬新な手法で窃盗事件をスタイリッシュに魅せたバート・レイトン監督によるサスペンス『アメリカン・アニマルズ』、そしてケン・ローチ監督による現代社会への怒りのメッセージ『家族を想うとき』です。全然違うタイプの3作品になりました。

アクション部門からも3作品。シャマラン監督の手掛けるヒーロー映画3部作の3作目にあたる『ミスター・ガラス』、トッド・フィリップス監督によるDCの産み出した大人気ヴィランのオリジンストーリー『ジョーカー』、そしてチャド・スタエルスキ監督とキアヌ・リーブスのコンビが創り出す「ジョン・ウィック」シリーズから『ジョン・ウィック: パラベラム』です。キャラクターや世界観の濃厚な作品ばかりになりました。

最後に、2019年のワーストは『サスペリア』です。評判に釣られてホラーにチャレンジしましたが、全然無理でした。

ホラーは現実世界だけで十分です。

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