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もう座高をはかっていないだなんて!

突然ですが、皆さん、座高の高さをはかった経験はありますか?

私の場合、小学校や中学校のころまでは、たしか学校の定期健診などではかっていたような気がします。

少し前、とある研究会の記録をとった際に初めて聞いて驚いたのですが、2015年から座高の計測が廃止されており、今の子供たちは、身長ははかっても、座高ははからないんだそうです。びっくり!

確かに、よくよく考えてみると、座高をはかる意味って特にありませんもんね。

とはいえ、体重や身長が違うのと同様に、座高の高さも当然人それぞれ。身長とのバランスで、足が長いと胴が短くなり、さらにお尻が小さければ、座高は相対的に低くなるはずです。猫背なのか、姿勢がよいのかによっても全然違うことでしょう。

その昔、内臓がしっかり成長すると胴が太く長くなると考えた人がいて、徴兵のための身体測定や学校での定期健診などで、内臓の発達具合を調べるために座高をはかったのではないかといった話でした。

今はもっぱら栄養過多で、肥満を避ける方法ばかりが話題になりますが、栄養状態が十分でないころの日本では、みんながっしりどっしりした身体になりたかったのかもしれませんね。

このときご講演をなさった早稲田大学橋本一径先生のお話ったら本当におもしろくて、もっともっと脳みその端っこをチクチクされるようなことをたくさんおっしゃったんですが、何しろ私はのんきな記事を書きたいので、今日は座高のお話のみにて失礼をば。


橋本先生のお仕事をもっと知りたいという向上心豊かな方には、こちらをどうぞ。


でも、こんな話って、いくらでもあるんでしょうね。今まで何も考えることなく常識と思っていたことが、ある日突然変わるみたいなこと、最近よくあるように思います。

「座高をはからなくなった」って、そんな大したことではないように思うかもしれませんが、そうやってぬるいところから順番に少しずつ変えられていき、ふと気づくと取り返しのつかないところまで変えられているようなことが実際にあるので、気をつけなければいけません。なかなか気づけないんですけどね~。

危機が迫っているのに、変化がゆるやかなためにそれに気づかず漫然と暮らし、まずいと思ったときにはもう既に手遅れといった「ゆでガエル」状態にならないように、政治、経済、世界に澄んだ目を日々向けていたいものです。


そういえば、そのとき先生から、殺虫剤によるミツバチの大量死の例をもとに「無知学」の話があり、これも非常に印象深く聞きました。

今社会に広く発表されている科学的なデータの中には不正確なものがあり、多くの人たちに対して、何かを隠蔽しようとか、誤解させようとしている場合があるといった話でした。

例を知れば知るほど納得しますので、無知学の本を何冊かご紹介しておきましょう。


ただでさえ忙しい毎日の中で、この膨大な情報の海から私の書いた文章を読んでくださったあなた

ありがとうございます。きっといいことありますよ!! 私が心から祈念しておりますので間違いありません❤

考えることをあきらめず、エコーチェンバーやフィルターバブルに陥らないようがんがん自分の常識を突き破り、しっかり前を見据えて生きてまいりましょう^^



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