速記教室【初級:Lev.1-12】五十音:は行補講
先回までの復習
皆さん、こんにちは。今日も楽しく速記を学んでまいりましょう。
まずは先回の復習から。あ行、か行、さ行、た行、な行、は行と進んできましたね。
いつものように少なくとも紙1枚ほど準備運動をして運筆がスムーズになったら、あ行、か行、さ行、た行、な行、は行のそれぞれの文字を何度か書いてみてください。
五十音制覇まで、あともう少しですね!
それでは、今日は は行をじっくり練習していきましょう。
は行例題
◎読返練習
速記文字で書けても、それを後から読めなければ仕方ありませんので、今日は読む練習もしていこうと思います。
まず、以下の速記文字を読み返し、どこかに普通の日本語で書いてみてください。ちなみに、普通の日本語のことを、速記業界では「国字(こくじ)」と呼びます。
いかがでしょうか。読めましたか?
最初は一覧表と見比べて国字に戻しているかもしれませんが、ふだん皆さんが何も考えなくても平仮名が読めるのと同じように、速記文字も、身体化されれば勝手に読めるようになりますので、何度も何度も飽きずこりず練習していきましょう。
では、以下の答えと照合してみてください。
「はあく」、「ひそかに」、「ふせつ」、「ふそく」
「へさき」、「ほし」、「ほす」、「ほせ」、「ほそい」、「へいさ」
「ほそく」、「はたしあい」、「はちうえ」、「はつこい」、「ひたす」
「一かさね」、「ひてい」、「きひ」、「ほとけ」、「けいひ」
ひとまず平仮名で読みましたが、どんな漢字が当てはまるかも、少し考えてみてくださいね。
同じ速記文字の「ほそく」でも、「捕捉」、「細く」、「補則」など、幾つかありますよね。
照合し終わったら、間違えたところを確認しつつ、今度は、自分が書いた日本語を見て、それを速記文字で書いてみましょう。
一度自力で読んでいるので、スムーズに書けたのではないでしょうか。
◎速字化練習
では、後半はいつもの国字から速記文字への練習です。まずは自分の力で何度か書いてみましょう。
後半のパート1です。
「田畑(たはた)」、「船歌(ふなうた)」、「被災(ひさい)」、「人たち(ひとたち)」、
「骨なし(ほねなし)」、「鼻息(はないき)」、「羽根つき(はねつき)」、
「火消し(ひけし)」、「発育(はついく)」、「不似合い(ふにあい)」、
書きづらいところはありましたか? お手本と見比べてみましょう。
「たはた」の「た」から「は」は、鈍角になりますので、「た」を少したわませましょう。
「ひとたち」の「と」から「た」は変規で、その後、「た」から「ち」は正規で書きます。
「はないき」は、「ない」を使えましたか? もしくは、「はな」と「いき」で分けて書いても大丈夫です。
では、もう少しだけ頑張りますよ~。後半のパート2です。
「ほのかに」、「捕獲(ほかく)」、「平気(へいき)」、
「朝日に映えて(あさひに/はえて)」、「福助(ふくすけ)」、「平素(へいそ)」
書けましたか? 最後のひと押し、途中で辞めずによく頑張りましたね。
「ひけし」の「け」から「し」、「ふくすけ」の「く」から「す」は変規です。
課題
それでは、今日は少し課題を出しておきます。
今日の前半と同じ読み返しの課題です。以下の速記文字を国字に直してみてください。
また、余裕があれば、その自分の国字を見ながら、もう一度速記文字で書いてみてください。とてもいい練習になりますよ。
いかがでしたか? 解答は次回にお示ししますね。お楽しみに♪
それでは、今日はここまでといたしましょう。次回は ま行です。
レッツエンジョイ速記文字!!
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